昨年に続きまして、今年も出演させていただきました。 一誠さんのプロデュース、須坂メセナフォーエバーヤング。 今年で7年目のイベントです。 昨年は丁度、メセナホールの20周年とかさなり、スペシャルバージョンで 6組の出演でした。 今年はレギュラーイベントで3組の出演者の中にテーマソングを歌う僕も参加させていただきました。 出演者は岸田敏志さん。 昨年の夏にナックファイブの一誠さんの番組で共演させていただいて、「どこで暮らしていても」を一緒に歌いました。 それ以来の再会です。 ではここで岸田さんの出会う前の僕の印象をお伝えします。 もちろん子供の頃からよく知っていました。 テレビでお見かけしたりしていましたが、一番強烈に僕に印象を残したのが 僕が中学2年か3年の時のテレビドラマ「卒業」です。 菊池桃子さんの曲をテーマにして、菊池さんも主演なのですが、 その先生役で岸田敏志さんが出ていたんです。 学園もののサスペンスで、最後に犯人は実はこの先生なんですが 岸田さんの名演技がすごく印象的でした。 最後に菊池さんが「私先生見たんです!!」っていう2人で話をするクライマックスは今でもよみがえってきます。 そして、卒業式の途中で先生は体育館で出て、待っている警察のもとへ行くというシーンも感動的でした。 でも、初めて岸田さんにお会いした時に、その話をしたら「アーティストじゃなくて、役者の印象の方が強いのかよ~」ってつっこまれてしまいました。 もちろん、歌もアルバムも持っていたくらい好きです。 今回は作曲者でもある岸田さんと一緒に「どこで暮らしていても」を歌わせていただけるという事で光栄&緊張でした。 そして2組目の出演者は渡辺真知子さんです。 お金がない学生時代にレンタルレコード「友&愛」とかで、アルバムを借りてきて、カセットに録っていたので、渡辺真知子さんのテープはいっぱい聴いていました。 ちゃんとレコード買わないとですよね・・・すいません。 「フォグランプ」「海につれていって」とか大好きですね。 歌唱力がすごい方って尊敬するのですが、渡辺真知子さんの時代の方ってみなさん歌がすごいですよね。 八神純子さんや、久喜菖蒲公園のイベントご一緒させていただいた庄野真代さん、そして 圧倒的な渡辺真知子さん。 ファルセットと地声の間をものすごいテクニックで表現する所は本当に素晴らしいと10代の頃から憧れていました。 そして3組目はチェリッシュさん。 日本人のほとんどが知っているスタンダードを残しているチェリッシュさんは本当に雲の上の領域です。 失礼ですが、「動くのかな?」って感じです(笑) 本当に失礼ですが、それくらい雲の上の方ですよ~ テレビやレコードジャケット、音楽雑誌では沢山見ていますが、目の前で動いている所は見たことがないわけじゃないですか~ 同じイベントに出演させていただけるという事が、ドキドキでした、そして、ものすごい光栄でした。 という事でものすごい憧れの方とご一緒させていただける一日がはじまりました。 ペイペイの僕が遅れてはいけないと思って、早めに出発して、須坂へ。 昨年の夏の蔵の町音楽祭にも出演させていただいたので、須坂はすっかり道も覚えました。 朝は雨が降っていた埼玉ですが、須坂に着く頃には青空でした。 メセナに入りより1時間早く到着。 中に入ると準備が進められていました。 シュートをして、サウンドチェックをしていました。 アルバイトさんもがんばっていました。 僕も16歳位の頃を思い出しますね(笑) メセナホールの長谷川さんとも再会。 8月12日の蔵の町音楽祭にもいらしていただきました。 そして今年も長谷川さんが一言「FM長野で宣伝していただいてありがとうございます」と 「また聴いてくださったんですか~!ありがとうございます」って言いながら ちょっと照れてしまいました。 なんせわけのわからない手品とかやってしまったFM長野さんのゲスト出演でしたからね~(笑) さらにFM長野の方もいらしていて、「先日はありがとうございました!!」とご挨拶。 なんか知っている方とこうして何度も再会できるメセナのフォーエバーヤングって最高ですね。 (弦の張り替え) そして一誠さんが到着して、ご挨拶。 「昨日は同窓会でカラオケ2軒行って、どこで暮らしていても歌ってきたよ」と言っていました。 「じゃあ今日も一緒に歌いましょうよ、一誠さんコーラスやってくださいよ」って言うとすごい答えが返ってきました。 「オレはリードボーカリストだからコーラスはやらないんだよ(笑)」って。 次回は一誠さんに主旋律を歌っていただく事を心で決めました(笑) やがて岸田敏志さんも今回のイベンター「キャピタルビレッジ」の荒木さんと一緒に到着。 荒木さんとは昨年の夏に那須のバーベキュー大会でお会いした以来ですね。 そして、岸田さんが僕を見て「電話もらっていたから、かけ直したんだよ」と 事前に6月17日はお世話になりますってご挨拶の電話をしたのですが、留守電になっていて、そこでご挨拶の言葉を入れておいたのですが、かけ直してくださっていたのは気が付かなくて失礼な事をしていました。すいません。 でも、わざわざ折り返しをかけてくださってありがとうございます。 すぐに岸田さんの楽屋で「どこで暮らしていても」とその時の一誠さんの流れの確認です。 (真剣な表情です 右奥が一誠さん、手前がイベンターの社長さん、左奥が岸田さん、手前がさくまです) そして、歌いわけを岸田さんと決めて練習。 1番を僕が歌って岸田さんがコーラス、、2番は岸田さんが歌って僕がコーラス、3番は二人でハモルという感じです。 すぐにステージでのリハーサルになりました。 久しぶりの大ホールでのリハーサル。 気持ちよかったです。 リハーサルを終えて、再び楽屋で練習をしました。 そして、最終的に僕が提案したのですが 岸田さんの声は2番から聴かせましょう!という事でした。 コンサートを楽しみにいらした方が、チケットを切って入ってくる、パンフレットを見て時間を待つ、トイレに行っていよいよベルが鳴る、そしてホールの灯りが暗くなる ここで一番期待しているのはアーティストの第一声の歌声。 「きた!!」って思うものですよね。 それをオープニングの僕の時に岸田さんがコーラスで入ってしまうのがすごくもったいなくて、岸田さんの声は2番から、バシッ!っと主旋律で聴かせましょう。 というと「そうか、じゃあそうしようか」と言ってくださいました。 2番から岸田さんの声が来た方が、なにより僕がゾクッときますから きっといい効果がステージで生まれると思いました。 練習を終えて、やがて渡辺真知子さんも到着。 ご挨拶をさせていただきましが、「かっこいい!」と思いました。 そしてチェリッシュさんも到着。 ご挨拶をさせていただきました。 僕に話しかけてくる松崎さん。 話かけてくれてる!!ってそれだけで嬉しかったです。 僕が産まれた71年にデビューですから、本当に大先輩です。 みなさんのリハーサルもずっと勉強させていただきました。 後半は最後のジョイントのリハーサル。 「岬めぐり」と「白い色は恋人の色」「結婚しようよ」をみなさんで歌ってから 最後に一誠さんが登場して、僕を呼び込んで最後に「ふるさと」をみんなで歌うというエンディングのリハーサルをしました。 岸田さんの隣に並ぶのですが、「そんなはじっこじゃなくてもっと真ん中の方においでよ」って言ってくださって感激。 リハーサルが終わって、いよいよ本番。 クラウンの久保さんも来てくださって、久しぶりの再会でした。 横浜から今回も車でいらしたようで、ありがとうございます。 みなさん衣装に着替えると鬼に金棒ですね。 僕は来た時のまま出ようと思ったのですが、やっぱり着替えた方がいいかなって思って大急ぎで衣装に着替えました。 ベストの衣装だったので、岸田さんの楽屋にかかっていた衣装を見た時にベストだったので、これはかぶってしまうと思ってこのまま出ようと思ったのですが、岸田さんの衣装を見ていると白いスーツの上下。 あれはアンコール用の衣装だったようです。 そこで逆に緑の普段着のままだとバランスが悪くて申し訳ないと思って着替えました。 一誠さんが出て行ってトーク。 そして3組がステージへ、ものすごい拍手です。 なんせソールドアウトですからね。 僕は袖で待機していたのですが、どんどん緊張しちゃうんですよね。 なんとか気持ちをなだめようと思っていたのですが、 そんな時に、袖から一列目のはじの方が見えたのですが、そこに僕のファンクラブの方がいてすごく気持ちが落ち着きました。 「遠くから応援に来てくれてる」って思うと「よし!」って気持ちが落ち着きます。 3組がステージから去って、一誠さんが僕を呼び込みます。 すごい拍手の中で登場 本当にありがとうございます。 一誠さんと会話をして、「前回も出演させていただいて、さらに須坂では蔵の町音楽祭にも出させていただきまして・・」って僕言うと 「そうそう、ささぼこ会館だっけ」って一誠さん。 「ちがいますよ、かさぼこ会館ですよ!須坂の一誠さんが間違えてどうするんですか」って言って会場は大爆笑。 こうなると、ますます僕の気持ちが落ち着いて行きます。 一誠さんとのやりとりはナックファイブでもすっかり慣れているので、楽しいです。 そして、岸田さんをもう一度呼び込んで3人でトーク。 「先日岡山に行ったんですけど、どこに行っても岸田さんの話が出ますよ」と僕がいいました。 話も盛り上がって、いよいよ歌です。 全国各地で歌っている歌ですが、この須坂で歌うのはやっぱり意味がありますね。 しかも、作詞の一誠さんはステージ上にいて、聴いているんです。 そして、作曲の岸田敏志さんが隣でギターを弾いて歌うんです。 これはすごいパワーを持った「どこで暮らしていても」ですよね。 1番を歌って、2番から岸田さんの声。 ここで一気に僕の気持ちがハイテンションになります。 「きた!!」って感じです。 そして、最後は2人でのハーモニーもばっちりでした。 今回も1曲入魂だったので、すごくパワーを使いましたが すごく意味のある「どこで暮らしていても」を披露できたと思います。 さらに、会場の方も昨年も聴いてくださった方もいらっしゃっているし、初めて聴いてくださる方も、すごく真剣に聴いてくださったので、最高でした。 岸田さんも「いい声だよね~」って言ってくださって最高に嬉しかったです。 「さくまひできくんでした」って一誠さんに言われて大きな拍手の中、ステージそでに。 そういえば、僕はいつになっても「くん」なんですよね(笑) それも親近感があっていいです。 さらにコンサートの舞台監督さんも「さくまくんがここで登場します」とか いつの間にかくんになっていました(笑) 終わった後にFM長野さんのコメントを収録させていただきました。 フォーエバーヤングの模様はまたFM長野さんでオンエアーされますよ!! 岸田さんの透き通る声のステージをそでで見させていただき さらに渡辺真知子さんの「迷い道」ではじまったステージもすごかったです。 「カモメが翔んだ日」の最初は3拍子ではじまって、途中から「ハーバーライトが~」と切り替わる所で鳥肌もんでした~ そして、チェリッシュさんのステージもすごくあたたかくて、トークも面白くて最高でした。 (袖で常に勉強させていただきました) そしていよいよエンディングです。 「ふるさと」で登場するので、袖に待機していました。 「結婚しようよ」が終わって、一誠さんが登場、そしていよいよステージに呼ばれるぞって思っていたらなんと 「では、最後にみなさんでふるさとを歌ってお別れしましょう」ってシメに入ってしまって「あれれれれれれれ・・・」 するとなんと岸田さんが「ちょっとちょっと一誠さん、今日一緒に出演した方を忘れちゃだめじゃないですか~」と突っ込みを入れてくださり 「そうだそうだ、さくまくん!!」って一誠さんも呼んでくれました。 (つっこまれまくり) 会場も爆笑でした。 そして、僕も「一誠さん~忘れないでくださいよ~」って言って出てきました。 チェリッシュの松崎さんも「歌いながら途中で出てきちゃえばインパクとあったのに」って言って会場は大爆笑。 アクシデントですが、逆に最後の最後に僕をつまみに会場が盛り上がってすごくよかったです。 「ふるさと」も歌っていて、ふとした瞬間 一緒に歌っているアーティストさんの事を考えると、すっごくドキドキしました。 会場のお客様もみなさん口ずさんで一つになった感じでした。 こうして今年も最高の気持ちの中で フォーエバーヤングが終わりました。 終わってからCDの即売。 「去年も見ましたよ」と言ってくださる方や 毎回埼玉のコンサートにも来てくださる方、いつもお電話やお手紙でCDを注文してくださる方、沢山の方に再会できました。 そして、関東や大阪から来てくださったファンの方もすごく感激でした。 そして、メセナの別会場で打ち上げ。 友の会の方とまた再会です。 蔵の町音楽祭でも大変お世話になりましたからね。 市長さんともまたお会い出来ました。 「今年の蔵の町はこれるのかな?」って声をかけていただいて嬉しかったです。 予定を調整して、是非伺いたいです。 会場を出発して、次は恒例の 一誠さんちの実家打ち上げです。 到着して、まずはご先祖様の仏壇にご挨拶。 前回の時にビリーバンバンさんがやっていたので、今年は僕もやりました。 今年も一誠さんのお兄さん2人の奥さんが山菜やおそばを振る舞ってくださいました。 さらに、一誠さんのおいっこさんご夫婦とも久しぶりにお会いできました。 もちろん93歳になる一誠さんのお母さんにもお会いできました。 そして、今年は新顔の、子猫ちゃんがいました。 みんなの足にじゃれまくっていて、岸田さんや渡辺さん、チェリッシュさんミュージシャンの方、みんなで「いていて!」「いていて!」って連発でした。 そばを食べている時に岸田さんがネギが嫌いな事を知りました。 そして、「おそば足りてますか」って言われた時に「そばは足りてるんですけど、ネギが」って言ってら 岸田さんに「おい!」ってつっこまれてしまいました。 渡辺真知子さんにも「今日は鳥肌が立ちましたよ」と伝えました。 チェリッシュの松崎さんも何回も乾杯してくれて、「オレに出来る事があったら言ってくれよ」と言ってくださいました。 みなさんが夜11時半頃長野市内のホテルに帰って、あとは身内タイムです。 なぜか僕とイベンターの社長さんは身内の中に入っています(笑) ずっとお酌をしていた一誠さんのお兄さん達も座って飲み始めました。 祭りの後の感じなのですが、猫すけだけは元気いっっぱい タケノコに手を出して、カゴに閉じこめられてしまいました。 それを僕が救出(勝手にすいません) 猫つかいとして、ずっと戦っていました。 おかげで両手が傷だらけになってしまいました(笑) 須坂新聞の方ともゆっくりお話ができて、いよいよ恒例の実家でのコンサート。 昨年もみんな帰った後に、「さくまくん残って」って一誠さんに言われて、 「ばあさんは足が悪くて会場行けないから、ここで歌ってやってくれないか」って言われてお母さんの前で「どこで暮らしていても」を歌ったんです。 今年ももちろんギターを準備して行きました。 そして、おばあちゃんの真横で歌いました。 おばあちゃんは蕎麦を食べていたので「食べながらでいいですから」と僕が言ったのに 手を止めて、お椀をテーブルに置いて、じっくり聴いてくれました。 「今年もありがとう」って言ってくれたので、嬉しかったです。 本当に93歳なのにしっかりしているんですよ。 そして、アンコール。 「昭和歌謡だよさくまくん」って一誠さんに言われて 「影を慕いて」や「憧れのハワイ航路」を歌いました。 「お母さん知ってます、この歌?」って聞くと 「知ってますよ」と言って喜んでくださいました。 盛り上がっているとあっという間に夜中1時半 イベンターの方が「じゃタクシーを呼んで帰りましょうか」って言うと お兄さん達が冷静に「もうタクシーないでしょう」って。 一誠さんも「ええタクシーないの?」ってきょとんとしてましたが お兄さん達が「須坂だよ、タクシーもう寝ちゃってるよ」と これはこれで爆笑でした。 するとお兄さんの奥さんが「じゃあ送っていきますよ」と言ってくださり 夜遅いのに長野市内まで送ってくださいました。 お母さんに「また来年きますから、お元気で」と声をかけて さらに猫すけに「バイバイ」って言うとちょっと寂しそうな顔をしていました。 送っていただく時も、須坂の案内を色々と説明してくれました。 本当にありがとうございました。 翌日の朝は大きなイベントの後でお疲れの所をメセナの長谷川さんがホテルから車が置いてあるメセナまで送ってくださいました。 その時に「アンケートでさくまさんからの情報で今回のイベントを知ったという方が沢山いたようで、ありがとうございました」と言ってくださいました。 こうして応援してくださる方がアンケートを書いてくださったり、ラジオにお便りを送ってくださると本当にアーティストとして嬉しい気持ちになります。 ありがとうございました。 青空の中、埼玉へ帰りました。 そして、帰り道なのですが、なぜか また須坂に帰ってきたいとも思いました。 「どこで暮らしていても」この歌もさらに全国で歌っていきます。 でも、どこで歌っていても、この歌の故郷はきっと この街、須坂ですね。 (ブログアップも忘れません)