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13.12.23 熱海 Cafe Lydian(リディアン)  (静岡)



バジルのShinoさんからのご紹介で、実現したライブです。
熱海でライブをやった事がなかったので、すごく楽しみでした。
東海道の方から来ると道が混むと思い、中央道から山中湖を抜けて、
御殿場から芦ノ湖を通って、十国峠を抜けて、熱海街道でやってきました。
伊豆に行く時はこの道を使う事が多いですね。

熱海の街中に Cafe Lydianさんがあります。
到着してマスターさんが駐車場を案内してくださいました。
僕の車を見て「照明を積んでいるって珍しいですね」と言われちゃいました(笑)

とってもオシャレなお店でしかも禁煙・・・よかった~

リハーサルをして、間もなく本番です。



今回はチケット制ではなく、ドリンクや食事を楽しみにいらして方へ音楽を提供するというライブです。
普段はジャズをやっているというので、僕も緊張。
洋楽を歌ったしてしました。
第一部はギターを歌ったのですが、ちょっと休憩を入れて、2部はグランドピアノを弾いてのステージ。
お客様から見て、背中を向けてしまう感じなのですが、精一杯、音楽をお届けしました。

やっぱりこういうお店はピアノが合いますね~

かと言って、またギターでリクエストとかやったりして
盛り上がりました。
最後はアンコールもいただいて嬉しかったです。

途中のトークで「先日テレビに出て、シェリーさんが着ぐるみに入ってアルバイトをするってやつで・・・」と言うと
「見たみた!」という方もいました。
さすが全国ネットですね~

FM NACK5を聴いて来てくださった方もいたり、埼玉から来てくださった方もいたり神奈川の方もいたり、さらにお店のお客様もいたり、色々な方に帰りに「来てよかった」と言っていただけました。

最初はどうなる事やら、すごく緊張するものですが
最後に「よかった」という言葉ですべてが救われます。

熱海での想い出は実は一つあるのです。
後楽園ホテルで某宝石屋さんのお得様のパーティーがあって、そこで歌う予定だったのですが、ストローというグループだった頃の僕らは、前に入っていたライブが押してしまって、遅れてしまったのです。
社長さんには怒られ、共演の紅白出場した経歴のある演歌歌手を先にステージに立たせてしまった事で、マネージャーさんには怒られ、それでもステージはいいものをやろうと
精一杯やって、すごく盛り上がったのですが、なんとも申し訳ない気持ちでいっぱいのライブになってしまったのです。
実はその頃、全国ツアーを終えてばかりで、そもそもツアーをやる前に「ツアーやって交通費かけて、意味あるのかな」と自問自答していた頃でした。
でも、やってみよう、なにもしないでいるより、まず出来る事をやってみようと思ってツアーをやりました。
そのツアーも終わって、結果なにも得られないように思えて、この熱海の予定が終わったら、しばらく予定もなくて、その熱海のライブもこんな辛い気持ちになってしまって
そんな夜、僕らメンバー3人は1日中なにも食べてなくて、ツアーでもろくに食べてなくて、今日くらいなにか食べようと思って、ホテルを出たのですが、すっかり夜遅くなってしまって、どこもお店やってなくて、一軒だけ屋台のラーメンがやっていて
そこに行くと「何人だい?3人分しかもう作れないよ」というのです。
ちょうど最後の3人部を3人でいただきました。
このラーメンは美味しかったですね~
涙が出るほど美味しかった。

そしてありがたい事に後楽園ホテルのお部屋に泊めていただけて、翌朝
電車で帰るのですが、もうストローとしての予定もしばらくないし
それぞれ自由に帰ろうか・・・という事で
僕は小田原で電車を降りて、散歩してから帰る予定にしました。
一人になって、何ヶ月もツアーやったけど、意味がなかった、そして
予定もなくなっちゃった。 ため息をついたその時、携帯が鳴ったのです。
富澤一誠さんからでした。
「あの、さよならも言えなくてって曲、あれメジャーレコード会社から出せるから」というお話でした。
僕はものすごくびっくりして、小田原の商店街に涙が出そうになったのを覚えてます。
それからフォーライフからCDを発売する動きの予定でまた音楽活動に活気が出てきました。
その時思ったのです。
直接そこにたどるつく行動でなくても、気持ちさえ向いていて
そこへ行く気持ちで出来る事をやっていれば、いつの間にか
その夢に近づいているのだと感じました。

そして、ステージに遅れてはいけない、もちろん前から知っている事ですが
さらに肝に銘じて、そして先輩歌手に絶対に失礼があってはいけない・・・
そういった事を学びました。

あの熱海の日から僕の気持ちはメジャーになっていったように思います。

そんな熱海の思いででした。

そして熱海で、歌えた事
本当に嬉しく思いました。
また是非是非、リディアンさんで歌いたいです。


(ピアノ準備)


(入口にて)



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