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8~11カ所目、上里町、神保原駅&神川町、丹荘駅&美里町、松久駅&寄居駅

5月11日の読売新聞にキャンペーンの話題が出ていました。
ナックファイブの「ナックアフターファイブ」でも随時取り上げてくれる予定です。
本当に嬉しい事が沢山ある今日この頃です!がんばります!!

昨日に引き続きストリートライブの日。

1カ所目は上里町、神保原駅。
2年前のキャンペーンの時は夜遅い時間に人通りの少ない方で歌った。
今回は人が沢山降りる方を選んで歌おうと思いましたが、なかなかいい場所がなくて、自転車置き場のあたりが広くなっていたので、そこで歌う事にしました。
自転車置き場の人に「今、埼玉県の全部の市町村を歌ってまわっている、さくまひできと申しますが、この場所をお借りして歌わせていただけないでしょうか?」と言うと。
「いいですよ」
と快く返事をしてくれました。

歌いはじめると沢山の方が集まってくれました。
ラジオを聞いて来てくれた方、いつも応援してくれるファンの方、通りがかって足を止めてくれた方、ご近所の方。
駅はわりと静かな感じだが、僕の歌っている周りだけは、にぎやかでした。
歌っていると、段々と陽がさしてきて、すごくいい気分でした。
ここの駅の雰囲気は好きですねー。なんていうか、懐かしいんです。僕の最寄り駅は高崎線の吹上駅ですが、そこが昔、こんな感じだったんです。
迷子になって、駅前の赤電話から、いざという時用にポケットに入れておいた10円玉で家に電話したのを思い出します。
歌い終わって、自転車置き場の人に「お世話になりました」と言って神保原を後にした。

2カ所目は神川町、丹荘駅。
この駅の雰囲気も大好きです。
歌いはじめると近所の方がサンダルのまま見に来てくれて嬉しかったです。
駅員さんも「いい歌声の歌手が来てるなー」と笑顔で言ってくれた。
本来ストリートライブは駅前でやると、駅員さんに注意されるものだが、まさか誉めてもらえるなんて思ってなかったので、嬉しかったです。

電車が到着する頃になると、迎えの車が沢山きて、みんな車の中から聞いてくれていた。
電車が到着すると、迎えに来た人と帰ってきた人が駅から去って行く、もちろんみんな「誰が来てるの?」なんて顔で僕の方を見て行くので、「お帰りなさい!さくまひできです!」と声をかけた。

3カ所目は美里町、松久駅。
今回のキャンペーンは2年前の反省を生かして、時間の設定をした。前回は1時間くらい待つ事が沢山あったので、わりとタイトに時間を決めた。
所が、さすがに松久駅でそれが裏目に出てしまった。
到着するちょっと前に車のラジオの時報が「ポーン」となってしまった。
1分遅れで無人駅の松久駅に到着すると、無人駅なのに、沢山の人、人。
みんな待っていてくれたのです。
すぐに準備をして、「ただ見つめてただけの初恋」を歌った。

到着する電車から降りてくる方は「なんだこの騒ぎは」みたいな顔をして改札を出てくる。
近所の方も家の中から、のぞき込むように聞いてくれていた。
木の影で聞いてくれる方、笑顔で聞いてくれる方、じっと見つめて聞いてくれる方、沢山の心が僕を包み込んだ場所でした。

CDにサインをして、握手をして、写真を撮って、次々に帰っていき、ふと気が付くと、シーンとした無人駅。
「あれ?ここってこんなに静かで、駐車場も広かったんだ」そう思わずつぶやいてしまう程、沢山の方が時間を割いて聞いてくれたんですね。

4カ所目は、寄居町、寄居駅。
最近は陽がのびてきたのか、夜7時でも薄明るい。
もちろん歌っている内に暗くなってしまいましたが、人は沢山集まってくれました。
「ただ見つめてただけの初恋」を歌っていると、駅の階段から下りてきた方が、ふと立ち止まって最後まで聴いて行って、最後はCDを手にして「すごくいい歌です!」と笑顔で帰って行った。

小川ストゥーキーのマスター、宮原さんも駆けつけてくれて、差し入れまでいただいた。
宮原さんが見ていると、なぜか小川にいる錯覚をしてしまうから不思議だ(笑)。
本当に沢山の人だったので、一端終わったのですが、アンコールになった。
「では、セッティングをばらしてしまったので、生音でやります」と言うと、ちょうど僕の後ろを通った車の方が「もう終わり!?」と聞いてきた。
今日はこの寄居は最後の会場なので、「大丈夫です、まだやります!」と僕も応えて、準備を再びしなおして、歌った。
するとまた人がどんどん立ち止まって、最後は駅のホームから拍手してくれる方もいた。

パジャマ姿のお子さんを連れて来てくれる方もいて、寄居駅前はものすごくアットホームで、嬉しかった。

白い地図が少しずつ赤くなっていくが、ただ塗りつぶしているだけではない気がする、毎回達成感とそこでのひとときをかみしめるように塗っている。
きっと聞いてくれる方の記憶の片隅に僕の歌っている姿が残ってくれるのと同じように、僕の頭の中には、聞いてくれる人の姿が焼き付いてゆく。

今日も沢山の出会いを幸せに思います。

写真は丹荘駅で地図を赤く塗った所




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