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39カ所目、蓮田市 MUSASHIYA

キャンペーン中、いくつかあるCDショップの店頭ライブ。
そのほとんどが加須のCDショップ「コメット」の松永さんが協力してくれている。
駅のロータリーにあるCDショップ「ムサシヤ」さんの店長さんも、最初に店頭ライブの話しを持っていった時にも、「てっちゃん(松永さん)が言うんじゃやってみよう!」と言ってくれました。

朝から雨が降っていて、どうなる事やら、と思っていましたが、なんと夕方には太陽が顔を出す程、いい夕暮れになりました。

ムサシヤさんに到着すると、はじめに松永さんの顔が飛び込んできました。
「なんでいるんですか!?」と僕が聞くと、「たまたまナックファイブの帰りに寄ったんだけど、まさか今日だと思ってなかったよ」と言った。
「さくまくんが来る前に帰ろうと思ったんだけどね・・・」
なんて冗談を言って、結局はちゃんと最後まで居てくれました。

18時からの1回ステージだったのですが、スタッフが立派なステージと音響セットを組んでくれたので、「1回じゃもったいないですね」と言って、店長さんに相談した。
すると「何回やってもいいよ」と嬉しいお言葉をいただきました。

さて、何回やろうか?と控え室で考えていて、ふと広島のストリートライブを思い出した。歌い終わって、サイン会をやる、すると「なんだろう?」という事で次の人の流れが止まりはじめる、そして歌って、サイン会、「なんだろう?」という事で次の人の流れが止まる・・・ それを何時間も繰り返していた事があった。
蓮田駅前なので、人の流れが激しい。
「これだ!」
そして、僕は決めた「ただ見つめてただけの初恋」をムサシヤさんから売り切るまでやろう。

そして18時からステージがはじまった。
3曲目くらいから沢山の人が集まる、そして「ただ見つめてただけの初恋」を歌った。
夕暮れの駅前に心地よく歌声が響いていく。
サイン会を終えて、またすぐにステージへ・・・

こうして4回目のステージで見事「ただ見つめてただけの初恋」を売り切った。
90分間の出来事でした。

忙しい中、足を止めていただいた方々、本当にありがとうございました。
そして、4回とも見てくれた方も、立ちっぱなしなのに、ありがとうございました。

終わった後、控え室で、店長さんと松永さんと3人で話しをしていた。
店長さんは「まさかあんなに人が立ち止まるとは思わなかったよ」と喜んでくれた。
松永さんも「やってみなくちゃわからないんだから、やってよかったでしょう」と笑顔になった。
今日のような店頭ライブは初めてやったそうなのです。
「初めはどうなるか、すごい心配だったけどよかったよ」と店長さんがホッとしたように言った。
松永さんも「お店は場所を提供して、ちゃんと力を入れてあげれば、あとは歌い手の実力にまかせればいいんだよ、プロの歌い手なんだから」。
お二人の話しを聞いていて、僕も「がんばるぞ!」とエネルギーを沢山いただきました。

帰る時は松永さんを加須まで車で送って帰りました。
車の中でも、前向きな話しに話題が尽きなかった。

コメットに到着して、「またね!」と言ってくれて別れました。
パワーを持った人と一緒にいると、自分もどんどんパワーをもらえます。
もしかして、勇気とか夢とかって、かけ算のように人から人にうつるものなのかもしれませんね。

一人になって、僕は肩の力を落としました。
決して疲れたとかではないのですが、今日のライブ、どうなる事かすごく心配で、人が集まらなかったら申し訳ない、ムサシヤさんに恥をかかせる事は出来ない、そう一番心配していたのは、実は僕自身だったのかもしれません。

でも、沢山の人の協力で、なんとか今日も大盛況で終わる事が出来ました。

今回は全市町村キャンペーンという形でCDショップ店頭ライブをやっていますが、キャンペーンとか関係ない時でも、「また歌いたい!」そう心から思った一日でした。

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