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16.3.17 ここちの会 



大宮のベルヴィさんで行われた、追悼式典、ここちの会で
歌を歌わせていただきました。

今回は自分の歌ではなく、ゆずさんの「逢いたい」の一曲入魂。

前日もリハーサルで、当日も何度も通しのリハーサルをして
本番は2回の催しでした。

僕も父を9年前に亡くしております、
もう9年なんですね。

ですので、みじかな人を見送った経験はありますので
なにか心の癒しに、そしてなにか前向きな希望を持てるように
精一杯歌わせていただきました。

歌詞が前に映し出されるのですが、僕からは背中になってしまい
見えないのですが、そのタイミングに合わせて歌っていくという
なかなかやった事のない経験でした。
まったく見えないと、万が一ずれてずれて、後半は今歌っている所と
画面の歌詞がまったく違くなってしまってはいけないので
考えたアイディア、鏡を使って画面を見るという方法でした、
なんとも原始的なアイディアでしたが、これを見ながら、タイミングをみて
さらに心を込めて歌うという、至難の業でしたが
何度もリハーサルをやっていただけて本番はばっちりでした。

歌い終えると、会場からはすする泣きの声も聞こえてきました。
涙は悲しみの成分も一緒に入っているといいます、だから
心が悲しみにちゃんと耐えられるように
涙を流して、悲しみも心の外に出すのだと聞いた事があります。
僕も父をなくして、何度となく涙を流しましたが
いつかは晴れるものです、だって、悲しい顔を好きな人なんて
誰もいないんですから。
天国にいる父も「悲しい顔なんてひできらしくないぞ」って言っているでしょうし。


一曲という短い出演時間でしたが
なにか意味のあるひとときをお届け出来ればいいなと思って
精一杯歌った一日でした。


(リハーサル)


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