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13.12.22 むさしの村 イルミネーション点灯ライブ (埼玉県)



冬は寒いけど、イルミネーションのライブはなぜか暖かく感じますね。

晴天の中、午前中に会場へ到着。
ステージに機材を組み始めます。



機材を運ぶ時は、小さなお子さんが主役のむさしの村ですから
気をつけてゆっくりと運びます。

照明も持ってきたのですが、ひとまず明るい時間の2回ステージは音響だけ組んで
準備。
看板も風で飛ばないように固定します。

13時から一回目のステージです。



CMソングの「むさしの村へでかけよう」ももちろん歌いました。
一回目のステージで、あろう事か、準備したキーボードを使うのを忘れていて
15時のステージの時にキーボードを弾きました。



そうそう、15時のステージの前に、むさしの村さんにうどんをいただいて、さらにもつ煮まで。
すっごく美味しかった~
むさしの村がある加須は父の故郷でして、ここで出てくる食事はみんな父が作った味に近いんです。
おみそ汁にも、すいとんが入っていたりして、父が作ったカレーすいとんを思い出しました。

さて15時のステージを終えて、次は照明の準備です。



後ろからのパーライトと、横からの照明を組んでシュート。
一ヶ所から電源をとると電源が落ちてしまうので、何カ所かに分けてとります。
でも、まだ暗くなりきっていないので、照明の当たっている位置を合わせるのが大変でした。
ステージからの照明の角度で位置を決めていきます。

そして、16時30分の回。
イルミネーションが点灯するのが、16時30分なので、20分からステージを開始。
一曲歌って、トークをしていると、埼玉県のマスコット「コバトン」が登場してくれました。
会場も沢山の人で溢れています。
そして、いよいよカウントダウンです。



5,4,3,2,1,



ゼロで
むさしの村、全体にすっごく綺麗なイルミネーションが点灯すると、会場からは「わー」という声がわき上がります。
点灯する時は、僕の持ち込み照明も消して、イルミネーションを楽しんでいただきました。

点灯後もライブが続きます。
ホワイトクリスマスを歌ったり、赤鼻のトナカイだったり、クリスマスソングも歌いました。
小学生くらいのお子さんからのリクエストで「ただ見つめてただけの初恋」も歌いました。
後で知ったのですが、この子のお父さんが僕の「隣の芝生は青く見えなかった」をラジオから録音したものを聴いていてくださっていたようで、それを聴いてこの子も好きになったようです。
しかも今日はライブをやっているのと知らず、帰ろうとした時に僕の声だけを聞いて
「あの人だ!」と言ってステージの方まで来てくださったようです。
嬉しいですね~



ライブが続いて、最後は昨日行ってきた関西の話。
1997年、僕が有線放送を全部、車寝泊まりでまわった頃、神戸に行った時に
まだ阪神淡路大震災の何年か後で、三宮の駅前はクレーン車がいっぱいで、ビルの再建が進んでいる事でした。
そんな時に、有線の方が「今年から鎮魂の意味を込めて、ルミナリエというイルミネーションがはじまるから、見ていってはどうですか」というので
見たのです。
すごい迫力でした。

今では冬の風物詩でルミナリエは開催していますが
昨日大阪のラジオで言っていたのですが「あれは阪神淡路大震災の鎮魂ではじまったんやで~」と言っていました。
年月が経つと、その意味も風化していってしまうのでしょうかね。

でも、気持ちが真っ暗になった時に、小さな電球の集まりで、綺麗なイルミネーションを灯す事で、心も明るくなれるものです。
むさしの村のイルミネーションも本当に素敵でした。
最後に歌った歌は「命~2011からのメッセージ」
僕もこの歌もメッセージを風化させる事なく大切に歌って行きたいと想いました。

沢山の方が見てくださって、本当に寒い中
ありがとうございました。

お客様が帰ったあと、誰もいなくなったイルミネーションを独り占めするかのうように
片づけを開始。
最後に照明も消して、車に積み込むまで、むさしの村さんもイルミネーションを付けていてくださいました。
すっごく寒いけど、あたたかい気持ちで片づけが出来ました。

思えは10年以上歌い続けているむさしの村さん、
これからも沢山の想い出を足を運んで見てくださったあなたと
作って行きたいです。

時間は桜の咲く頃にまた歌いたいですね~




(楽屋では電話でのお仕事)





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