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全市町村キャンペーンが始まって、初のストリートライブでした。
２００４年の時と違うのは、電池で動くスピーカーを使っている所です。
歌の抑揚も付けやすいので、前回よりも歌いやすかったです。

１カ所目は鳩山ニュータウン。
西友があって、その前の広場で歌いました。
ここではラジオを聞いてきてくれた方や、友達にすすめられて来てくれた方がいて、感激しました。
歌いはじめると、徐々にストリートライブのカンを取り戻していくのがわかりました。
犬の散歩の途中に立ち止まってくれた方々もいて、最近犬を立ち止まらせるシンガー（笑）として有名な僕は気合いが入りました。
ご近所の方も、通りに出てきて聞いてくれたりして、改めて「ストリートライブもいいなー」と思いました。

終わった後も、犬の散歩をしていた方々が「散歩の最中でお金持ってなかったけど、工面してきましたー」なんて言ってＣＤを買ってくださいました。
小さなお子さん達も駐車場までおいかけてきて、握手をして別れました。

２カ所目は日高市　高麗川駅でした。
歌いはじめると、すぐに聞いてくれる方が現れました。聞いてみると、ナックファイブを聞いて来てくれたのだそうです。
本当に嬉しい事です。
歌っている時も、駅のロータリーにあるお店の方が顔を出して、うなずきながら聞いてくれました。
駅前のラーメン屋さんは、「いつもラジオで聞いてるよ！本人が来たんだね！応援してるからがんばってよ！」と歓迎されました。

３カ所目は鶴ヶ島市　鶴ヶ島駅でした。
駅前は帰宅途中の人で賑わっていました。
時間が来て、準備をはじめると、ぞくぞくと人が集まってきました。
そうです！ラジオを聞いて待っていてくれた方が沢山いたのです。
「ただ見つめてただけの初恋」を歌う時、「黄昏の駅前で偶然に～」の時に、
本当の黄昏空になっていて、大自然が最高の演出をしてくれました。
思えば今日は天気予報では雨だったのですが、最近本当に天気に恵まれております。

４カ所目は坂戸市　坂戸駅
本日のファイナルは、前回も反応のよかったこの駅。
旗を立てて準備をして、最初は小声で「さくまひできです」と言った。いつもストリートライブの時は周りの迷惑を考えたり、最悪は警察が来てしまって終了してしまう事もあるので、小さい音からはじめるのだ。
駅前のパン屋の人が、歌っている僕を見て、頷きながら聞いてくれた。隣りのコンビニの人も普通にしている。駅員さんもチラッと見てすぐに行ってしまった。
このように状況を段々と見極めながら、巨大な音量になっていく（笑）
途中で、タクシーの運転手さんが降りてきて、僕を見ていた。これはさすがに苦情を言われるのかと思ったが、まるっきり反対だった。
「ラジオでいつも聞いてるよ！さっきは鶴ヶ島だったんだろう！がんばってるよね」
と言ってくれた。しかも何人かの運転手さんが降りてきて、僕の歌を聞いてくれた。中には息子さんに電話をして、「今、本人が坂戸駅で歌ってるんだよ！聞こえるだろ」と言ってくれる運転手さんもいた。
ファンの方も駆けつけてくれて心強い気持ちでした。
学校帰りの方、自転車にのったまま聞いてくれる方、本当にストリートは色々な方と出会えて嬉しい限りです。

今までは誰も立ち止まらない駅前で歌っていた事が沢山あったが、今日はわざわざ時間を割いて待っていてくれる方が沢山いました。

ラジオの出演は、僕から電波の向こうにいる人の姿は見えない、そして、リスナーからも声は聞こえても、姿は見えない。
でも、今日は沢山の方と直接会えて、そして、この出会いのすばらしさを知りました。

偶然立ち止まった方も、もしかして偶然のような運命のような感じさえしてきます。
ストリートとしては初日の今日。
本当に楽しかったと同時に、これからも期待が膨らんだ一日でした。

写真は鶴ヶ島駅