kumakuma-blog

12.9.16 ブルーな気持ちをオレンジにツアーファイナル 【第一部】 クレアこうのす大ホール





第一部がはじまる前に弦カルの方とピアノの斉藤さんで写真を撮ったりして
ここでまたわいわいしていました。

緊張したままではいいステージになりませんからね

そして10分くらい前になると、みんな衣装になっています。

僕も紺のジャケットにオレンジのシャツ。
弦とピアノの方は黒いドレスです。

そでにスタンバイするといよいよ緊張が走ってきます。

そんな所へ小野がやってきて、第一部のメンバーに
「いい衣装だね~」とか
「がんばってよ」って言って、空気をやわらかくしてくれます。

こういうところも16歳から一緒にいた小野と僕との、切っても切れない
いい関係なのですよね。

僕以外のメンバーは、シャ幕がおりている中でのスタンバイです。

客電が落ちると「わー!!」という声を拍手が聞こえてきます。

僕のテンションも上がります。

まもなく斉藤真実さんの繊細な高いピアノ音色が響き、ライトがあたります。
そして、弦カルテットの深みのある音色で、「オレンジの想い出」のサビメロディのオープニングです。


まもなく、ピアノの音にあわせて、ここにいるからのイントロ。
そこで僕が登場です。

登場と同時にシャ幕が上がります。

割れんばかりの拍手の中で深い一礼。

そして「ほら、隣を見てごらんよ、いつでも僕はここにいるさ~」と
「ここにいるから」ではじまったコンサート。

この弦のアレンジは松井清君が以前やってくださったものです。
いつもここにいる、そういう気持ちは僕がお客様に対するときも、お客様の気持ちが僕の心を励ますときもありました。
ですので、この歌からはじめたかったのです。


そして「あのお化け屋敷はまだあるのかな」
ここから先は僕が弦のアレンジしたものです。
見事に弦の方が弾いてくださいます。


ここでトークです。
最初にトークが終わるとだいぶ緊張がほぐれるんですよね。

そして「friend」イントロはハーモニカです。
左にしまったハーモニカが最後、右から出てきたのは手品ですかってよく聞かれましたが、この曲はDフラットというキーで歌っているので、最初はDフラットのハーモニカなんです。最後は転調してDに半音上がるので、最後は右ポケットに入れたDのハーモニカでふいていたというわけです。
手品でもなんでもないんですけどね(笑)

friendが終わるといよいよ、今回の第一部の中でも是非聞いてほしかった「オリオン」です。
斉藤真実さんの方を向いて目で合図。
イントロがはじまります。

この曲はテンポ通りではなく、歌とピアノでその場でタイミングをゆらしながら世界を作ろうという事になっていました。

歌声が大ホールの会場へ響くと、ピアノ音色がそれを追いかけていく。

そして、サビから弦が入り、弦のソロ。

最後の「あなたの笑顔は今も変わらず優しいままですか」のあたりからは
心から歌があふれてくる感じでした。



そしてメンバー紹介。
バイオリンは古西芽衣(こにしめい)さん、同じくバイオリン入交彩(いりまじりあや)
さん、そしてビオラ櫻井真理子さん、そしてチェロの佐野まゆみさんです。
ステージだと、真剣に弾いているのです、お客さまにはあまりわからないと思いますが
ステージ裏ではとっても笑顔のステキなみなさんですよ。

そしてピアノの斉藤真実さんの紹介。
靴がとってもおしゃれでステキでした。
靴だけじゃなくて、とってもあったかくてステキな人です。

さて第一部はあと2曲。
僕の歌の中で、ストリングスとピアノがフューチャーされた代表曲
「遠い記憶」「青い地球(ほし)」を歌いました。

遠い記憶、これはイントロからいいですよね~

僕の弦のアレンジって、2番のAメロとかで、チェロがソロで歌とよりそって、ビオラはちょっとぶつかった音が出すポジションにいるんですよね。
ファーストがここぞというフレーズを弾くときは、セカンドがオクターブ下って感じでいつも作っています。

なにしろ4つの音を構成してアレンジするのですから、一曲あたり半日はかかってしまうのですが、弦の音とアレンジって本当に好きなんですよね。

青い地球は僕もアコースティックギターを弾きます。

2005年の代表曲ですが久しぶりに歌う歌でした。

最後はお客様と一緒に大合唱。


こうして大盛況の中、第一部のステージが終わりました。

今回は弦カルテットでピアノという編成を公表していなかったので
驚いた方もいると思いますが、僕もラジオとかで言いたくて言いたくて
黙っているのがやっとでしたが、こうして感動の中、披露することが出来て
本当によかったです。

最後にシャ幕が降りる時に気圧で、幕が客席の方へ行ってしまったのですが
僕があわてて、シャ幕を持って、「OKでーす」と言ってしまいました。

かっこよく決めたのですが、最後の最後で職人になってしまいました(笑)
でも、これもさくちゃんらしさとして許してくださいね(笑)

全6曲の胸が熱くなるような第一部でした。


(ポケットからハーモニカ)







< 前の記事    一覧へ    後の記事 >