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妻沼道の駅 さくま

ついに4日間続いたゴールデンウィークライブの最終日。
妻沼町(埼玉県)のイールという場所でよくやっていますが、今回は道の駅妻沼。
初めての場所でした。
朝から雨が降っていて、ちょっと残念でしが、今回は雨の日は室内に移動できるので中止にはならなかった。
朝9時に会場に到着。
室内に舞台を作って準備をした。1回目のステージが11時からでいつもより早かったので、お客さんはくるかな?と不安でしたが、いざ本番で、ステージにいくと沢山の人が待っていてくれて本当に「わー!」と声が出るほど嬉しかった。
一曲目は「ここにいるから」で始まった。
ゴールデンウィーク中のだいたい4曲でステージをやってきたけれど、今回はちょっと多めにやりました。
そして2曲目「inthosedays」。
続々人も集まってきて、気分は最高でした。
「遠い記憶」を歌った後は、リクエストコーナーで「ととろの散歩」「なごり雪」を歌った。そして「Goodちょっとパラダイス」でみんな盛り上がった。
きっと途中で入ってきた人は「グーチョキパーダンス」を見て「なにをやってるんだろう?」と不思議だろうと思う程盛り上がった。
そして「さよならも言えなくて」「ChangeMyHeart」で終わった。

サイン会をやっていると、舞台監督の黒沢さん達がなにやら舞台を動かしている。
そして気付いた。2回目は雨もあがったし外にステージを組むつもりなんだ。
このようなイベントで一端室内にセットをしてしまうと、リハーサルをもう一度やらなくてはいけない、普通なら途中で晴れても移動はしないのだが、「せっかく外でやる予定だったイベント、しかも雨はあがっている」という気持ちで、手間や昼食の事など気にしないで舞台を移動する。黒沢さんという人はそういう人だ。
いつも見習う所がある、17歳の頃に出会って、今はこうして一緒にステージが出来る事をうれしく思う。

2回目の外でのステージの前に室内の窓から「雨大丈夫かな?」と思って、窓の外を見た。するとすぐ下がステージだった。そこで僕はなんだかすごく、涙が出そうになるほど感動した。
雨はあがったものの太陽が出ている訳ではない、そんな寒い中で沢山の人がステージの方を向いて待っている。その姿を見た時に「なんて僕は素晴らしい人生なんだろう」と思った。だって、自分の好きで始めた音楽をやり続けて、自分の好きで作った歌を歌って、それをこんなに沢山の人が寒い中待っていてくれる。
しばらく窓辺を見つめてしまった。

2日目のステージでは昔僕が中学の頃、歌を教えてくれた吉野先生がいらしていて、びっくりした。この2日間はなんだか懐かしい人に会う。
昨日の火祭りでも、音響に入っていた人達がみんなそれぞれ昔からの知り合いで。しかも10代の頃からお世話になった人ばかりで、みんな大御所で、セッティングしている時も「さくまマイクスタンド、自分でたてられるだろう?」とか「さくま、配線自分でできるだろう?」とか昔のままで僕をいじめてくれる人ばかりで、そこへ他の人が来て「今日はさくまさんって言わないとダメだよ」とか、みんな大笑いでした。

話しがそれましたが、2回目のステージを終えると、アンコールがきました。
そして「Goodちょっとパラダイス」で幕をおろした。
その前に「今日誕生日の人」と聞いたらたまたまいて、まだ小さな子供さんで、その子の為に「ハッピーバースディ」を歌った。

ライブ終了後もサイン会でたくさん並んでいただいて本当に嬉しかった。
さあ、かたづけようと思っていた頃に、一人の男性がきて、「CD下さい」と言った。
その人はトラックの運転手で道の駅で眠っていたらしい。僕らは起こしてしまったようだ。
「結構、いい歌だったから・・」となんとなく照れながら言った顔がすごく印象的で、きっと並んで買うのが恥ずかしいから、最後の来たのだと思う。
そして「すごくいいです」ではなく「結構いい歌だから」と言った事もすごく本音のように、すごく嬉しくなった。

「さよならも言えなくて」でデビューして10日以上が過ぎて、そしてこのゴールデンウィークのイベントで、なんだかすごくストローは変わった気がする。
もちろんまだまだ未熟だが、この「さよならも言えなくて」をものすごく本気で演奏して歌っている。
毎回歌うたびに心をスピーカーから一緒に出している、そんな気がする。
ジャパニーズドリーム第2位の曲。映画「理由」で歌っている曲。デビュー曲。という、色々な自分たちへのプレッシャーと自信があるという事が間違いではないが、僕はこう思う。
実績がこの歌をよくしていくのではなく、「さよならも言えなくて」という真実を描いた、この楽曲が色々な結果を呼んできているのだと・・。

これからもこの歌を歌うたびに心をスピーカーから出していくと思う。
そして、このゴールデンウィークの4日間連続ライブを終えて気がついた、
この歌は「一生歌い続けていく歌」だと。

帰ってきたメンバーの表情はちょっと疲れているようだったが、確かな充実感が見えた。すべて見に来ていただいた方もいて、本当にありがとうございました感謝しています。
そしてこのゴールデンウィークで出会えた人に感謝しています。
そして、ストローと一緒に最高のステージ作ってくれた、スタッフに感謝します。
ゴールデンウィークって変な響きですよね、「黄金の週間」。でもこれからのストローが毎日、黄金の週間であるよに、日々がんばっていきます。
これからのストローにも是非期待してください、そして応援してください。


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