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埼玉会館ワンマンコンサート 当日 さくま

今日はみんな時間通り!さすが本番は気合いの入れようが違う。
朝9時に会場に到着、今日はロビー担当の小野の奥さんも来て、スタッフも多くて、昨日の雰囲気とは違う、いい緊張感があった。
・・・と言っても楽屋はみんな一緒で、結構盛り上がっていて楽しかった。照明さんも音響さんも少し調節をして、昼食の弁当の時間、モニターミキサー(ステージそでで、僕らのモニタースピーカーの音を調節する人)の浅野さんが、お茶をこぼした、しかしふくものが無くて、僕はトイレに行ってペーパーを持ってきた、するとすでに誰かがティッシュを持っていて、トラブルは解消していた。「さくまさんどうしたんですか?」ってみんなに言われて、トイレットペーパーを片手の僕は情けない姿になってしまって、みんな大爆笑、そんな楽しい時間も過ぎて、12時30分から、音響、照明、舞台スタッフ、全てを入れた通しリハーサルが始まった。そして3時に全て終了。あとは本番を残すばかり。
ロビーもしっかり出来あがってきた。お花もたくさん贈られてきて、華やかなロビーになった。夕方5時、いよいよオープン! 早い時間からたくさんの人が並んでくれて、嬉しかった。楽屋にはテレビがあって、そこに会場の映像が常に映っている、メンバーみんなで「入ってきたー、緊張してきた」って言って見ていた。
楽屋には関係者が挨拶にくる、これも緊張の素、でもやる気の素にもなった。
5時半、いよいよステージそでに着いて、掛け合いをした!
僕は客席から登場なので、会場を一端でて、ロビーへまわって、ホールの1番後ろにかくれる、・・予定だったが、ロビーにはまだ結構人がいて、「さくまさんがんばって」とか手を振られたりとか、かくれるどころではなかった、でもなんとか、後ろの暗いところに行った。SEの「秋の空」が流れる、「いよいよだ!」自分に言い聞かせた。
「秋の空」が終わった。僕はワイヤレスマイクを手に握りしめた、「Wooー」第一声がホールに響き、ステージ上のスポットライトがあたった。「夢しかなかったー」「夢しかかなったー」 客席を歩いて歌った。ステージではいつのまにかその歌に合わせて、松井君がキーボードを弾きはじめる、次の瞬間山ちゃんがリズムを刻みはじめる、そして、そでから、小野とチャーリーが登場して、「夢しかなかった」の後に「WowWow」と入ってくる、そして一気に「YUMEしかなかった」がはじまった。会場も盛り上がった。
と同時にトラブル発生、僕のギターが途切れ途切れで出なくなってしまった、「ここで止める訳にはいかない」そう思いながら、精一杯歌った、でもこの曲は間奏でギターソロがある、でもその前にベースソロがある、2番が歌い終わって、小野にスポットがあたった、「今だ!」僕はギターをおろすと、すでにスタッフがスペアのギターも用意して待っている、すぐに持ち替えて、無事ギターソロに間にあった。そして2曲目、「inthosedays」がはじまった、すると今度はチャーリーのトラブル、ワイヤレスをすぐにシールドに変えて、無事解消した。そしてたて続け4曲が終わって、MCに入った、今回は雪の王子様というタイトルがあって、その説明をした「雪の王子様は3つの魔法をかける妖精です、冷たくなった人の心の中にすんでいます、そして3つ目の魔法をかけると、暖かくなった心の温度で溶けていなくなってしまう」と言った、もちろんこれは僕のオリジナルで、僕が考えた内容、このコンサートをやるにあたって、このテーマを考えるのが実は1番大変だった。「では1つ目の魔法、これは喜怒哀楽が激しくなる魔法、冷たく傷付いた心は、感情が表しにくい、この魔法で、感情を素直に表せるようになります、その事によって、今日のコンサートもたくさん感動できます」そう言って「3,2,1、0」最後までごゆっくりおつきあい下さい!」そして「星空のコンサート」 と続々と進んでいった。 
そしてアドリブコーナーもやって、緊張のリクエストコーナー、ここでは僕ひとりで、お客さんのリクエストに応えるというコーナーで、練習していない歌をやるので、緊張する、そして「ラブレター」を小野と2人でやって、「ありがとう」をチャーリーと2人でやった、そして「津軽じょんがら流れ唄」というリクエストが来た、これは僕らがお世話になっている、北斗五朗さんという演歌の大御所歌手の大ヒット曲、しかも五郎さんは会場にいらしていた、これは紹介しなくては、と思って「僕らの大先輩、北斗五朗さんです」と言って紹介した、五郎さんも、立ち上がってくれて、4方に快く挨拶してくれて、嬉しかった。そして1番を僕が、2番チャーリー 3番小野 で分けて「津軽じょんがら流れ唄」を歌った、・・・がチャーリーが歌えない。僕は後ろに行って、耳元で歌詞を教えながら歌った、3番になって 小野も歌えない。僕は後ろに行って歌詞を教えた、なんともそわそわの唄になってしまって、五郎すいませんと謝ってしまった。
そして後半にさしかかって、トークになったここのトークは実は1度もリハーサルをした事がなかった、以前山ちゃんのふるさと岡山に行って、お母さんにお世話になった、向こうでコンサートやる時も頭を下げて、お客さんを集めてくれて、大ホールが満席になった。今度は僕らが大ヒット曲を出して、僕らの力で満席にする姿をお母さんに見て欲しかった。そして、昨年秋にその山ちゃんのお母さんがお亡くなりになられた。その夢はもう叶わなくなってしまった。でもその気持ちは今も変わらない、そしてこれからも僕らの夢を、山ちゃんの夢を見守っていて欲しい、そう心を込めて、このうたを歌います。と言って、遠い記憶 Dreamerと歌う予定だった。でもこのトークは練習でどうしても話せなかったので、とばしていた。そして本番直前まで、話そうかそれとも、そのまま普通に曲入ろうか、悩んでいた。そこで山ちゃんを楽屋の外に呼んで、こう話そうと思うんだけど と相談したら しばらくうつむいて「ありがとうございます」と言った。そして本番で誰も聞くことが無かった、トークが始まった。僕自身も色々思い出して、声が震えてしまった。この時歌った「遠い記憶」は一生忘れないだろう。
そしてDreamerも歌って、いよいよ後半の盛り上げ!
小野のベースから始まって、小野がお客さんをあおった!みんな盛り上がってきた、僕は「ここで2つ目の魔法です、みんな立ち上がりたくなる魔法です」というとみんな総立ちになった。そしてStepintheBROADWAYGoodちょっとパラダイス と大歓声の中ステージは終わった。 アンコールの声がそでまで響いていた。そして再びステージへ上がって、「さよならも言えなくて」「HeyMrクライマー」で終わった。 そして最後のトーク 最後の魔法は「今日のコンサートを忘れない、そして愛や夢に前向きでがんばれる、それには元気でなくてはいけない、その3つの魔法です、でもこの魔法をかけると、みんなの心は暖かくなって、雪の王子様は溶けて消えてしまいます。しかもこの魔法は期限があります、いつか元気でいられなくなってしまう時がくる、そんな時は、いつでもストローを見に来てください、僕らが歌と演奏を通して、この3つ目の魔法を必ずかます。そして僕らもみなさんに会うことで、元気がもらえる、そして一緒にがんばれる1年にしたいと思っています、では3,2,1、0 最後までのおつきあい本当にありがとうございました。」と言って、アカペラで「聖夜」を歌った。歌い終わると、オーケストラのSEが流れて、雪が降り始める。僕らも「やった!」ていう満足感と、ありがとうという気持ちで、胸がいっぱいだった。ステージを降りて、心から「おつかれさまでした!」とみんなに言えた。次は5月5日大宮ソニックシティーだ!ストローというグループ、僕の頭の中だけど始まったグループ、それが、ここまで成長した、そしてこれからも進んでいく道が見える、こんな嬉しい事はない、これからもますますがんばっていこう!そしてストローと一緒に自分も成長しよう そう心から思えた記念すべき1月13日だった。
・・・・・・
その後、打ち上げは、飲み屋だと成人式で混んでるだろうから、近くの安楽亭にした。音響も照明もアルコールを飲む人はいなくて、飲んでたのは山ちゃんと 松井君とスタッフの金井だけだった、しかも山ちゃんは大夫御機嫌だった。松井君はおしぼりでペンギン作ってるし、飲まない人はみんなでチョコレートパフェ、変な団体だった。
「では、今日の大成功と5月5日の成功を願って、1ッポン締め!」「よーパン!」
みんないいえ顔で帰っていった。

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