冬は寒いけど、イルミネーションのライブはなぜか暖かく感じますね。 晴天の中、午前中に会場へ到着。 ステージに機材を組み始めます。 機材を運ぶ時は、小さなお子さんが主役のむさしの村ですから 気をつけてゆっくりと運びます。 照明も持ってきたのですが、ひとまず明るい時間の2回ステージは音響だけ組んで 準備。 看板も風で飛ばないように固定します。 13時から一回目のステージです。 CMソングの「むさしの村へでかけよう」ももちろん歌いました。 一回目のステージで、あろう事か、準備したキーボードを使うのを忘れていて 15時のステージの時にキーボードを弾きました。 そうそう、15時のステージの前に、むさしの村さんにうどんをいただいて、さらにもつ煮まで。 すっごく美味しかった~ むさしの村がある加須は父の故郷でして、ここで出てくる食事はみんな父が作った味に近いんです。 おみそ汁にも、すいとんが入っていたりして、父が作ったカレーすいとんを思い出しました。 さて15時のステージを終えて、次は照明の準備です。 後ろからのパーライトと、横からの照明を組んでシュート。 一ヶ所から電源をとると電源が落ちてしまうので、何カ所かに分けてとります。 でも、まだ暗くなりきっていないので、照明の当たっている位置を合わせるのが大変でした。 ステージからの照明の角度で位置を決めていきます。 そして、16時30分の回。 イルミネーションが点灯するのが、16時30分なので、20分からステージを開始。 一曲歌って、トークをしていると、埼玉県のマスコット「コバトン」が登場してくれました。 会場も沢山の人で溢れています。 そして、いよいよカウントダウンです。 5,4,3,2,1, ゼロで むさしの村、全体にすっごく綺麗なイルミネーションが点灯すると、会場からは「わー」という声がわき上がります。 点灯する時は、僕の持ち込み照明も消して、イルミネーションを楽しんでいただきました。 点灯後もライブが続きます。 ホワイトクリスマスを歌ったり、赤鼻のトナカイだったり、クリスマスソングも歌いました。 小学生くらいのお子さんからのリクエストで「ただ見つめてただけの初恋」も歌いました。 後で知ったのですが、この子のお父さんが僕の「隣の芝生は青く見えなかった」をラジオから録音したものを聴いていてくださっていたようで、それを聴いてこの子も好きになったようです。 しかも今日はライブをやっているのと知らず、帰ろうとした時に僕の声だけを聞いて 「あの人だ!」と言ってステージの方まで来てくださったようです。 嬉しいですね~ ライブが続いて、最後は昨日行ってきた関西の話。 1997年、僕が有線放送を全部、車寝泊まりでまわった頃、神戸に行った時に まだ阪神淡路大震災の何年か後で、三宮の駅前はクレーン車がいっぱいで、ビルの再建が進んでいる事でした。 そんな時に、有線の方が「今年から鎮魂の意味を込めて、ルミナリエというイルミネーションがはじまるから、見ていってはどうですか」というので 見たのです。 すごい迫力でした。 今では冬の風物詩でルミナリエは開催していますが 昨日大阪のラジオで言っていたのですが「あれは阪神淡路大震災の鎮魂ではじまったんやで~」と言っていました。 年月が経つと、その意味も風化していってしまうのでしょうかね。 でも、気持ちが真っ暗になった時に、小さな電球の集まりで、綺麗なイルミネーションを灯す事で、心も明るくなれるものです。 むさしの村のイルミネーションも本当に素敵でした。 最後に歌った歌は「命~2011からのメッセージ」 僕もこの歌もメッセージを風化させる事なく大切に歌って行きたいと想いました。 沢山の方が見てくださって、本当に寒い中 ありがとうございました。 お客様が帰ったあと、誰もいなくなったイルミネーションを独り占めするかのうように 片づけを開始。 最後に照明も消して、車に積み込むまで、むさしの村さんもイルミネーションを付けていてくださいました。 すっごく寒いけど、あたたかい気持ちで片づけが出来ました。 思えは10年以上歌い続けているむさしの村さん、 これからも沢山の想い出を足を運んで見てくださったあなたと 作って行きたいです。 時間は桜の咲く頃にまた歌いたいですね~ (楽屋では電話でのお仕事)