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2005年

志木ららぽーと7Days5日目

今日は朝天気がよかったので、ちょっと春っぽい服で外に出たら、ちょっと寒かった。午前中にスタジオに入って、作詞をした。なんの詩かというと、31日のグランドフィナーレでパーフォーマンスの人やカレーマンやらぴかさんやジャジャさんというバンドの人とセッションになる。その一曲が英語の歌なのだが、それを直訳ではなく、新たな詩を書いてくださいと言われた。そこで、今までのららぽーとへの感謝の気持ちを込めて、詩を書いた。今日も黒澤さんの車で会場まで向かった。リハーサルの時にすでにお客さんが集まってくれた。なんだか最近リハーサルをやっていて思う、「本番」という変な緊張でつまらないステージになってしまうなら、リハーサルのようにリラックスして、歌った方が伝わるのかも?そして、今日は本番もリラックスしてやった。衣装も春っぽくピンクを着たりして・・。平日というのにすごい沢山の人が聞いてくれた。リクエストコーナーもやって「恋しくて」や「Forever」「世界に一つだけの花」を歌った。途中で2階から声をかけてくれる人もいたりして、僕も返事をしてしまって、楽しいステージだった。2回目のステージもリラックスしていた。新曲も披露した。今日は「あなたが消えてゆく」という切ないバラード。今までにないマイナーコードのミディアムテンポの歌で、本当に初披露だったので、すごく緊張したが、歌っていてすごく入り込めた。これってすごくいいかも!?なんて感動してしまった。リクエストコーナーは「瞳を閉じて」と「想い出がいっぱい」「雨のサンディ」を歌った。「瞳を閉じて」は歌い出しのキーが高くて歌いながら「このままではサビが出ないかも?」なんて不安で歌っていたら、案の定出なくて、途中でやめてしまって「歌い出しのキーが高すぎたねー」と会場大受けで終わってしまった。後半は槇原敬之さんの「もう恋なんてしない」を歌った。この歌詞の世界は「さよならも言えなくて」に通じるものがあると思います。その後で歌う「さよならも言えなくて」は心を込めて歌えた。今日はリラックスして本当に楽しいステージが出来ました。最近はこの5日間の間だに出会った人が、何度も来てくれて、「続ける事ってすごく意味がある」と実感しています。本当にありがたいです。最近はテナントの店員さんも沢山見てくれて、ららぽーとの2階が一つになっているようで嬉しくなります。ステージの最後に「あと残す所2日となりました」と言った後、自分でも寂しくなりました。「えー!あと2日で終わりか・・・」と実感してしまった。7日間って長いと思っていたら、気づいたら明日と明後日きて終わりか。いつも「閉店セールという事でやってます!」と言いつつあまり実感してなかったけれど、今さら急に切なくなってきた。でもあと2日あります! がんばって歌います。...

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志木ららぽーと7Days4日目

週末も終わり、いよいよ最終の週の始まり。朝から雨でちょっと切ない感じだったが、「がんばろう!」という意気込みで志木に向かった。昨日までとスタッフもかわって、今日から最終まで黒澤さんがついてくれた。向かう車の中で「やしきたかじん」っていいよ!って話しになって、聞かせてもらった。確かにしっとりとした歌で、詩の世界も大阪の言葉や、子供のような男と、強がりな女と統一感があって、すばらしいと思った。到着していつものようにリハーサル。すると、たちまち、人が集まってきてくれて、まだイスも並んでいないというのに、すでに階段で聞いてくれている人がいて、曲が終わると拍手がきた。リハーサルで拍手をもらうと、嬉しいやら、ちょっと照れくさい感じがした。今日から本番の時間も遅くなって、15時と17時だった。イスに座って、弾き語りで演奏した。途中に尾崎豊さんの「ILoveYou」も披露した。最後の歌で「生のドラムやベースやギターを入れた音で、さよならも言えなくて、をお届けします」と言ったのに、なんと機械の調子が悪くて、生ギターで弾き語りで演奏した。2回目のステージでは、新曲の「あのお化け屋敷はまだあるのかな」を歌った。楽屋でららぽーとの人と話していて、「あと3日ですね」と言われて「もう半分過ぎちゃったんだ」と寂しい気持ちになった。最近では、掃除の人やお店の人と毎日会うものだから、顔見知りになってきて、本当に終わってしまうのが、寂しく思えてきた。でも、まだ終わりではない! あと3日、一生懸命がんばります。 帰りもまだ雨が降っていた。きっと最後に向かって、神様も涙を流しているのかな?でも、きっと最後の日は新しい出発に向かって、光をくれるでしょう。昨日の夜の話になってしまうが、松井君と金井とちょっと食事がてらに飲んだ。その時に色々な愛の話しや人生の話しになった。「生きているって、それだけで大変だよね」と誰かがつぶやいて、みんなしみじみうなずいてしまった。「でも、だからこそ、本気の愛を求めるのであって、本気の人生を歩こうとするんだろうね」とまた誰かが言った。本当に人生って不思議ですよね、悲しかったり、楽しかったり、楽しい分、また悲しくなったり・・・。でも、それが人生そのものなのでしょね。これからもそんな、人生の一瞬一瞬を描けるアーティストになれるようにがんばっていきます。明日もがんばろう!!...

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志木ららぽーと7Days3日目

さて今日は閉店セールの最終日曜日でお客さんもたくさんいました。リハーサルの時はギターとピアノ(松井君の)でやっていたけど、途中で「ピアノと歌だけで今日は伝えよう」という事で、楽器はピアノのみ、そしてイスに座っての歌で披露した。共演は「らぴか」さんという幼稚園の先生方で、アンパンマンの踊りとかをやる、楽しい方たち。1回目のステージは「Dreamer」ではじまり、「足でまとい」と続いた。そして「涙そうそう」 「さよならも言えなくて」「ChangeMyHeart」でした。2回目は「星空に魔法をかけて」。懐かしい曲で始まった。そして、新曲の「明日から」という歌。ポスターの「ヨン様風」の話しをして、「そのポスター見てると冬のソナタが聞こえてきそうでしょう?」と言っていたら、松井君が予定ないのに、イントロを弾き始めた。絶妙はタイミングだった。ピアノのみ、というのと、イスに座ってじっくり、というので、すごく新鮮な気持ちでステージが出来た。「譜面ばっかりみていて、ふっと顔を上げたら、すごいお客さんが沢山いて、びっくりしましたよ」と松井君が言うほど、1ステージ目の最後は沢山の人が集まってくれた。衣装も2日とも、花柄で「さくまひできと花がらーず」と呼んでください、と言って大受けだった。帰りはすっかり遅くなって、外は暗くなっていた「寒いかな?」と思ったら、全然そんな事もなく「暖かくなったねー」と言いながら帰った。明日は4日目、一人での弾き語りです。新曲はなにをやろうかな?なんて今から考えてます。お楽しみに!!...

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志木ららぽーと7Days2日目

2日目のステージです。今日は小野滋久のベースを入れてのライブでした。野外の広場では「カレーマン」という5人組がイベントをやっていて、楽屋も一緒で同年代で、楽しかった。今日は「いちご白書をもう一度」と「青春の影」をカバーで取り入れて、2回目のステージはアンコールもあって、最後に懐かしの「MySongforevryone」を歌いました。新曲は「雨のサンデイ」を披露。すっごく天気がいいのに、雨の歌って変だったけど、このステージのアドリブがきっかけで生まれた歌なのでやってみました。明日の新曲は「明日から」という歌をやってみようかなと思っています。明日は松井清をピアノにむかえてがんばります。今日はライブ終了後にららシネマ(映画館)のイベントの植木等さんのファンが語るトークショーを観ました。小野も僕も植木さんには大林監督のパーティーでお会いしているので、すごく親近感のある話しで、楽しかったです。...

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志木ららぽーと7Days1日目

いよいよ始まりました!3年間お世話になった志木ららぽーと7デイズライブ!今日から閉店までの1週間、毎日感謝の意味を込めて、ライブをやります。思えば、色々な事があった場所です。2002年当時は、ちょうどストローのドラマー「山地」が脱退して、これからどうやって活動していこう?と悩んでいた時期でした。3人になって、どんなライブをやったらいいのか、悩んでいた。そんな時に初めてここで4月に演奏した。反応もよくて、「なんとかやっていけるかも」と思えた場所です。同時に「さよならも言えなくて」のインディーズ盤が発売になる前に、この日に先行発売したのも覚えています。「さよならも言えなくて」が「いける!」と実感したのもこの場所でした。そんな話しもふまえて行った初日でした。途中はリクエストで、「アンパンマン」や「涙そうそう」「島唄」とかも演奏した。そこで、予定になかったのですが、沖縄つながりで、1年くらい前に作った曲「三線の唄」を披露した。これから7日間!がんばってやっていきます。出来れば、毎回違う新曲をやっていければ、というのが目標です。明日は土曜日という事で小野と2人でやります。写真は楽屋での練習風景です。色々散らかしてすいません・・・。...

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むさしの村

今までで一番「お客さんが沢山いる」って感じのむさしの村でした。朝はすっごく風が強くて、リハーサルも出来ないくらいで、今日は館内でやった方がいいかな?なんて思っていたら、別のステージで「プリキュア」(アニメヒロインの子供ショー)のリハーサルをやっていて「負けてられない」という事で強風の中、リハーサルをした。今日は小野と2人だった。本番の頃にはすっかり風もやんで、最高のライブでした。...

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3/9白岡中学校3年生を送る会(本編)

昨年11月12月で行った「ふるさと埼玉、全市町村90カ所ライブキャンペーン」の時。白岡駅で偶然出会った白岡中学校の生徒さん。新潟の中越地震の募金をがんばっていた。僕もキャンペーンはじまったばかりで、この先どうなるか不安だったが、こうして同じ駅で一生懸命、人に何かを訴えるという事は同じだと思った。その日のCD売り上げは全部、寄付した。そして、仲良くなって、12月の大宮ソニックのコンサートも生徒さんも先生もいらしてくれた。そんな小さな出会いがどんどんふくらんでいき、3年生を送る会の出演が決まった。今回のメンバーも昨日と同じく5人編成だった。本番が午前中だったので7時半に集合だったが、気合い入りすぎて7時前に学校についてしまった。すぐに斉藤君も来た。彼も気合いが入っていた。なんと斉藤君は白岡中学校の吹奏楽部の講師もやっていたのだ、しかも今日は斉藤君の曲を披露するのだ。斉藤君が作曲した「ドキッ胸キュンマーメイド」というサックスの曲がある。この曲をここの生徒さん2人が演奏して、コンテストで金賞を受賞したのだ。その生徒さん2人を交えて、披露する事になったのだ。メンバーも到着して、スタッフも到着。リハーサルが始まった。途中で10分間の休み時間に斉藤君の曲のリハーサルを生徒さんを交えてやった。2人とも緊張していたが、演奏はすばらしかった。「先生(斉藤君)よりうまいよ」なんて言ったら困った顔をしてしまって、おかしかった。リハーサルも終えて、楽屋にいると校長先生、自らご挨拶に来ていただいて、嬉しかった。11時に本番が始まった。照明が消えて、メンバーが出ていく、僕は1テンポ遅く出ていくのだが、ドラムのリズムが始まった時点でひできコールになっていた。袖にいてその盛り上がりが聞こえて、ものすごくテンションが上がった。舞台に出ると大歓声。「出会えてよかった」で盛大に盛り上がった、挨拶のトークに入った。みんな「サングラス」取ってとか「ギターちょうだい」とか中には「彼女いるの?」とか叫んでいて、僕のトークもどんどん盛り上がっていった。「friend」の時もみんな手拍子してくれた。そして校歌を僕らなにのアレンジで披露した。最初はピアノから入ってしっとり歌っていると、みんなも一緒に歌い始めた。いよいよ斉藤君の曲の時間になった。リハーサルよりももっと緊張した表情で2人だ出てきてくれた。2年生の女子で一人はソプラノサックス、もう一人はアルトサックスだった。「金賞取った感想は?」と聞くと2人とも「うれしいです」と素直に応えてくれた。「では、行ってみましょう!」ポップなナンバーの「ドキッ胸キュンマーメイド」が始まった。やっぱりはじまるとさすがばっちりの演奏だった。後半は斉藤君の後押しもあって、最高のセッションだった。「次はみんなに歌ってもらうよ」と言ってオレンジレンジの「花」を歌える人を募集した。色々な生徒の名前は推薦で出てくるのだが、なかなかステージに来てくれる生徒がいなかったが、やっと男子2人女子2人が出てきてくれた。そしてみんなで「花」を歌った。そして、人生や夢についてのトークをして「三つの願い」「さよならも言えなくて」を歌った。みんな曲を知っているようで、口ずさんでくれる生徒さんもいて感動した。最後は「Goodちょっとパラダイス」で盛り上がった。あまりに盛り上がり過ぎて、後半から僕は2階の通路の所から歌っていた。演奏が終わるとすぐにアンコールが来た。中には「チェンジマイハートやって!」と曲を知っているようでこれもまた嬉しかった。「ちょっとくらい嫌な事があっても前向きにがんばっていきましょう、最後にチェンジマイハートを歌ってお別れします、本当にありがとう!」と言って歌った。2番からは「後ろのほう、いくぞ!」と言ってどんどん後ろまで言った。2年生は手を振ってくれるし、1年生は握手してくれるし、しかも手を繋いで引っ張ってくる生徒もいて嬉し困った感じだった。一番後ろにはPTAの方がいて「どうも」と言って歌の最中なのに挨拶してしまった。あっという間の70分だった。最後は花束もいただいた。本当にちょっとの出会いから始まった、大きなコンサートだった。お昼はなんと給食を出していただいた。というか僕らが給食が食べたかったという事もあるのだが。久しぶり(××年ぶり)の給食は本当に美味しかった。食べ終わって先生方に挨拶をして帰った。本当に最高の出会いだったと思う。しかも数々の偶然が重なった事もあった。斉藤君がここの吹奏楽の講師で、顧問の先生が斉藤君の中学時代の恩師だったらしい、しかも嬉しい事にその先生に「さよならも言えなくて」が気に入っていただけて、なんと吹奏楽部で演奏してくださるというお話もあるのだ。是非聞いてみたいですね。楽しみ楽しみ。そして、白岡中学校の先生に行田の方がいて、音響の黒澤さんのご近所だったり。偶然ってきっと神様が与えてくれた必然なのかもしれないですね。こうして2日間続いた学校公演が終わった。終わった時間は午後2時で、いつもならこれからライブって感じですが、体は大夫疲れていたようで、帰りの車(小野、松井、金井と僕)はやけに静かだった。でもみんな今日のことを思い出しているのだろうか、ステージの事を色々振り返って話しをした。「眠い・・」大成功したコンサートの安心感からだろうか、急に眠気も出てきた。さっきまでなんともなかったのに、「やっぱりステージはミラクルなんだよ」と小野が言った。ステージに上がるとなにもかもがパーフェクトになる。たとえおなかが痛くても眠くても、疲れていても、ステージに上がると嘘のようにパーフェクトになる。それをステージはミラクルと呼ぶのだ。「じゃ今頃黒澤さん足すごい痛いんじゃん」と言ってる所に電話がなった。「今日は最高だったね、しかし足が痛くてさー」黒澤さんの疲れ切った声に僕らもみんな笑顔になった。「ちゃんと病院行ってくださいね」「明日行くよ!」急に弱きな黒澤さんはステージはミラクルじゃなく、音響ミキサー前はミラクルかな?なんて言った。でも本当にちゃんと見てもらってほしいです。電話を切って走っていると、なんだか足がつってきた、寝不足だとよくなるのだ。「うわー 足がつりそう!」と僕が言うと、松井君が「もう年なんですかねー」なんて言った。「暖かいからコーラ飲みたくなっちゃったね」と小野が言ったので「足の休憩に販売機の前で止まるよ」と僕が言った。みんなでコーラを買って飲んだ。「しかし中学校生って若いですね、さくまさんはいまいくつでしたっけ」と松井君が言った、その瞬間、ふたを開けていないコーラの缶を松井君が落とした。「ほら!そんな事言ってるからばちがあたったんだよ」窓を開けると春の風が優しく吹き抜けた。みんなの笑い声が、ゆっくりと水色の空に溶けていった。まだがんばっていけるだろうか?そんな不安もあったりするが、今回は教頭先生に黒澤さんに、偶然のような出会いに、そしてすべての生徒さんのまなざしに勇気をもらえた2日間でした。...

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3/8行田見沼中学校 3年生を送る会(本編)

3年前くらいに神奈川は厚木の睦合中学校でやって以来の学校公演です。最初は明日の白岡中学と予定がダブってしまったのですが、教頭先生がものすごくいい人でわざわざ予定をずらしてくれたのだ。3年生を送る会でのゲストという形だった。僕と教頭先生はずっと昔から知り合いで、先生もギターを弾く人なのだ。夏の行田浮城祭りを見に来ていただいた事がある人はわかると思いますが、ベンチャーズの曲を演奏している「ロック54」のリードギターリストなのだ。やっと実現した夢のコンサートだと僕は今日の日を思った。しかも音響&舞台の黒澤さんの母校で、大夫協力して今回の話しを実現にいざなってくれた。前日から音響照明チームは仕込みをしていたので、朝僕らが到着すると、体育館に立派な舞台が出来上がっていた。到着した時点ですぐに教頭先生が走ってきて「さくまさんありがとうございますー」とすごく腰がひくく、僕もどんどん腰が低くなって、地面に付いちゃいそうだった。楽屋の案内もしてくれて、さすがギターを弾く先生でけあって「ここに鏡があります」とか「コーヒーはここです」「トイレはこちらです」とかまるでコンサートのイベンター並に案内してくれた。今回のメンバーはドラム:山地厚臣、ベース:小野滋久、キーボード:松井清、サックス:斉藤尚久 という豪華なメンバーだった。リハーサルも無事終わって、楽屋で待機だった。すると教頭先生が「お弁当ですー」と言って持ってきてくれた。「今日は埼玉古墳のそばにあるお店に特別に頼んで作ってもらったお弁当だから美味しいですよ!」と言ってくれた。いろいろ冗談もとびかって、小野と先生の冗談バトルみたいになってすごく楽しかった。午後からいよいよコンサートが始まる。生徒さんが体育館に入る前に舞台袖に入っていた。照明がおちていよいよ本番が始まった。僕以外のメンバーがステージに出ていき、山ちゃんのビートからはじまった。そして、僕が出ていく、・・・するとちょっとノリが悪い「やばい!」と思った。このままの雰囲気では楽しいコンサートも中途半端になってしまう。なんとかがんばって「出会えてよかった」「声がキキタイ」を歌った。そして、初めのトークで、僕は吹上のフライ屋なんです、とか「盛り上がってるかい!」「イェーイ!」掛け合いをやって、どんどん生徒さんがノッてきた。きっとシャイなだけなんだという事がわかった。そして「friend」。3年生を送る会にぴったりの歌だった。次に校歌を歌った。普通に歌うのではなく「僕らなりにアレンジしてきました!」と言って松井君のピアノからしっとりと始まって、バラード風に歌った。これにはみんなも喜んでくれた。そして2番からリズムが入って盛り上がっていく。コードも付け替えておしゃれな感じの校歌を歌い終えた。「校歌好きになった人!?」と言うと大きな拍手がわいた。そして生徒をステージにあげて、オレンジレンジの「花」を歌ってもらった。3年生の男子生徒が2人出てきてくれて、しかもばっちり歌えていた。会場もどんどん盛り上がって行った。そして命や夢についてのトークをして「三つの願い」そして「さよならも言えなくて」を2曲続けて歌った。みんなじっくり聞いてくれた。最後は「Goodちょっとパラダイス」でダンシング。みんなが一つになって盛り上がった。最後は斉藤君のサックスと僕のエレキギターの掛け合い。絶好調の中、ステージが終わった。最後に花束までいただいた。アンコールの拍手が止まなかったが、時間がなくなってしまって出来なかったのが残念だった。ステージ袖にいると、教頭先生が来てくれた、そこで短い階段でちょっと足を滑らせて「いやーあまりよすぎて、感動してよろよろしちゃいましたよー」なんて言ってメンバーみんな大爆笑だった。そしてまた教頭先生の案内で楽屋に戻った。体育館でのすべてのイベントが終わってから後かたづけに入った。今回はものすごい数のスピーカーなので大変だったが、生徒さんも先生も手伝ってくれて本当に嬉しかった。体育館の扉を開けるとすぐに階段で、そこから下に降ろして、トラックに積み込むという流れだった。目の前に武蔵水路が流れていて、夕日がものすごく紅くて、きれいだった。ところが事件はこの後、起きた。機材は決して軽いものではない、だからみんな真剣に運んでいるのだが、ちょっとしたミスで大事故になる事もある。なんと巨大なスピーカーが音響チーフの黒澤さんの足の上に落ちてしまった。うずくまってしまって動けない黒澤さんを見てみんな心配した教頭先生も「湿布持ってこようか?」と言ってくれたが、いつも強気な黒澤さん「大丈夫です、」と言ってちょっと休んですぐに積み込み始めた。すべて終了して先生方に挨拶をして、出発した。音響チームはこのまま白岡中学校のセッティングに向かい、メンバーと僕は帰宅するという当初の予定だったが。さすがに黒澤さんの足が心配だったので僕とスタッフの金井だけはそのまま白岡中学に行くことにした。夜8時近くに白岡中学校に着いた。黒澤さんも思ったよりも大丈夫そうだったのと、生徒さんが大勢で手伝ってくれたので、早めに仕込みも終わった。生徒さんが帰った後も、スタッフは残って準備をして結局10時半頃になってしまった。その間も白岡中学の先生がコーヒーを出してくれたり、煎餅を出してくれたりしてすごく親切にしてくれて嬉しかった。そして夜11時頃に学校を出発した。帰りに黒澤さんに「足は大丈夫ですか?」と聞くと「明日まではちゃんと乗り切るから大丈夫だよ」といつも通りに言っていた。プロの根性というのを思い知った。いかなる状況でも、そこにお客さんがいる限り、そこにコンサートがある限り、いいわけもなく成功させる。これがプロなのだと実感した。思えば大夫、昔の話しだが、黒澤さんがなんとなく落ち込んで見えた舞台の日があった。休憩している時に僕は「どうしたんですか?」と聞くと、なんと育ての親が入院していて、夕べは徹夜で病院にいたというのだ、そして今もどうなるかわからない状態。結果的には残念だが、この世を去ったのだが、黒澤さんはその時こういった「この仕事の一番やな所は親の死に目にあえない事かな」作り笑いで言ったその横顔に確かなプロ根性を見た。「きっと明日も根性で乗り切るれるのだろう」僕はどこかで確信はしていた。僕自身もコンディションを整えて、明日に挑まなければならない。明日もがんばろう。この日記の最初に書いたが、やっと実現した夢のコンサートだった見沼中学校。その理由は、教頭先生と3年くらい前に浮城祭りのコンサートで会った時に「さくまくんうちの中学校に資料(プロフィール)が届いたよ」と言った。当時は別の中学校で先生をやっていた。「是非、やってほしいんだけど、なかなかチャンスがなくてね」僕も「いえいえ、是非機械がある時でいいので待ってますので、是非よんでください」と言っていた。それから何度も一緒にイベントに出たりしていて、会うたびにそんな話しになった。「この人なら絶対、かなえてくれる、学校公演を夢から現実にしてくれる」そう信じていた。そして3年。本当に現実にしてくれたのだ。時間が短かったからとか長くかかったからというのは問題ではない。ただ、夢を現実にしていく意識が本物ならば、夢は現実に変わるのだ。本当に「いつかさくまくんのステージを学校でやりたい」そう言い続けてくれた教頭先生に感謝します。生徒さんも喜んでくれたようで、先生も喜んでくれて、そして僕らも楽しかったステージ。今日は最高のステージでした。...

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3/9白岡中学校三送会 写真

changeMyHeartで生徒の中に乱入。握手をして引っぱってくるほどの盛り上がりだった。...

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3/8行田見沼中3送会写真

エレキギターの早弾きも炸裂した...

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