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07.12.2 上尾ショーサンプラザ(本文)

リハーサルから見ていてくれる方がいました。

歌い終えると拍手が来て、嬉しかったです。

今までCDを販売してくれたショップもなくなってしまって、今回は手売りでした。



しかし時代の移り変わりが早いですね。

昔は、レコードという時代。

それがレンタルレコードが出来て、買うというよりも借りるという事が出来るようになった。

レコードはジャケットも大きくて、デザインもインパクトがありましたね。

ビートルズのレットイットビーとか、アビーロードなんて特にインパクとありました。

キングクリムゾンもすごかった。

邦楽だと、サザンオールスターズのジャケットはみんなインパクトありましたね。

ハダカの人が海に飛び込んでいるやつとか、傘をさして背中に文字が書いている人がいるジャケット。

歌詞カードも大きくてポスターにもなったものです。



たまに黒いレコードではなくて、赤いのとか、白いのとかあって、見るとすごく新鮮でしたね。

ちなみにシロはアースシェイカーのテイクマイハートだったっけな?



そんなレコードの時代が終わり、CDが発売になった。

「なんでこんな真っ平らな銀色から音が出るの?」と不思議でしたが、音質は明らかに良かった。

オフコースの「君住む街へ」を最初に聞いたのですが、イントロのエレピからビビッタものです。

「CDってすごい、ここにいるみたい」そんな印象だった。



それを録音する媒体もカセットテープからMDになっていった。

一時期DATも市販されたが、結果的に業務用になっている。



ジャケットは小さくなったけど、本になったので、歌詞以外のコメント等もあったりして、楽しめた。



CDになった時のアーティスト側の欠点(困った所)はきっとこれだと思う。

「A面、B面の境目がない」

A面の最後の曲、B面の1曲目、という特別な位置がなくなってしまったのだ。

「最初の曲、最後の曲」しか特別な位置はないのだ。



そして、CDRが開発されて、同じ音で録音が出来るようになってしまった。

コピーコントロールというシステムもあったが、音質が落ちる為、それも衰退した。



そして、音楽が電話線を通してダウンロード出来る時代になった。

CDRに焼けた、販売しているCDそのものの音が手に入る。

しかもCDショップへ行く必要はない、営業時間を気にする事もない、アルバムの気に入った曲だけを買う事が出来る、しかも200円程度・・・・

「在庫なし」は、ない。

品数は膨大。

メリットが時代と共に大きくなって行く。



アーティストとしては、音楽を販売しているのだから、それでもいいといえばいいのだが、ジャケットから伝えるメセージ、曲順に表現された演出、手にしてもらった時の重み、それは消えてしまった気がする。



昔買ったレコードを大切に棚にしまっておくような「ありがたみ」をもう一度再確認したいと時代だと思います。

もちろんダウンロードして大切にしてくれるのならば嬉しい事ですが、CDとしての価値、そしてダウンロードの便利さ、それが共存していけたらいいのにな~って思っています。



・・・・・・・・。

熱く語ってしまいました。



さて、ショーサンプラザのライブ。

13時からファーストステージ。

満席のお客様でした。



今回はキーボードも披露しました。



15時のステージもばっちりでした。



最後はアンコールもいただきました。



茨城の方から来てくれた方もいたり、昔のサイン色紙を持ってきた、小さなお子さんを2人連れた方もいました。

「以前むさしの村でサインもらったんです!」と言って持ってきてくれたのです。

僕は「今日は偶然見ていただいたのですか?」と聞くと

「広告を見て来たんです」と言ってくれたので、嬉しかった。

わざわざ時間を作って来てくれるという事のすごさ、本当にありがたいです。

よくよく考えてみたら、普段から僕のサイン色紙を持ち歩いてるわけないんですよね(笑)



茨城から来た方は、ナックファイブの時のいつもメールをいただいた方なのですが、結婚するという事で、僕がビデオレターを送ったのです。

その時の奥さんとお子さんと3人で、来てくれました。



フラワーラジオの「クマクマパラダイス」にも最近ナックの時の方がメールをくれたりします。

ちょっとづつですが、「さくまひでき」という名前が広がってきているのかな?

そんな心地よい実感を抱きました。



帰りに駐車場にネコがいました。

「おい、ねこすけ」と呼ぶと

・・・・

行ってしまいました(淋)



ネコが好きなものは鰹節

クマは鮭や木の実

カメレオンはハエ

・・・・・

そんな代名詞があるが、人はなんなのだろう?

人は肉?、魚? 米、じゃがいも・・・?

定番がない。

でも気に入るものはある。

ネコが鰹節を夢中で食べるように、人それぞれに「これ!」というものがある。

食べ物以外にも、異性の好み、趣味等もそうだ。

そして、音楽もそれぞれの好みがある。

でも、夕焼けが綺麗、とみんなが同じくあたりまえの事を綺麗と思えるような、そんな歌を歌って行きたい。



時代に流されるのではなく、時代の流れに常に存在している「いいもの」

それが「さくまひでき」そんな歌手になりたいです。
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