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加須 むさしの村 夜桜ライブ

桜満開!のむさしの村。
いつもは遊園地の方にある駅前ステージでやっているのだが、今回は2月に出来たばかりの巨大野外ステージでの演奏だった。
しかも3回公演、最後は楽しみな夜桜のライブ。

朝はいつもより早かった。
8時半には会場について、セッティング。
リハーサルをやっていたら、天気もよくて気分がよくってついついいっぱいやってしまった。気づいたら1回目の本番時間になっていて、「ちょっと着替えてきます」と言って30分後から演奏スタートした。
今日は松井清(ピアノ)小野滋久(ベース)でのステージだった。
楽屋で、「なんの曲やろうか?」という話しになって僕が「一人ひとつモノマネっていうのどう?」と言った。もちろんメンバーが冗談だと思っていたようだが、なんと本番で「ではメンバーを紹介しながら、一人ずつモノマネを披露します」と言ってしまった。
松井君は北野武のマネをした。これは普段から松井君がやっているマネで関係者は大受けだった。そして小野ははなわがやる松井ひできのマネだった。
これは僕も初めて見た。でも本当に小野が得意なモノマネは身近にいる人のマネだ。
知り合う人を次々マネしていくのが小野の特技で、楽屋はいつもそのマネで盛り上がるのだが、さすがにステージでやっても誰もわからないので松井のマネになったようだ。

2回目のステージが終わる頃にはすっかり日に焼けてしまって、腕が真っ赤になっていた。
3回目の7時まですごく時間があったので、急遽さくらの唄を作ろうと思って、詩を書いて、曲を作っていたが、あっという間に時間が過ぎて、途中になって出来なかった。
夜の桜は本当に綺麗で、お客さんも沢山だった。
最後のChangeMyHeartではハンドマイクで宴会をやっている人の所へ次々に言って盛り上がった。
大盛況の中アンコールがきた。
当初決めていたのが新曲の「青い地球(ほし)」だったが、「この盛り上がりで出来るかな?」と僕は不安になった。僕としては自信作なのだが、反応が悪かったらどうしよう?というものすごい不安があった。そこで「YUMEしかなかった」にしましょう!と僕が言うと、音響の黒澤さんが「よし!わかった、YUMEしかなかった・・と青い地球ね!」と言って決まってしまった。
YUMEしかなかったが盛大に終わって、「歌ってみよう!」と勇気を出して最後に「青い地球」を熱唱した。
すると盛大な拍手、そして、ライブ終了後も「最後の曲のCDないんですか?」と押し寄せてきた。僕は心の中で「やった!!」と思った。
そして楽屋に帰って松井君と小野に「あの歌いけるよ!シングルだよ!」と言った。
テーマが重いと思っていたが、あれだけ沢山の人に受け入れてもらえて、本当に今日は最高でした。
メンバーも「やってよかったですよね」と言ってくれた。

僕が高校生の時に見た24時間テレビのさだまさしさんを思い出した。
オープニング早々、野外ステージでのさだまさしさんの中継から始まった。
歌った歌は今や代表曲の「風に立つライオン」。この時は本当に涙が止まらなかったのを覚えている。今日の「青い地球」もそんな気持ちだった。

誰もいなくなった遊園地で片づけを終えた頃はもう10時だった。
「さて!明日は休みだっけ!」なんて誰かが冗談を言った。
「明日も沢山の期待が待ってるよ!がんばろう」
そう言ってむさしの村を後にした。

普段と違うステージで、桜は満開で、風は温かくて、スタッフもメンバーもいっぱい話しが出来て、いっぱい冗談言って笑って、本当に楽しい一日でした。

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