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むさしの村

ひさしぶりのむさしの村。朝から雨で、なんでこんなにむさしの村は雨が多いのかな?ってがっかりでした。
でも館内でできるので幸いです。
会場に行ったら、仮面ライダーがリハーサルをしていました。
そしてその後でリハーサルをして、控え室で時間を待ちました。
13時から本番。
ここは緞帳があるので、これが上がる時がすごく緊張しますねー
足から見えていくというのがなんだか照れくさくて、早く顔まで上がらないかなって思ってしまいます。
1曲目は「元気でいますか」今日発売のCDの曲でした。
2曲目は「足でまとい」「Forever」とバラード続き。
途中でリクエストコーナーも入れて、これは本当に予定にないので、ピアノの松井君も結構びっくりしてしまいます。譜面がない曲が来た時の為にシェイカーを用意しているのですが、今回は持ってきてなくて、がんばってピアノ弾いてました。
本番終わってもアンコールが来て、「想い出にレールをひいて」と「Goodちょっとパラダイス」をやった。
最後の最後に今日はワイヤレスギターだったのを思い出して、ステージを走り回りました。
そして緞帳が降りる時も照れくさくて、いつも寝ころんでしまいます。
今日は雨というのに沢山の人が足を運んでくれて本当に嬉しかった。
これがエネルギーに代わる訳ですからね。

無事ライブを終わって、楽屋で休んでいると、雨が一瞬あがったのか、窓の外からツクツクボーシの声が聞こえてきた。
「もう夏も終わりだね」そうつぶやいた。
これから秋。ストローとして本当に寂しい秋になってしまった、チャーリー脱退もあって、たまに空虚感に襲われる事がある。
思えば中学2年の時に結成した「ストリングス」というバンドから、18歳で「ジプシー」(小野滋久がベース)を経て、24歳でソロ活動「愛を感じたい」発売後全国ゆうせん放送キャンペーン達成。25歳で作詞作曲家デビュー。25歳で「さくまひできWithSTEADY」を結成して、あらゆるコンテスト荒らしをして、27歳でストローを結成。その後すぐにドラマー変更、そしてドラマー脱退。
こうして音楽を続けてくると、メンバーと別れる時が一番辛い。そして一番不安になる時だ。だからその度に一人かけた分、どうしようか?って今まで以上のパワーで乗り越えてきた。今回も長い間悩んで来た事が現実になってしまって、これからどうしようか?と考えている。
いつもこんな時に思うのが「自分はなぜ音楽をやっているのか」という自問自答だ。
そして、その時にいつも初心に返る。
小6で初めてギターを弾いた時の感動。中2で初めて歌を作って歌った時のうれしさ。
聞いてくれる人が「いいね!」と言ってくれるその一言が嬉しかった。
難しい事はないんだ、僕は音楽が好きなんだ、いつもそこに帰ってくる。
雨があがればセミは大声で泣く、それと同じように舞台があれば僕はそこで歌う。
そんな自然な気持ちでがんばっていこうと思っています。



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