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北川辺町~大利根町~栗橋駅~鷲宮町~久喜駅

コンサート以来のキャンペーン復活。
ちょっと鈍った感覚もすぐに取り戻せた。
1カ所目は北川辺町の渡瀬遊水地、ここは以前「さよならも言えなくて」のインディーズ時代のプロモーションビデオを撮影した場所。
埼玉県、茨城県、栃木県、に挟まれた巨大な湿地帯だ。
きっと迷うと出られないくらいの広さがある。以前僕も撮影の下見に行った時、ちょっと少な目のガソリンの車で入ってしまって、「このままではガス欠になってしまう」と焦った事があった。
そこの中央エントランスで歌った。
バックは巨大な池ですごく大自然を感じた。通りかかる人も「テレビ見たよ」という人がいて嬉しかった。
お休みを取ってきてくれるお客さんもいて、心強かった。
2カ所目は大利根町のカスリーン公園。利根川土手の横にある公園だ。
なぜカスリーン公園というのかと思っていたが、行ってみてわかった。
公園に昔の写真が数枚あった。(僕は昔の写真好きなので)それをじっくり見ていた。
昭和22年におきたカスリーン台風の時にこの場所で堤防が決壊したらしいので、そして大水害になった。今はスーパー堤防になっていて洪水の対策も完璧らしいのだ。
そこでカスリーン公園と名前にしたらしい。
やっぱり自然の力はすごいと思った。
人はそんな大自然の中で生かされているのでしょうね。感謝感謝。
天気も曇っていたので、大夫寒かったが何人か見てくれていたので、普通のミニライブになって楽しかった。
3カ所目は栗橋駅。
移動中ちょっと雨が降ったが、歌う頃にはやんでいた。
はじめてきた駅で、地元吹上になんとなくにていて共感した街だった。
歌っていると、星空のコンサートの時に見に来てくれた人も来てくれたり、学校帰りの学生が立ち止まってくれたりした。
4カ所目は東鷲宮駅。
駅前がすごく広くなっていて、どこで歌うか迷ったが、ダイエーの前に公園があった。
駅前だとみんな足場やに帰っていくが、駅からちょっと離れたこの場所なら、買い物に来る人とかがゆったりと立ち止まってくれる、そう思って歌った。
予想は当たっていた。みるみる人が集まってくれて、家族で見てくれる人も、ダイエーの買い物袋をぶらさげて見てくれる人、たくさん集まってくれた。
一端終わって、片付けようと思ったら、「今声が聞こえて見ようと思ったけど、買い物してたのでよく聞けなかったんです、もう終わりですか?」と言ってきた人がいたので。「もちろんまだ歌いますよ」と言ってまた歌いはじめた。
公園の木に付けられたイルミネーションもきれいで(写真参考)風もそんなに冷たくなくとても気に入った鷲宮でした。
本日のファイナル5カ所目は久喜駅。
東武鉄道側の駅前で歌った。
さっきの鷲宮で大夫声もあったまっていて、最初からいい声が出せた。
ただ心残りは車にサングラスを忘れてきてしまったことだった(笑)
会社帰りの人も自転車に乗った学生さんもぞくぞく集まってくれた。
そしてなんとCDが完売でなくなってしまった。いつも来てくれているファンの方が「これでよかったらどうぞ」と言って持っていた「さよならも言えなくて」をはじめて聞いて気に入ってくれた家族に渡した。
こうして手から手へと広がっていくのを見ると本当にあったかい気持ちになる。
途中、会社員の人が70年の曲をリクエストしてきて、吉田拓郎、井上陽水、風、ばんばん等のメドレーになって楽しかった。
以前にも名古屋でストリートライブをやった時に70年メドレーになってしまった事があったが、そのとたんスーツ姿の人がどんどん集まってきて大騒ぎになったのを思い出した。あの時も楽しかった。オリジナルを聞いてほしい気持ちはもちろんあるが、僕が歌う事でこんなに素敵な笑顔になってくれるという事が音楽のすばらしさだと思っている。
たかが歌かもしれないが、その歌で人の心になにか、大きなものを与えられる、僕はそう信じている。

今日は長丁場だったが、それぞれの街でそれぞれの出会いがあった。
雨もなくきっと天気も味方してくれているのかな?
ちょっと疲れたが、その疲れも、今日聞いてくれていた人達の顔を思い出すとどこかへ行ってしまう。
さて、明日もがんばろう!

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