言わずとしれた、でも言わないと知らない人もいるので。 僕らは映画監督大林宣彦さんにいつもお世話になっています。 「なごり雪」という名曲をよくイベントで歌っていますが、それがきっかけです。 昨年監督が「なごり雪」というタイトルの映画を発表しました。伊勢正三さんの歌を元にして作った内容の映画でした。そして名古屋の特別公演で「なごり雪」を歌っているアーティストは他にいないかな、という事で出会う事になりました。 今年冬から来年お正月公開の作品「理由」にはなんとストリートミュージシャン役で出演しています、是非見てくださいね。 さて、今日はその監督さんがすごい賞を受賞してその祝賀パーティーでした。 今まで色々な方とお会いしましたが、一番すごい人数でびっくりでした。 会場のロビーにいたら、別件だったのですが、すごい人に会ってしまいました。 小野と僕で思わず顔を見合わせて「そうだよね!?」 「そうでしょう!?」 みたいな感じ。そうです ビーズの松本さんだったのです。 感激を胸に会場に入って、沢山の人で知ってる人がいなくて心細かった所に伊勢正三さんがいらして、「今日はなにかやるの?」と聞いてきて、「特に聞いてないんですよ」 という、すっかり顔見知りになって会話が出来るようになって、本当に嬉しい限りです。 他にも沢山の有名人でした。植木等さんYMOの高橋幸宏さん、小林亜星さん、もちろん勝野洋さんそしてキャッシー中島さん、「理由」の同じシーンに出ているスパイス、宍戸錠さん、筑紫哲也さん、作家もすごかった、赤川次郎さん椎名誠さん。その他そうそうたる方々で、本当にこんな場所にいれて光栄だった。 後半はショウタイム、伊勢さんと大林監督の「なごり雪」も聞けた。 最後の監督は話しはやっぱり感動しました。 なんというか、すっごく優しさが伝わってくる内容でした。 帰りに伊勢さんに挨拶して「色々先輩としてアドバイスしてください」(同じレコード会社なので)と言うと「なんでも聞いてよ」と言ってくれて本当に嬉しかった。 監督さんに挨拶すると「今日も車で来たのかな?」なんて言われてしまいました。 そうです、初めて名古屋で一緒にステージに上がった日、僕らは車で前日出発して駆けつけたのです。 本当に監督さんのお会いすると帰るのが残念になるほど、一緒にいたいと思う。 本当に家族のような優しさを持っている。きっと映画にもそれがすごく現れていると思う。 次に会えるのはいつかな?なんて帰りに考えてしまう。 僕らが大ヒットを出して、そのパーティーに呼べばいいんだ!なんて考えたりして。 帰りのエレベーターで伊勢さんと一緒になって、先日の鎌倉でのコンサートの時のギターの事を色々聞いてしまった。本当に熱くなって語ってくれる人だ。 音楽をすごく愛しているのだと思った。 いつも伊勢さんの口癖は色々教えてくれた後。 「でも結局はいい楽曲だよ!」と言う。 本当にそう思う、どんなにアレンジをこっても、いい音でとっても楽曲がよくないと始まらないですよね。 もちろん、いい楽曲にいいアレンジ、いいレコーディングが出来れば、何倍ものすごい曲になるのだろう。 作品を作るという、監督、伊勢さん、そして僕も同じ立場にいるという事は本当に心強い。 歌を作っていると決まって悩む。今に始まった事ではないが、本当に辛い時もある。でもそんな時、みんな苦しんでるんだ!って思える。でもその苦しさがあるから名曲が名作が誕生するのだ。 これからも心にしっかりと通じる、音楽を作っていこうと思います。 本当に充実したいい日だった。