9月に伺った時に大盛況で、「また今年中に来てください」というおじいちゃん、おばあちゃんのリクエストにお応えして実現しました。
2回目になる柿田川ホームへの慰問。
前回は前日から静岡県にいて会場に向かったのですが、今回は早朝出発。
4時間半みて出発。
順調に向かって、海老名サービスエリアでちょっと休憩して、沼津インターで下りた。
コミュニティーFMに出ているという事や、ポスターの写真を沼津で撮影した等、なにかとこのあたりには詳しくなってきていましたので、道に迷う事もなく、予定通り会場に到着。
今回もステージの上に、筆で書いた「さくまひできクリスマスコンサート」と書かれた看板があって、嬉しかったです。
準備をしていると、「待ってましたよ!」とか「ひできさん!」とか、次々にみんな声をかけてくれました。
13時30分、時間になったので、ステージに出てみると、まだ全員集まっていないようでしたが、そのまま舞台にいるのも変だったので、そこで、みなさんと会話をしていました。
全員そろった所で「ここにいるから」ではじまった。
もちろん、利用者さんが知ってそうな、歌も選曲して、楽しいひとときは過ぎていった。
職員さんの「冬のソナタ」のリクエストもあって、本当に色々なジャンルの歌を披露した。
歌い終わるたびに、立ち上がって「いやぁー、最近のギターはいい音するねぇ」とか、「声がいいよ!声がいい」とか、会話してくれる方がいて、それもすごくアットホームで楽しかった。
最後はアンコールもいただき、「なにがいいでしょうか?」という質問に、すかさず職員さんが「フレンド!」と言った。
曲名をちゃんと覚えてくれている事がまたすっごく嬉しかった。
花束もいただき、プレゼントもいただき、最後は僕からプレゼントもお渡しした。
帰る時、みなさんが「すっごくよかったよ!」「今日をずっと楽しみで待っていたんだよ」「また、あったかくなった頃に来てくださいね」と、本当に嬉しそうな顔で話しかけてくれた。
僕も「どうぞお元気で!必ずまた、きますから、待っていてくださいね!」そう言って握手をした。
以前ソニックシティのコンサートリハーサルの時に、サックスの斉藤くんと話しをした事があった。
「僕、よく施設の慰問とか行くんですよ」と斉藤君は言った。
初耳だったので驚いたが、僕も僕で「俺も行く時あるよ、秋は静岡の三島まで行ったよ」と言った。
二人で慰問の話しで盛り上がった。
なぜ盛り上がったかというと、二人とも同じ考えを持っていたのだ。
それは、音楽というものの意味だ。
自分の音楽が、だれかの役に立った時。それって最大の意味だと思います。
ちゃんと待っていてくれる人がいる、そしてさくまひできの音楽で、笑顔になってくれる人がいる、感動してくれる人がいる、だから歌う、そして歌いたい。
「お忙しいのにすいません」と気を使って言ってくれる職員の方に、こう応えた。
「いいえ、僕は来たくて来たんですよ」
また来年、ここで待っている人がいる。今から春が待ち遠しいです。
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