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南越谷駅

今日はビートルズのジョンレノンの命日ですね。
僕が小学校の頃、父に「ビートルズの一人が暗殺されたって」と聞いて、その頃日本ではズートルビがはやっていたので、江藤さんが打たれたのかと本当に思っていた。
もちろん中学の頃からビートルズにはまったので、その時に「あの時のニュースがジョンレノンだったんだ」と知りました。
僕はどっちかと言うとポールマッカートニーの作る曲の方が好きですが、ジョンのイマジンというアルバムを聴いた時は結構衝撃でしたね。シンプルなのにすっごく心に伝わる!そんなアルバムですね。今でも名作と思いますね。
僕の中でのアルバムの名作と思うのは。イマジンと、レッドツェッペリンの4枚目、デレクアンドザドミノスの「レイラ」 あとはクイーンの「イニュインドゥ」、邦楽だと、浜田省吾さんの「青空の扉」 尾崎豊さんのライブ盤、中島みゆきさんの「恋文」さだまさしさんの「夢の轍」 アルフィーの「ForYourlove」、ストローの「秋ってなに色」ですかねー(笑)
話しがそれていきました・・。

人生をかけて音楽をやれた事、そして、歌を通して強いメッセージを伝えてくれたジョンレノンは音楽史に確実に名を残すアーティストだと思います。
僕も誰かの胸の中で一生生き続けられるアーティストになりたいですね。

さて今日は1本だけ、南越谷駅。
はじめて来たので、びっくり、駅が新越谷と、隣あわせでくっついているのだ。
現場をチェックしていると、金髪の人が一人歌っていた。
ちょうどいい場所だったのだが、仕方なく、南越谷駅を出てすぐのところでやった。
歌っていると、一人の女性がやってきた。
「久しぶりです!」よく見ると、以前僕がやっていた、音楽イベント、「ホットスプリングディスコグラフィー」(さくま、倉川を中心に埼玉会館大ホール等で定期的に数バンド出演して行っていたイベント)で出演していたアーティストだった。
「どこかで聞いた事のある声だと思って来てしまいました」と彼女は言った。
僕の声に面影を持ってくれているっていう事は嬉しいですね。

他にも「昨日テレビ見ました」という人が数人いてやっぱりテレビはすごいと思いました。最後にずっと聞いていてくれた、老婦人が1000円札をギターケースに入れてくれた、僕は「CD持っていってくださいよ」と言うと
「主人と2人きりだから、CDは聞けないんです、でもがんばってくださいね、応援してますから。昨日もテレビ見てましてね、今日、偶然ここでやっていて、会えてビックリしましたよ」
そう笑顔で言ってくれた。
年齢を問わずこうしてたくさんの人が僕の事を知って行ってくれる、本当に嬉です。
かつて僕はドリフターズが大好きで、テレビでドリフが出ると、家族が集まり、会話が生まれ、日常でも「怒っちゃやーよ」とか「カーラースなぜなくの」とか会話に出てくる、その事によって、家族が笑顔になれた、そんな時代があった。
あの頃のテレビって本当に年齢を問わずに楽しめた事で、一家が集まれたように思います。

今の音楽もはじめてにプロモーション的に言われるのが、「何歳くらいをターゲットにしていますか?」という事だ、確かにビジネス的には大切かもしれないが、今の僕はそう聞かれたらこう答えるだろう。
「子供から大人、お年寄りまで、みんなで楽しめて、そして感動できるアーティストです」と。
家族連れや、今では親子3代で来てくれるお客さんもいる、本当に誇りです。
これからも、家族が優しくなれる、会話が生まれるそんなアーティストを目指してがんばります。

1000円をギターケースに入れて、僕を振り向いて、軽く会釈をして帰って行った老婦人。きっと家に帰って、旦那さんと僕の話をしてくれるのかな?「昨日テレビ出てた人が駅前で歌っていたよ」なんて。
想像するだけでも、心が温かくなった一日でした。

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