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15.6.14 フォーエバーヤング 10周年記念 須坂メセナホール (長野)



今年で5年目、連続で出演させていただいております。
富澤一誠さんのふるさと、須坂メセナホールでのフォーエバーヤングです。

今年は10周年という記念すべき年で
出演者は、森山良子さん、南こうせつさんでした。、
そして僕はテーマソングを歌っているので、今回もメインステージに
出演させていただきました。



さらに、プレコンサートとして、開場前に
中庭でのコンサートをやらせていただきました。
僕と、北野里沙さんと2組でやりました。

12時入りとスケジュールはいただいていたのですが
9時45分頃、会場へ到着。
ホールを見ると、テンションが上がってきますね

11時前に一誠さんも到着して、さらに森山良子さん、南こうせつさん
北野里沙さんも会場入り。

北野さんは以前、東京FMでご一緒させていただいたので、
はじめましてではないのですが
南こうせつさんと森山良子さんは初めてご挨拶させていただきました。

ずっと憧れの人を目の前にすると
ものすごい緊張します。

ホールでのリハーサルをさせていただいて
さらに中庭でのリハーサル。



そして間もなくプレコンサートの本番になります。



沢山の方が見てくださって、最高でした。
Goodちょっとパラダイスは、蔵の町音楽祭でも盛り上がり曲なので
須坂ではすっかり定番です。
最後は「君に」を歌いました。

そして北野さんとのジョイントで「翼をください」を歌いました。



すぐに移動して、今度はホールでのオープニングです。
いつもは一誠さんが登場して、出演アーティストさんが登場して
トークをしてから、僕の出番になるのですが
今回は予定表を見てびっくり
オープニングの所に
緞帳アップ、さくま板付って書いてるんです。
この「いたつき」っていうのは
緞帳の中でスタンバイするという事です。
要するに、ベルがなって、緞帳が上がると、僕がいて
僕の唄「どこで暮らしていても」から本日のイベントがスタートするという事なんです。

「ええー!!」
これはものすごいプレッシャーです
「さくまくん、準備して」と舞台監督さんに言われて
ステージに行って、緞帳の後ろでスタンバイ。
一誠さんもそばにきて「緊張してるね~」って笑っていました。
「そりゃしますよ~」



さて、いよいよ客電が落ちたことを、そでの「はい!客デンダウンです」という言葉からわかります。
すると幕が開いていないのに、ステージ上が照明でものすごく明るくなります。
この瞬間に「はじまる」っていうさくちゃん神様がおりてきます。
顔の表情と心がスッっとクリアになって、緊張がほどけるから不思議です。


(本番直前)

幕が上がると同時に、僕のギターのイントロ。
会場からはものすごい大きな拍手がわきあがります。
「聞こえないから、もう切るよ・・・」」と歌がはじまる。





ホールのコンサートは、ピンスポットの明かりで、ほとんど
客席が見えないのですが、沢山の方がいるという熱気は伝わってきます。
歌っている間も、須坂の町なみや、ここ5年間のステージを浮かべたり
一誠さんのお母さんの顔を浮かべて歌っていました。

歌い終えると、またまた盛大な拍手をいただいて
ホッとしました。
助け舟のように、一誠さんが登場してとーく
ここまでくれば、一安心です。
とーくも盛り上がって、僕のステージが終わりました。


森山良子さんのステージも南こうせつさんのステージも
勉強させていただいて、すごい感動しました。
最後は恒例の出演者全員とお客様で「ふるさと」を歌うのですが
こうせつさんの横に並ぶと、「さくまくんは背が高いね、俺も昔これくらいあったんだけどな~ちじんだのかな~」と言って、会場は大爆笑でした。
北野さんも登場して、一誠さんも一緒に5人並んでの「ふるさと」でした。
こうして、森山良子さんと南こうせつさんと一緒に歌を歌えるなんて
本当に光栄でした。

舞台が終わって、楽屋で写真を撮りました。



一誠さんも「これから20年目にむけて、がんばるよ」と言っていた
意気込みが素晴らしいと思いました。

僕が音楽をはじめた時、亡くなった父のフォークギターを弾いたのがきっかけで
そのギターと一緒においてあった、ギター入門という本。
その本に書いてあった、「日の丸」や「チョウチョ」を弾いたのが僕のギター人生のはじまりです。
その入門本は毎日開く夢の本でした。
その本を見て、ギターを弾くと、みるみるギターで音楽が奏でられる喜びを
小学6年の僕は味わったのです。

今思えば、その表紙の写真、(フォークギターを抱えたステキな女性)それが
森山良子さんでした。
その話もすると「それはそうとう昔ね」なんて言って笑ってくれました。

あの頃は遠い存在だった、大先輩とこうして、ご一緒できるようになってきて
本当に感激しています。
もちろんまだまだ遠い存在ですが、大先輩の背中を見て、これからも
「がんばっていこう」、「憧れ続けて行こう」と、ますます思いました。

この話を父が生きていれば
話すのでしょうけど、今は夜の星空につぶやくのでした。

でも、どこかで笑って見ているような気がしました。

歌手を目指していた父の気持ちを抱えたまま
これからもますますがんばっていきたいと思います。





















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