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14.1.23 行田市立南小学校 60周年祝賀会 講演会&ライブ (埼玉)



毎年、加須の鴻茎小学校さんで11月に講演会&ライブをやらせていただいておりましたが、そこでも「空を飛びたい」という応援メッセージソングを作りました。



今回も行田市南小学校のイメージソング「夢を叶えよう」を作って披露しました。

元々のはじまりは、この鴻茎小学校の児玉校長先生(現在は加須市東中学校の校長)の校長室に
行田南小の校長先生が訪れた事からはじまります。

校長室には僕のサインが毎年行かせていただいた分、飾ってあるのですが
南小の校長先生に「このサインの人知ってる?いい歌手なんだよ」と児玉先生が宣伝してくださったのです。
その時の南小の校長の一言は「いや~ 知っているんだけど、しかもよーく知っているんだよね、そう、中学の頃から知っているんだよね~」と・・・・
そうなんです、僕の吹上北中の時の中学2人の時の担任の先生だったのです。
そこでお二人でびっくりしたらしく、僕に電話をしてきて
児玉先生が「今、さくまさんをよく知っているっていう人に代わりますね」と
電話で話すとその先生、栗本先生だったのです。

その時に「いつかうちの学校にも来てもらうからね」という話でした。

この先生とは卒業してから、一度20年くらい前に地元の郵便局でお会いしたっきり
電話では、10年くらい前、
母校の吹上北中学校の講演会に行った時に、その時の校長先生が「さくまさんは担任は誰だったの?」と聞かれて、栗本先生ですと言うと、すぐにその校長先生が電話してくださったのです。
僕が母校の講演に行った時は、僕が在学していた時の先生は2人しかいませんでしたね~

で、電話口で「さくま、やったな~ 故郷に錦を飾ったじゃないか」と言ってくださったのです。
この内容はその時の日記や会報にも書いていると思います。

そして今回、行田南小の60周年の記念事業に呼んでいただきました。
しかも50周年は根本要さんですからね、要さんはここの学校の卒業生なんです。
しかもこの50周年の時、僕も会場にいまして、初めて要さんとご挨拶したもの
行田南小の校長室でした。
そして、今は木蘭の涙を歌っているので、なにかやっぱりご縁がありますね。

学校へ到着して、栗本先生と再会、
思わず感激のあまりに抱き合ってしまいました。

PTAの方もいらして、機材のセッティング。
教頭先生もみなさん手伝ってくださいました。

リハーサルをして、校長室で一緒に給食をいただきました。
卵焼きに、キャラのフラベーの焼き印があって、さすが行田って思いました。
昔話に花が咲きすぎて、ずっと話が尽きませんでした。

おもしろかったのが「ただ見つめてただけの初恋、いつもお昼の放送で流してるよ、あれもいい歌だよね・・・・」って言って、しばらく沈黙・・・
そして次の一言
「あれは、誰?」
初恋の歌なので、もちろん舞台は中学校、もちろん先生も知っている人ですが
まさか「誰?」って聞かれるとは思っていなくて、大爆笑してしまいました。
誰とは結局言えませんでしたけどね~

さて、いよいよ時間になって体育館へ
全校生徒さんと、さらに父兄さんも沢山会場にいらしていました。


(そでにて)

最初に校長先生の挨拶があったので、袖で聞いていました。
すると「さくまひできさんの歌詞にいい歌詞があります、あきらめないで、自分信じて、一歩ずつ歩く汗は無駄じゃない」・・・
この瞬間びっくり
なにを歌うかはまったく伝えていないし、リクエストもなかったのですが
今日、最後はこの歌詞の歌ゴールで締めくくろうと思っていたのですから。

そして、いよいよ登場。



ちょっとしゃべってから、最初に1曲
「命~2011からのメッセージ」を歌いました。
この歌も放送で流してくださっていたようで、みんな感激してくれました。

そして、夢についてのお話をさせていただいて
2曲目は校歌をアレンジしたもの
学校からは4番までをいただいていたので、みんなも歌ってくれていて
3番になった瞬間、ピタっと歌が止まってしまったので、びっくり
校長先生の方を見て「あれ?三番以降は無理ですか」と演奏しながら聞くと
ばってんを出してきたので、「じゃあもう1回1番歌おう」と言って
また大合唱。
なんとか臨機応変に乗り越える事ができました。

そして僕からのサプライズ。
僕が中学2年の時、先生がいつも教室にギターを置いていて、それを弾いてよく
作った曲を放課後友達に披露していたのですが、先生が一度だけ
クラスのみんなに「海その愛」を歌ってくれた事があるんです。
その時、初めて聞いた歌だったのですが、すごく感動して、勇気つけられて
歌の道っていいなって本気で思いはじめました。
なので、加山雄三さんの「海その愛」を一緒に歌いたかったのです。
ギターもマイクもすでに準備すみ。



生徒さんみんなに「この学校でもギター弾く先生はいるのかな?」って言うと
みんな「校長先生!!」って大きな声で。
そして「では校長先生に出てきていただきましょう」と言ってステージへ
そして、僕が中2の時に聞かせていただいた話をして、用意したギターで歌っていただきました。
「海に 抱かれて・・・」と歌い出した瞬間、あの日がよみがえってくるようでした。
途中でコーラスをしたりして、一緒にフルコーラス歌いました。
30年ぶりの先生の歌声に感動してしました。

そして、後半は今日作ってきた歌
行田南小のイメージソング「夢を叶えよう」です。
のぼうの城という映画も見たし、なにかと行田では遊んでいた子供時代ですから
行田はイメージしやすかったです。
歌い出しも「水に浮く 城の勇姿を 受け継いで たくましく生きてく」というはじまり。
僕としても自信作になりました。
(この歌は2月8日のFM NACK5 朝9:30からのさくまひできのサタデー音楽工房でオンエアーします)
割れんばかりの拍手をいただいて、最後はみんな総立ちで「ゴール」で盛り上がりました。
先生も父兄さんも、生徒さんもみんなで「ヘイ!」って盛り上がって
コンサート会場のようでした。


(総立ち)



こうして60分の学校講演が終わりました。
最後はお礼の言葉と花束をいただきましたが、この花束をくださった生徒さん。
実は、僕の中学のクラスメイトで一緒にバンドをやっていた友達のお子さんなんです。
なんか不思議な感じですが、すっごく嬉しい気持ちでした。



そして、僕から校長先生に「夢を叶えよう」のCDを手渡して、会場を後にしました。
退場の時もみんな握手の手をさしのべてくれて、本当に嬉しかったです。
父兄さんも握手してくださいました。




終わった後にPTAの方が「木蘭の涙・・・聞きたかった」と言ってくださって
僕も歌いたかったのですが、盛り上がってしまって、時間の都合できませんでした。
なので、また次の機会に是非、要さんの母校で「木蘭の涙」歌いたいです。

校長先生も作った歌も講演の内容もすごく喜んでくださってよかったです。
なにしろ僕自身が楽しくて
だって、僕のステージを先生が見ているっていう、まるで生徒のような感覚でしたからね~
中学の頃にプロになると決めて、あの頃から学校中で「さくまは歌手になるって言ってるよ」って有名で
でも、なんとかプロになれて、そして先生と再会できて
続けてきて、本当によかったと今日は思いました。

そして、僕に続けるという事、苦しくてもやりとげる事、涙も乗り越えて行く事
そんな根性を教えてくれた栗本先生がいたから
今日の自分がいるのだと感謝しております。

42歳なのに、なんだか中学生に戻ったような
そんな気持ちの一日でした。
そして、行田南小の純粋で最高な輝きの子供たちに沢山パワーをいただきました。

最高の一日でした。


(看板も生徒さんが作ってくれたんです)


(サインも書かせていただきました)




(校長先生と教頭先生と)



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