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埼玉小川町ストゥーキー 

毎回奇数月に行われてる、さくまひできの素のアーティストの部分がたっぷり見られるストゥーキー。
思えば、あっという間に9月ですね。
前回7月にやったのが、つい最近だったような気がします。

今回も第一部、第二部に分けました。

一部は「星空のコンサート」からはじまって「想い出にレールをひいて」と続くバラードのステージ。
未発表の「こんなに愛してるのに」も披露しました。

第2部は「出会えてよかった」からはじまり「ラストスパート」アップテンポのライブでした。
途中で、「エンドレストゥモーロー」(テレビ東京アニメ「セラフィムコール」エンディングソング(作詞作曲編曲:さくまひでき))も歌った。
たまに歌ってみると、「なかなかいいな!」と自分で再確認したりします。

昔の曲にスポットを当ててのコーナーは、2004年千葉県柏で行われたイベント「ストリートウェディング」の時に僕が作って歌った「一秒が永遠に感じたら」を歌った。

あの時は、3組のカップルが柏の商店街にでっかく作った舞台で結婚式をやる、というすばらしいイベントでした。
そこで、柏ストリートブレイク(音楽イベント)出身のアーティストが歌を作って歌う、という企画でした。
僕の所に依頼してきたカップルは、なんと年齢が60歳を過ぎていました。その訳は二人ともガンと闘っていたのです。
ガンセンターで知り合った二人が、めでたく結ばれるというのだ。主催の方は「他のカップルは普通のカップルなのですが、こちらのカップルに関しては、さくまさんしか歌を作れないだろうと思いまして」と依頼してきました。

作る時は色々と考えました。
なにしろ、一生に一度の結婚式ですから、そんな記念すべき式にどんな歌を作ればいいんだろう? 
悩みに悩んで、結果的に出てきた言葉が「一秒が永遠だったらいいのに」という答えだった。
高齢だから、病気だから、そう思って時間を悔やみながら過ごすのではなく、一秒だって永遠に感じるくらい大切に生きていければ、まだまだ長い結婚生活が待っているんだ!そう思って作りました。
時間を無駄に生きている若者よりも、一秒一秒を大切に生きていければ、何倍も幸せな人生が待っているのです。

今日も歌いながら、あの日の事を思い出していました。
お二人を前に熱唱した夏、会場中に暖かさと希望に満ちた涙があふれた夏。

これからはこの歌ももっともっと歌って行きたい、そう思いました。

後半はChangeMyHeart元気 で終わりました。

アンコールもいただいて、めったに歌わない「face」そして、9月23日クレアこうのすで行われる 「若者の交通安全チャリティライブ~Safetyprojectin鴻巣~」のイメージソング「いま守りたいもの」を歌いました。

これも初披露だったので、緊張しました。

この歌も作る時にも色々なイメージを膨らませました。
でも、僕の中の交通安全というのは、守りなさい!という規則の気持ちでなく、なぜ守るのか、そこだと思うんです。

制限速度が何キロだからそのスピードまでは大丈夫か、いや違う違う。
大切な人が待っているから、誰かが待っているから、人が飛び出すような狭い道だから、動物が暮らしてそうな道だから、・・・そう考えると、自然にスピードは規則よりも遅くなるものです。

今回の曲はサビにある歌詞が、すべてです。
「今守りたいもの、愛するその笑顔、涙にならぬように、生きていこう」

歌い終わった後も、アンコールをいただきました。

最後は「シロ」を歌って、秋のはじめのストゥーキーのコンサートが終わりました。

9月になって、秋の歌が似合う季節になりましたね。
僕の歌を聴き終わって、会場を出ると秋の風がそっと横切る・・・そんな季節が好きですね。

今回は大阪の方から来ていただいた方もいて、本当に嬉しい一日でした。
毎回来ていただいている方も、初めて来た方も、みんな笑顔になって、そして感動してくれて、僕の心もいっぱい元気をもらった一日でした。

次回はもう11月ですよー!
早いですね、冬の訪れを予感させる季節です。
秋から冬にかけて、切なく、そして暖かくなれるステージをまたご覧いただけるように精一杯がんばります。

まだストゥーキーでのステージを見たことがない!という方、是非いらしてくださいね。

そしてなんと、次回11月5日は、マスターの結婚記念日!!ここだけの話し・・ケーキが付くかもよ(笑)

チケットの発売はLIVEのページをご覧ください。

夜の小川駅は、もう肌寒くて、「秋になるんだな」そうつぶやいて見上げた星空が、2006年の夏に別れを告げているようでした。

写真:第2部の時のショット、右上は山に沈む夕日がきれいだったので、スタッフが撮影しました。(夕日情報をいただいたお客様に感謝です)

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