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12.6.23 全国39ヶ所目 イオンモール日吉津 (鳥取県)



2年半ぶりのイオン日吉津さんです。



以前は大阪のイオン日根野にいらしたご担当の方が、日吉津に移動して
お話を進めさせていただきました。



本当は車で行こうと思っていたのですが、翌日の東京原宿でのスケジュールがあったので
車では帰ってこれないだとうと思い、今回は夢の飛行機で移動する事になりました。

前日はアロハガスさんのパイプル君のコマーシャルの声優の録音があったので
飯田橋にいました。
歌もあり、マジックもあり、声優もあり、役者もあり、
小野が会うたびに僕に言う一言「よろず屋さくまだね」

その言葉がぴったりになってきました。

会社名も株式会社よろずやミュージックオフィスにしますかね(笑)

でも、パイプル君の声の録音は本当に楽しかったです。
録音しているうちに、すっかりパイプル君になりきってしまいました。
スタジオを出た時には頭に緑の葉っぱが生えていました(笑)

パイプル君の録音を終えて、その足で羽田空港へ

夕方の空港は朝よりも空いていて、おだやかな空気が流れていました。

南に行く人の格好と北へ行く人の格好がバラバラなので
羽田にいる人を見ると、バリエーション豊かで楽しいですよね。

きっと僕も「ほら、またギターを持ってる人がいるよ」って言われてるのかもしれませんね。
楽器を持った人って沢山いますからね。

いつものように持ち物検査ではベルトを外して(ベルトをしていると必ずピンポンって鳴るんです)搭乗しました。

飛びたつと丁度夕暮れの日射しでドラマチックでした。

いつもは宮崎や沖縄に行く飛行機はよくのるのですが、その場合は
太平洋を進んで行くのです。
でも今回は山陰なので、陸地を飛んで行きます。

子供みたいに必ず窓際じゃないといやな僕は、今回も窓際をゲット。

ずっと下を見ていました。
すると、富士山が進行方向の左に見えるんです。
いつもは静岡から見る景色なのですが、今回は山梨から見る景色でした。

そして、広がる甲府の街並み。

車で行くと、出発して1時間くらいが甲府を通過する時間です。
飛行機だと、40分くらいですね。
でもその時に、そう考えるとそんなに時間差がないんだって思いました。

やがて、山並みになって、アルプスが見えてきます。
その横を中央道がはっきりと見えました。

「あの道で行くんだよな、いつも」と思いました。

そして、諏訪湖を過ぎて、僕にとって難所の恵那峡です。
僕は勝手に8キロトンネルと呼んでいる恵那峡トンネルも見えました。
上から見るとすごいですね。
道があったのに、急に山になって、さらに山のはじから、また道が出てくる。
あの区間が8キロのトンネルか、ってはっきりわかりました。
あそこがすごく長く感じるのに、飛行機から見ると2センチくらいですからね。

そして、恵那峡の山道も見えて、やがて、巨大な街が広がってきます。
そうです、名古屋です。

駅前の高層ビルのマリオットも夕陽に光って見えました。

さらに岐阜タワーも見えて、このタワーは家族愛よ全国へ届けのキャンペーンの岐阜の時にブログで書いてますね。

琵琶湖もはっきりと見えました。

そのうちいつもの道をそれて行きます。
山の麓に見えてきた街・・・
なんだろう見覚えがある?

そうです、97年に有線放送のキャンペーンで行った事のある街
京都の福知山市です。

はるか上空から見ると街なみはわからないのですが、道と川と大きな建物を見ると
あの場所だってわかってくるんです。

そして、日本海に出てから、飛行機は旋回。

大山が見えてきて、間もなく米子空港到着です。

1時間20分くらいで到着。
早いですね。

甲府の辺りで、そんなに誤差がないと思っていたのですが、
1時間20分だと今頃、やっと甲府を過ぎて諏訪に向かっている頃です。

今回はずっと景色を見ていたので
落語を聞けませんでした。
帰りに聞きますかね。

空港にはゲゲゲの鬼太郎の絵がいっぱい。
鳥取の境港出身のみずきしげるさんの絵がいっぱいです。

しかしスチュワーデスさんが、「間もなくこの飛行機は、米子鬼太郎空港に到着します」ってあの透き通った声で言われても、冗談ぽいですよね(笑)
最近は通称が付いていておもしろいですよね。
高知龍馬空港とか、出雲縁結び空港、長崎の対馬は対馬やまねこ空港ですからね
さらに、徳島はあわおどり空港ですよ~
スチュワーデスさんが阿波踊りで迎えてくれたらいいんですけどね~(笑)

わが街埼玉に空港が出来たらなんていうんでしょうね。
埼玉ださいたま空港?(自爆)
埼玉かわはば空港、鴻巣限定かな?
埼玉小江戸空港?
埼玉クレヨンしんちゃん空港とかかな

さて、話がそれましたが
米子空港からバスに乗り、米子市内へ
駅前のホテルに宿泊です。

前回の時も夜、街を歩いたのですが、今回もフラフラと・・・
魚のおいしそうなお店に入ってみると
お通しでタニシのようなものがいっぱい出てきました。
カラには藻のようなものがついていて、中身をようじで食べるのですが
もちろん生じゃないですよ、ゆでてあるのかな?
でもどう見てもタニシなんです。

「これはタニシですか?」って聞くと
海でとれる「ニナ貝」っていうそうです。
今が旬だそうで、全部いただきました。

さて、のんびりとした時間の中でそろそろ睡眠。
時計を見ると1時ちょっと前。

そしてふと思ったのです。
今頃、車のさくちゃんはどの辺だろう?

そうか、まだ大阪を過ぎたあたりなんですね~
きっと、飛行機さくちゃんが寝静まった頃、明け方4時頃に
血走った目で到着するんですよね~(笑)

さて、朝です。

ってこの日記、当日より前日の方が長くなっちゃいそうですね。

とは言っても当日も盛り沢山ですよ。

バスでイオンに到着。
ステージに行くと、イベントの担当の方がすでに準備をしていらっしゃいました。

以前、日根野でお世話になっていた方は、今日はお休みだったようでお会いできませんでした。
そして、リハーサル。

13時から本番です。

今回もちゃんと手品の道具はスーツケースに入れていきましたのでバッチリです。

「都会の蛍」からはじまったステージ。
しっとりバラードからノリノリまで取りそろえてのライブでした。
途中のリクエストコーナーで盛り上がり、そののりでサクマジックへ!
みなさん目をまん丸にして見てくださいました。

最後は久しぶりにギターを置いてハンドマイクで「オレンジの想い出」を歌いました。

2回目のステージの間に大戸屋へ
納豆とオクラととろろの乗ったどんぶりものを食べました。
ネバネバ大集合ですが、気持ちはすっきりと2回目のステージです。

さっきはカラオケを使わないステージだったので、2回目は同じ選曲でカラオケを使って歌いました。
最近の僕の悩み・・・
ギターの弾き語りがいいのか?カラオケを使って迫力がある方がいいのか?
悩んでるんですよね。
だれかご意見くださいね。

でも、今回は両方やってみました。

2回目のステージも大好評でした。

途中で会場に見たことのある方の姿、
そうです、今日はお休みだったはずのイオンの担当の方が普段着で来てくださっていたのです。
終わった後も、ご挨拶できて、「久しぶりです」って感動しました。

すると「さくまさん、手品もやるようになって、バージョンアップしてますな~」って言ってくださいました。

3回目のステージはちょっとお客様も少なくなっていましたが
見てくださる方もいて、歌っているとどんどん増えてきて
嬉しかったです。

1回目から3回とも見てくださった今日お会いした方や、2回目を見て気に入って、3回目は奥さんと一緒にいらした方や、本当に意味のある3回ライブでした。

前回松江でのライブの時も来てくださった
山陰唯一のファンクラブの方もまた今日も米子まで来てくださって3回とも見てくださいました。

最近、一回一回のライブを大切にって言っているわりには
ちょっとだけ気持ちがおろそかになっていたような気がします。
30分歌えばいい、そう思ってしまう事もあります。
でも、30分歌ったらすべてが終わるという気持ちで挑む事にしました。
毎回最後の気持ちで歌うと、また次回っていう情けない気持ちは消えていきます。
それを今回は改めて実感できたライブでした。

大先輩のライブもアマチュアのライブも色々と観たりして勉強してきて
最近思ったのが、すばらしいアーティストとアマチュアの人の違いがわかってきたんです。
見た目も実力ももしかしたら一緒です。
わからないんです。
でも、その一曲、1ステージにかける思いと奥行きです。
そこが明らかに違うんですよね。

おいしいラーメン屋もまずいラーメン屋も店の作りや、目の前に出てきたラーメンではわかりません。
でも、食べればはっきりわかります。
それはなにが違うのか。

作る人の「想い」
その一言ですよね。

これからも磨きをかけて行きます。

さて、ライブを終えて、担当の方にご挨拶して、バスに乗ります。
米子駅まで行って、そこから空港へ。

また鬼太郎や猫娘が出迎えてくれました。

20時45分の羽田行きに乗って、夜の米子を眺めていました。

あと8ヶ所でこの47都道府県キャンペーンも終わります。
ラストスパートがんばります!!

ダイヤのように光る米子のネオンを見下ろして、ふと目の前のヘッドホンを耳にあてる。
安らぎのひととき。
飛行機のノイズをかきけすように、ダイヤルをチャンネルにあわせる。

聞きそびれた落語のチャンネルにした時・・・・
「聞こえない?」

あわててチャンネル表を見ると、落語のチャンネルの所に
「当機ではこのチャンネルは聞くことはできません」と書いてあるではないか。

「・・・・・」

またそっと、ヘッドホンをはずして、窓の外をただ、眺めていた・・・・。

「かえせ~!! かえしてくれ~ オレの楽しみにしていた落語を、かえしてくれ~!!!」

心の中だけで、大声で叫んだ僕の心の声は
広大に広がった、鳥取砂丘の闇に 
そっと 消えていった・・・・。


(音作り)




(帰りま~す)

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