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2006年

土浦WING

ゴールデンウィーク以来の登場、土浦の駅ビル「ウィング」。今日はキララ祭りというお祭りで、街が賑わっていました。飾りも風になびいていて、お店も出ていて、昨日に続いて「祭り!」って感じでした。駅ビルの5階にあるレストラン街にステージを作っていただいての演奏でしたので、1回目のステージは静かな選曲にしましたが、「アップテンポな歌もやってください」というリクエストにお応えして2回目のステージは弾けてみました。浴衣姿で聞いてくれる方もいましたが、さすがと思ったのが、駅ビルの従業員の方がみんな浴衣姿なのです!リハーサルの時は洋服だったのに、本番になったら、みんな浴衣姿で、街のお祭りを一緒に盛り上げるという熱意が伝わってきました。1回目と2回目の休憩の時はビルの屋上からスタッフとみんなで山車を見ていました。獅子舞まで登場していて、「やっぱり祭りはいいね」と声を合わせて笑いました。「日本人の心は和太鼓の音と笛の音が合うんだよ、2回目のステージは和太鼓と笛でやってみよう」という冗談の声に、「和太鼓と笛が入る曲は、玉次郎音頭くらいしかないですよ」と僕が言って笑った。そう考えると、和な感じの楽曲も僕には作れるって事ですよね、しかも玉次郎音頭を作った時は、煮詰まる事もなく、自然に出来上がりましたからね。今度挑戦してみようかな(笑)その時は、やっぱり羽織袴で登場かな(笑)2回目のステージの時に、「初恋の想い出はどんなでしたか?」と男性のお客さんに聞いたのですが、聞いた後に気が付いた、その横に奥さんがいらっしゃたのです・・・。それでも2人とも明るく笑顔でいてくれてホッとしました。サイン会の時も「久しぶりにいい歌に出会えました」と言ってくれる方がいたり、小さなお子さんが「これあげる」と言って、手書きの表彰状をくれたり、嬉しかったです。表彰状の内容は、「あなたはおうたをじょうずにうたいました 平せい18年 8月6日」と鉛筆で書いてありました。いつでもそんな、ささいな事かもしれないけど、僕にとってはものすごい大きなことに支えられています。いつでもみなさんの笑顔に支えられています。どんなに感動する歌で、涙を流しても、最後は笑顔になれる、それが歌の世界のような気がします。僕の歌「この愛のエンディング」の中に「映画だったら、シアターを出れば、またいつもの笑顔に戻れるのに・・」という歌詞がありますが、歌も、5分という短い時間で、聞く人の心に一つのドラマが生まれる。そして、最後は今、という時間に戻ってくる。そして、戻ってきた時には、5分前と明らかにちがう心がそこにある。そんな一コマに、僕の歌がなれたら、これほど嬉しい事はありません。これからも、心のスクリーンにやさしさを映し出せる、そんな歌を歌い続けていきます。舞台から帰る時も、レストランの方、舞台横の美容院の方、みんな笑顔で挨拶してくれました。僕も笑顔でおじぎをして楽屋へと戻りました。舞台から見えない所でも、僕の歌を感じてくれている人が沢山いる事に嬉しくなりました。帰りは夏の夕暮れのお祭り。お祭りを楽しみたいな、という思いと戦いながら土浦駅ウィングをあとにしました。遠くなっていく和太鼓と笛の音を聞いて、スタッフがつぶやいた。「あれ、今日、和太鼓の曲やらなかったねー(笑)」「今度作っておきますよ、ちゃんと羽織袴用意しておいてくださいね(笑)」真夏の太陽が西の空をオレンジに染めていく・・・・。遠ざかるお祭りの音をかき消すように、みんなの笑い声が車の中に響いていた。...

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川島町三井精機夏祭り&行田市深水町自治会夏まつり

今年は梅雨が長かったそのぶん、「ここぞ」と言わんばかりの炎天下の一日でした。川島町の三井精機さんの夏祭りのゲスト出演という事で呼んでいただきました。リハーサルの時は日陰にいないと倒れそうな日射しでしたが、たまには光合成しないと、と思いなるべく日なたにいましたが、やはり倒れそうでした(笑)。共演は演歌歌手の近藤さえさん。テントの下にゴミ箱用の「ペットボトル」「空き缶」等の札が置いてあったので、ふざけて「燃えるゴミ」という札をガムテープで胸に付けて、リハーサルをしている近藤さんの前に見えるように行くと大笑いしていました。さて、本番は14:50~。蝉の鳴き声をバックにはじまったステージ。聞いている方もみんなテントの下にいたので、途中の「Goodちょっとパラダイス」で「僕がそちらまで歌いにいきますね」と言って、歩き回って歌いました。写真を並んで撮る人や、手招きをして「焼酎飲みな!」と言ってグラスを渡してくる人(もちろん飲みませんけどね)みんな笑顔で喜んでくれました。最後の「ただ見つめてただけの初恋」の「夏の蝉」という歌詞が今日の蝉の鳴き声に合っていました。すぐに移動をして、行田市の深水町(ふかみちょう)へ向かった。昨年も出演させていただいた自治会の夏まつり。「また来年もきます!」と言った言葉通り、今年も呼んでいただけました。会場に着くと、こちら側のスタッフが準備万端。リハーサルをして、予定よりも早く本番がはじまりました。ここのイベントは深水町の町内の方がみんな集まって、食べ物もみんな無料で食べて、ご近所付き合いの少なくなったこの時代には、すごく貴重な町だと思います。テーブルにみんな並んで座って、飲みながら、食べながら、盛り上がってくれました。ファンの方も遠くから足を運んでくれて嬉しかったです。今日は90分ステージ。「ここにいるから」「それぞれの旅」「出会えてよかった」「こな雪はスローモーション」と続きました。会場からは盛大な拍手がわき上がって本当に最高でした。途中はカバー曲のコーナー。モノマネもあり、リクエストもあり。「雪国」まで披露しました。後半の「青い地球」の時に事件は起こった。「テレビの中で、ライフルに打たれて」と歌っている時、左の肘にチクリと痛みが走った。ちらっと見てみると、大きな蚊がおいしそうに、僕の血を吸っていたのです。歌っているし、ギター弾いてるし、そのまま歌い続けていましたが、しばらくそこにいましたよ(笑)蚊にしてみれば「飲み放題」みたいな感じだったでしょうね(笑)最後は「ただ見つめてただけの初恋」。終わった後もすぐにアンコールがわき上がった。主催の方から「イエスタディワンスモア、聞きたいな」というリクエストにお応えして歌った。そして、最後にもう一度「ただ見つめてただけの初恋」を歌って、90分におよぶステージが終わりました。その後もカラオケ大会でデュエットに参加したりして、楽しい深水町自治会夏祭りの夜はふけていきました。やっぱり夏はお祭りがいいですね。そして、汗はかいて大変だけど、やぱり暑い方が夏らしくて、いいですね。今日は「夏!」を満喫できた一日でした。...

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地元鴻巣、秋の交通安全ビックイベント決定!!&7/16写真

鴻巣市春の交通安全CMコンテストで、見事入賞をして以来、「鴻巣警察交通課の力になりたい」と考えていました。そしてなんと、秋の交通安全キャンペーンでビックイベントが実現します!!地元鴻巣の学生さんとさくまひできが中心となり、コンサートを開催します。このイベントを通して、そして歌を通して、愛する人を悲しくさせる、交通事故を減らせたらと願っています。当日はさくまひできが作って歌う、秋の交通安全キャンペーン、イメージソングのCDを入場者全員にプレゼント致します。この秋最大のビックイベント、是非お見逃しなく!!9月23日(土祝)鴻巣市 クレアこうのす大ホール入場無料 詳細はまた発表致します。写真:7月16日ソニックシティー「オリオン」を熱唱...

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昨日の別ショット、楽屋にて

ホテルルートインのお部屋を控え室にお借りするのですが、市川和男さんとジョイントの練習をしました。結構まじめな表情でしょう。...

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羽生、ホテルルートイン華のゆ3周年イベント

3周年記念イベントとして、僕と、市川和男さんと、玉次郎、玉姫のジョイントライブでした。ここの支配人さんも、すごく前向きな方で、「3周年なので、大きな事をやりたい」。その熱意で、僕と市川さんのジョイントが実現した。事前に練習とかもしていたので、気心知れていて、朝から「今日はがんばりましょう!」という感じで、みんな笑顔でした。1回目のステージは最初に僕、そして次に市川さん、最後にジョイントで、玉次郎玉姫、そして支配人登場。という形でした。今日は気持ちもなんだかウキウキで、いつもと違う選曲にしてみました。夏なのに「こな雪はスローモーション」そして「家族旅行」。温泉ならではの歌が僕にもあったという事にやっと気付きました。僕のステージが終わり、市川さんの紹介をして、司会みたいな事をやった時も、すごく面白かった。最後は2人で、ジョイントライブ。あらかじめ支配人が選曲してくれた「サボテンの花」「やさしさに包まれたなら」を歌い回しで歌った。途中でハーモニーもたっぷりあって、「2人でグループやろうか!」と言って大受けだった。最後は支配人さん登場、玉次郎、玉姫も登場。支配人さんの作詞による「華のゆパラダイス」で盛り上がった。イベントって本当に楽しいと感じました。本番以外でも、控え室で一緒に練習したり、話しをしたり、遊んだりして、楽しい日でした。大阪から見に来たという方もいて、びっくり!「新幹線できたんよ」という関西弁をまさか、埼玉で聞けるとは思っていなかったので嬉しかったです。やっぱり大阪の方でもライブやらないと!そう思いました。確かに前回「さよならも言えなくて」のツアーの時は、心斎橋筋に半円が出来るほど集まってくれましたからね、近いうちにいきますよ!華のゆ3周年イベント。歌あり、笑いあり、涙あり、ジョイントあり、記念撮影会あり、みんなの笑顔が心に一生残る一日になりました。これからも4周年、5周年と、すばらしい華のゆになっていく事を期待しています。本当におめでとうございます。そして、僕も来年インディーズデビュー10周年です。11年、12年と一日一日を大切にしてがんばっていこうと思っています。華のゆの支配人さん、スタッフのみなさん、市川和男さん、そして一緒に盛り上げていただいたお客様、本当に一日、おつかれさまでした。ありがとうございました。...

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行田浮城祭り 

2000年の夏から、毎年出演させていただいている行田市、浮城祭り。リハーサルは午後の2時から、会場へ向かう途中小雨が降ってきてしまって、ちょっと心配だったけど、本番の時間にはやむだろう、そう信じていました。バンドスタイルだったので、みんなでセッティングをしていると、さっきまでの雨が嘘のように、カンカン照りになってきました。巨大なステージの上は目玉焼きが焼けるほどの、暑さでした。バンドあり、ダンスあり、山車も出て、夜になると賑やかな雰囲気。8時からセッティングをして、いよいよ本番。「出会えてよかった」の稲田さんのドラムビートを聴きながら、舞台裏で緊張しまくっていました。毎年やっているステージは慣れていて、緊張もしないと思っていたのですが、逆に、毎年だからこそ、期待を裏切れない、そんな気持ちでいっぱいでした。ステージに上がると、沢山の方が見てくれていて、一気に気持ちが高ぶってきました。「やるぞ!」心でそうつぶやいて、歌い出した。途中の斉藤尚久のサックス紹介の時に、いきなりセクシーな曲をやりはじめた、僕も調子にのって、舞台で横になって、足をあげてしまった。「ちょっとだけよー」って感じ(笑)。やっぱりドリフ世代がこんな所で出てしまいますね。途中、ピアノと歌だけで披露した「さよならも言えなくて」は歌っていても、すごく心が入っていった。練習はしているものの、松井清も僕の歌も、その時々でまったくちがうアプローチをしてくれる。一言一言の歌詞を発すると、それに応えるように奏でるピアノ。ジャズの世界で、名曲といわず、名演というのがある。曲はいつでも同じだが、その時、そのステージでしか聞くことの出来ない、すばらしい演奏を、名演という。まさに、7月29日の夜、あの場所に生まれた名演だった気がします。最後はみんなもりあがって無事に40分のステージを終わった。すぐにアンコールがきたが、雨が降り始めてきた。それでもステージに上がり、「おやすみ」を歌った。肌に感じていた雨も、次第に穏やかになり、やがてやんだ。夏の夜空まで届いてような感じで、歌いながら感動しました。サイン会も沢山の方が並んでくれて、本当にあたまが下がりました。おかしかったのが、片付けをしている時の事。今回入っている音響照明のJSAという会社、ここの社長さんとは、昔から僕も、スタッフの黒澤さんも御世話になっているのですが、その社長さんが、僕のギターアンプを運んでくれていたのです。慌てて、僕も黒澤さんも「すいません!申し訳ないです!」と言ったら、社長は首をかしげてこっちを見ただけだった。そして、その答えが後でわかった。社長が運んでいたギターアンプは、JSAのものでした。僕のとまったく同じだったのです。かと言って、僕のアンプはすごくわかりやすく名前も書いているのに、2人して、気が付かなかった、しかも同時に「すいません!」って言った事がすごくおかしかった。今日は本当に沢山の方に見ていただきありがとうございました。今年も素敵な想い出が出来ました。また来年も、今年よりちょっとだけ成長した僕が見せられるようにがんばります。...

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つくばLALAガーデン

約2年ぶりに帰ってまいりました、つくばLALAガーデン。ソロになった頃によく歌っていた場所なので、すごく懐かしい気持ちでした。天気は曇り空でしたが、やっぱり雨は降らずにすみました。会場内にはお子さまが乗る機関車も走っていて、テーマパークのような雰囲気でした。地面から吹き出す噴水もあって、賑やかでした。1曲目は「ここにいるから」そして、「ChangeMyHeart」。後半にいくにつれて、沢山のお客さんが集まってくれました。2階のデッキから聞いてくれる方までいて、幸せな30分でした。つくばというと、やっぱり83年の万博を思い出すんですよね、中学1年生だった僕は、たった一人で、常磐線に乗ってシャトルバスに乗って、会場に行った事を思い出します。 巨大な会場に本当にびっくりしました。大きなテレビモニターがあったり、世界最大の観覧車があったり、そこで、お菓子のような宇宙食を食べて、宇宙飛行士の気分を味わうっていうのもあって、お菓子買ったんです。でも、すごく混んでいて、相席の六人・・・僕一人で袋を開けて食べる事も出来ずに、降りてきてから、ベンチで食べたのを覚えています。万博の会場にはコンサート会場もあって、そこで葛城ユキさんが出ていました、ドラマ「スタア誕生」のテーマソング「ハートブレイカー」を歌っていたのを覚えています。その後に出てきたバンドは、名前も聞いた事がなくて、それでも話しが面白いバンドでした。知ってる歌もまったくなくて、それでも僕はずっと見ていました。今思えば、僕が初めて見た「スターダストレビュー」はあの時だったのです。当時は人気もなく、お客さんも葛城さんの方が多くて、それもですごく楽しそうにステージをやっていた姿、それは今も変わりませんね。そんな地道な気持ちで、初心のままで、歌って行ける、それが最後には笑顔になれる道なのだと思います。僕も、同じ地元(隣町ですが)の根本要さんの活動を見習ってがんばって行こうと思います。つくばに行くと、今でも、あの日の想い出が駆けめぐってきます。お店の雰囲気も、スタッフの方も、お客様も、みんなみんないい方達ばかりの、つくばLALAガーデン。また近いうちに歌いたいと思っています。...

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川越水上公園プール&吹上神社夏祭り

今年の夏はなかなか晴れませんねー。今日は川越のプールだというのに、朝から霧雨でプール日和ではなかったのですが、会場に向かって出発。到着する頃には雨もやんで、なんとか出来る事になりました。一回目は11時から、この時点ではあまりお客さんもいなかったのですが、プールの雰囲気を見ると、「貸し切り!」って感じで、逆に曇りの日のプールって狙い目かな?なんて思いました。・・と言っても僕は水泳部だったのにも関わらず、お仕事なのでプールには入れないのですけど(笑)。今度機会を作って来てみたいです。本番の時は、アロアロという売店のスタッフが盛大に盛り上げてくれたので、すごく楽しくステージが出来ました。途中、マンゴージュースをかけた、じゃんけん大会をやったのですが、その時は沢山、人が集まってくれて盛り上がりました。最初から見てくれている方への感謝を込めて、「この後じゃんけん大会やりますけど、今聞いてくれている方だけに最初に何をだすか教えておきます」と言って「グー」にしました。ところが、すっかり舞い上がってしまっていて、最初に「パー」を出してしまったのです。「えー!」という声に「そうだ!グーだった」と気が付いて、「今のは無しにします!後出しがいたので(笑)」と勝手な理由を付けてもう一度やりました。(なにも知らずにあいこで残った方、すいません・・・)お客さんは少なかったけれど、それでも最初から最後まで聞いていてくれる方は本当にありがたいです。歌っている時も、そういう方ってちゃんと見えていますよ。ありがとうございます。さて、プールを後にして、次は地元、吹上神社の夏祭り。毎年出演させていただいいるのですが、今年は行ってみてびっくり!出店がないのです・・・。2日間のお祭りの初日だから、という事もあるのでしょうけれど、例年だったら2日間とも賑わっていたのに、、、残念な気持ちでした。でも、そんな事言っていられない。地元の僕こそが、お祭りを盛り上げないと!そう思って、精一杯歌いました。途中、中学の時の同級生も来てくれました。やっぱり照れますねー・・最後はアンコールまで来て、最高のひとときでした。終わった後も、懐かしい友達と舞台裏で昔話しに華が咲きました。吹上祭り、といえば、夏休みの最初にやってくる大きなイベントでした。子供の頃も、歩行者天国になってしまうので、家から歩いて行くんです。途中田んぼでカエルが鳴いていて、それを通り過ぎると、御神輿を担ぐ声が聞こえてくる。射的、輪投げ、たこ焼き、リンゴ飴・・・テレビのヒーローの小さな人形にヒモが付いていて、それを首からさげる、中には砂糖が入っていて、たまになめながら歩く、そんなお祭りが大好きでした。帰りは、また静かな田んぼ道を帰り、そこでカエルの鳴き声をまた耳にすると、妙に寂しくなって・・・・今はその田んぼもなくなって、賑わっていたお祭りも形を変えて行く。時代のせいにしてしまえば、話しは終わってしまうが、あの頃の想い出ってすごく心を豊かにしてくれていたような気がします。あの頃はよかった・・・・だけでは昔話しになってしまいますので、これから何が出来るか、どんなふるさとを作っていけるか、それはきっと僕らの年代にかかっているのかもしれません。僕が出来る事は、歌を歌って、心に伝えていく事しか出来ませんが、いつでも人間らしくいられるように、心まで入っていける歌を作っていこうと思います。帰りにお祭りの実行委員の方に挨拶をした。「すごくいいステージだったよ!さすがだね、これからは若者で街を作っていかないとね!」と笑顔で言ってくれた。また来年も、今よりもちょっとかもしれませんが、成長した「さくまひでき」を見せられるように、ふるさとを大切にして、がんばっていきます。...

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ソニック写真

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71カ所目、さいたま市:大宮ソニックシティー

「達成です」そう言いながら各市町村の名前を叫んできた「ふるさと埼玉全市町村71カ所ライブキャンペーン」もいよいよファイナル。4月29日、吉見町から駆け足のように過ぎてきた2ヶ月半でした。思い返せば色々な想い出がありました。気球に乗って歌ったり、雨が突然降り出したり、おまわりさんに止められたり、雷が鳴ったり、タクシーの運転手さんが車を降りて見に来てくれたり、そして沢山の方が僕の歌に足を止めてくれました。そんな想い出を噛みしめながらのコンサートでした。朝は5時半に起床、会場の大宮ソニックシティーには7時半に到着。すでにスタッフは集まっていて、搬入の準備が整っていました。ソニックシティーはもう何度もやっている場所で、しかも照明も音響もみんな不動の仲間でやっているので、慣れたものでした。午前中のうちに楽器が並んで、コンサートの格好になっていました。順調に進んでいた準備だったが、トラブルが発生した。今回は特殊効果で花火を使う予定でした。もちろん既に特殊効果のスタッフは花火のセッティング済み。そんな時に火薬を使う許可が必要な事が判明。消防の条例で火薬使用の承認がおりなければ、絶対に使う事が出来ないのだ。承認を得るには消防署のセンターに行って、書類を沢山書きまとめて、受付してもらって、その後10日はかかるくらい厳しいものなのだ。「仕方ない、火薬の演出はなしにしようか」そんな事を話している所に僕は「今から行ってきましょう、消防センターに」もちろん休日の受付はしてくれないし、簡単な書類しかないし、ましてや今日使用!絶対に承認がおりない事はわかっていた。でも、なにもしなければ演出はなしになってしまう。だったらやるだけやってみよう、という事で、僕はすぐに車を出して、結構遠くにある大宮西消防センターに向かった。祈るような気持ちで到着して、大急ぎで受付に駆け込んだ。幸い人がいて「急ですいません!」と事情を話した。すると「えー今日ですか?」という反応が返ってきた、でも何度も頭を下げて頼んだ。なんとか二階の担当に話しが進んで、僕も階段を駆け上がった。「すいません!今日なんです」と事情を話すと、二人の担当者が書類に目をやりながら、「うん、本当は前もって提出してもらうものですが、今日のこれからでしょ?」「はい、これから歌うんです!」「では、承認印を押しますが、今度からは早めにお願いしますね」と言って、なんと承認がおりたのだ。僕も何度もお礼を言って、扉から出ようとすると、担当の方が笑顔でこう言った。「がんばってよ!」その言葉と承認の印を押した書類を抱えて、ソニックシティーへと戻った。照明の黒須さんと舞台&音響の黒澤さんに、「承認!おりました!」と言って書類を見せると、「奇跡だよ!」と驚いた。「その日におりるなんて聞いた事ないですよ」、とびっくりしていた。だから僕も冗談半分で言った。「相手も人間ですから、心ですよ、マニュアルじゃなくって、心の方が大切って事ですよ」自信たっぷりに言ったあと、楽屋に戻って肩をなで下ろした・・・・「ふぅー よかったー」一番驚いているのは、僕だったかもしれない。さて、これでトラブルも解消。予定通りに時間が動きはじめた。リハーサルがはじまって、各楽器のモニターチェック、そして映像を使うので映像のチェック、すべての流れをリハーサルする。リハーサルが終わって、いよいよ開場。開場の時の舞台裏って、結構緊張するんです。さっきまで、スタッフとメンバーしかいなかったスペースにお客様が入ってくると、一気に緊張感が高まります。もちろんいい意味でですよ。ざわついた客席から聞こえてくる声を舞台袖で聞いていると、「今日もいいステージやるぞ」って思えます。開演5分前になると、だれが合図する訳でもなく、みんな袖に集まってくる。そして、僕を中心にメンバー全員で手を合わせて気合いを入れるのが習慣だ。その時に必ず僕が一言コメントをする。その時によって様々だが、今回も一言コメントがあって、最後に「おー!」で気合いを入れる。ここで今日の各セクションのメンバーを紹介しましょう。ステージメンバードラム:山地厚臣、ベース:小野滋久、キーボード&コーラス:松井清、ギター:吉田修也、サックス、ギター、フルート&コーラス:斉藤尚久。照明チーフ:黒須敦音響&舞台チーフ:黒澤一CDグッズ即売:加須CDショップコメット(松永さん)特殊効果:亜聖プランニングそれ以外にも沢山の方が動いてくれました。開演のベルが鳴り映像がはじまる。1曲目は「出会えてよかった」そして「それぞれの旅」「Mynameis」と続いた。今回はギターを持つ曲が少なく、その分、歌に集中した。お客さんも、蒸し暑い連休の真ん中というのに、沢山の方が集まってくれました。最初のトーク。実はここでコンサートのすべてが決まると言ってもいいくらい緊張する場所。ここの話しで心が繋がらないと、最後までその体温で行ってしまう事がある。いつものようにハンドマイクで歩きながらトークをしていると、会場と段々一つになってくるような気持ちになれた。「成功だ!」心の中で今日のコンサートがいいものになる予感が強くなった。「ここにいるから」「遠い記憶」と続き、ピアノのイントロがはじまる。「僕が僕でいられた日」。僕の声は色々な楽器と組み合わせる事が多いが、やっぱり一番相性がいいと思っているのが、ピアノの音色だ。この歌はそれをフルに生かしたアレンジになっていたので、イントロがはじまると、心が歌に入っていくのがわかるくらい、感情が入っていった。4曲のバラードが終わり、アコースティックの編成になる。楽しいトークもあり、会場も笑顔になっていった。ここでカバー曲、「イエスタディワンスモア」を歌った。カーペンターズは大好きなアーティストですね。カレンの歌声は聞いているだけで涙が出るような不思議な魅力を持っていると思います。日本の男性だと玉置浩二さんが同じ魅力を持ってると思います。僕もそんなアーティストになれるように日々努力しなくては・・・・。英語の歌だったので、覚えるのに何日も費やしてしまいましたが、これも一つの経験として、大切な事ですからね、ちゃんと覚えました。続いて、童謡の「ふるさと」。今回はふるさと埼玉キャンペーンのファイナルですから、ふるさとという事についても表現したかったのです。そこで、心の中にある記憶という名のふるさと、そして場所のふるさと、を2曲続けてみました。アコースティックコーナー最後は、「SweetFlower~サクラ色~」で、みんな踊って歌って、盛り上がった。そして、映像が映し出される。今回のメインとも言うべきキャンペーンの時の映像を10分間に凝縮して放映した。この編集は僕がやったのですが、実ははじめ作っていたら、2時間30分の映像になってしまったんです。ちょっとずつ映像を繋いでいったつもりだったのですが、気が付いたら2時間以上。これでは、コンサートではなく、映画の上映会になってしまう(笑)そして、さらに編集をして10分で収めた。編集をしている時も、「編集をしている」というより、「思い出している」という感じで、一カ所一カ所を思い出していました。(だから2時間以上になってしまうんですよね(笑))映像が終わると、いよいよ「ただ見つめてただけの初恋」。この歌を歌うとやはり、走馬燈のように今までの70カ所の場所を思い出します。歌っていて、目にはソニックのホールが見えているのに、心にはそれと同時に数々の駅前やCDショップ、土手、ショッピングモール、そんな場所が浮かんでは消えて行くようでした。今回のテーマ「光と影」ですが、最近の僕のテーマでもあるんです。「曇り空の人生ではなく、影があってもいいから、光輝く人生を生きたい」嫌な事もなく、かと言っておなかを抱えて笑う事もない、光も射さなければ、影も出来ない曇りよりも、強い日射しの中で、出来る真っ黒な影、でも紛れもなく、すぐ近くに眩しい程の光がある。キャンペーン中に僕の広告を見て、手紙をくれた友人がいた。彼は今、マルタ共和国で本マグロの養殖をやっている。あまり目立たない彼だったけど、海外で成功を収めた彼の言葉を読んで、まさに光と影だと思った。そして昔の楽しかった想い出話しと、今、大成功した彼の話をした。話しながら、本当にあの頃がよみがえってくるようだった。僕も影の時があってもいいから、曇り空ではなく、光輝く場所を見つけて行こうと思います。そして「さよならも言えなくて」後半は「Goodちょっとパラダイス」「YUMEしかなかった」と絶好調。花火も無事に吹き出した。最後の「愛>夢>愛」は大きなクマのぬいぐるみを抱えて歌った。この巨大クマは実は前回12月のコンサートで投げる予定でしたが、演出の都合で熊投げがなくなってしまったので、半年間、僕の家で眠っていたんです。夜な夜な、階段から下りてきては、冷蔵庫の中のハチミツをなめていました・・天気のいい夕暮れは、2階の窓から夕焼けを眺めていました・・・・・・・そんなわけないか(笑!)そのクマを投げた。大きくていつも前の方にしか飛ばないんです。ぶつかってしまった方は本当にすいませんでした。愛>夢>愛の最後でまた打ち上げの花火。アンコールの拍手が響き渡った。アンコールは「たった一人のアンコール」これもギター一本で歌うと心があふれてきてしまう歌です。最後にもう一度メンバーを呼んで、「ChangeMyHeart」を歌った。今まで塗ってきた地図を持って、最後1カ所残った、71カ所目、さいたま市を塗った。塗る時も、いつものように「今日もさいたま市歌わせていただきました、ここで赤く塗りたいと思います・・・・・達成です、ありがとうございました」と言った。いつもは何気なく言っていた言葉でしたが、よくよく考えたら毎回毎回同じ言葉を言っていた事に気が付いた。昨日までは普通に口に出てた言葉でしたが、今日はこのセリフがものすごく大切に感じました。塗り終わって、地図を両手で持って頭を下げた時は本当に涙があふれそうでした。その後メンバーとお客さんも入れて記念写真を撮った。そして、もう一度「ただ見つめてただけの初恋」を歌った。よく考えてみると、71カ所全部で歌って来たので71回、でも時には2回も3回も歌った事があるので、このキャンペーンの間に「ただ見つめてただけの初恋」を100回以上歌っているんですね。その100回、すべてに思い入れがありました。この時に歌った「ただ見つめてただけの初恋」は格別でした。「黄昏の~」と歌い出した瞬間に、2ヶ月半の想い出が浮かんできました。その結果、このファイナルにこんなに沢山の人が集まってくれた。それを交互に見ていると、嬉しくて、感激で、ありがたくて、本当にキャンペーンやってよかった、と思えました。この歌で終わる予定でしたが、さらにアンコール。「オリオン」でふるさと埼玉全市町村キャンペーンの幕を下ろした。コンサートやるにあたって、いつも真っ白からはじめます。まるで塗ってきた地図のように真っ白です。そこに核になるテーマを描いてイメージを膨らましていく。その途中で、黒澤さんにイメージを話す。すると「それは無理だよ」と言われる。どんどんイメージを膨らましていくと、ますます「絶対に無理だよ」となる。でも、最後の最後にはそれをすべて現実に変えてくれるのだ。映像さんも、特効さんも、僕が描いたイメージを現実にしていく。照明さんも、「オリオンで星を出して欲しい」僕の無理な一言に、「えー!!」と言いながら、当日行ってみると、ちゃんと用意されている。きっと僕はいつもゼロを1に変える作業をやっている。でもそれをみんなの力で、かけ算で、2から4、そして8・・・・へと、膨らましていく。今回も沢山の支えで、大成功のコンサートになりました。...

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