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13.8.7 自分史フェスティバル 江戸東京博物館ホール (東京)



僕の子供のころからの友人が、自分史の話を持ってきたのは
今年の初めころでした。
人生を生きてきた過程を自分だけの本にしてみる
そんな話、すばらしいと思いました。
そして、文章以外にも歌を、自分だけの歌を残せたらいいよね、という
お話で、ご依頼があれば、その人の人生を取材させていただいて、歌を作ろうという
そんな企画が進んで行ったのです。

僕自身も最近よく思うのが、カラオケに行くとき
普通は歌手でない限り、だれか他人の歌を歌うわけですよね。
でも、そのカラオケに自分の歌があったらどうでしょう?
僕は機種によりですが、ありがたいことに自分の歌が多いと4~5曲入っています。
まったくないときもありますが(涙)

そしてその歌を歌うのですが、
この感覚をみんな味わえたらいいのにって思ったのです。
なぜならカラオケ人口ってものすごく多いと思うのです、
この人も歌うんだって普段歌わないようなイメージの人でも、カラオケに行くと
歌うのです。
それって歌手になるって事じゃないのって思うかもしれません。
長い年月をかけて、やったカラオケに入ったときの感動を覚えている自分です。
でも、そんな苦労はしないで、プロじゃなくていいんです。
なにしろ、自分の歌を一人1曲、ないし2曲でも3曲でも
持てたら面白いなって思うんですよね。

会社の方でカラオケに行くと
「部長、そろそろ部長の「人生八部咲き」聞かせてくださいよ」という
会話になったり。
「私の「七色の恋」に続く新曲が出来たので聞いてください「涙の東十条」」
とか、なんかカラオケボックスがものすごく盛り上って、カラオケ人口も増えて、
歌を楽しめるように思うのです。
問題は、誰が曲を作るのって事ですよね。
それを僕がお手伝いできたらいいなって思っているんです。
そして、その一人1曲時代がまわりはじめると、世の中のCDが売れないと悩んでいた
アーティストさんや、作詞家、作曲家がどんどんお仕事が増えて来ると思うんですよね。
あとは、カラオケ会社がそれをどんどん登録していけば、なんか実現しそうな気がするんです。

話が長くなってしまいましたが
なんか歌の新時代が作れないかなってよく考えているんです。
電話はかつて高級品でしたが、時代は変わり、一人一台ですよね。
それと同じように、一人1曲って面白いと思うんですよね
携帯の待ちうけもオリジナルの歌なんですよ。



さて、自分史のお話に戻りますが、
今回は自分史フェスティバルというタイトルのイベントで急遽ライブを組んでいただきました。

朝のラッシュにまかれて、9時30分に江戸東京博物館ホールへ到着。
先月、大島四郎さんのイベントで来たばかりの会場だったので、要領はわかっています。
機材を運んで、スピーカーも組んで、ぎりぎりで開場時間に間に合いました。

そして、12時過ぎからライブです。
ライブの前は色々な講演があったので、聞いていました。

ライブは「ただ見つめてただけの初恋」から
まさに自分の歴史、初恋を描いた一枚の絵のような一曲です。

そして、「隣の芝生は青く見えなかった」
自分史が存在するなら、きっと一番読んでみたいのは
父の自分史かもしれない。
そんな話をして、歌いました。

最後は「命~2011からのメッセージ」
会場も割れんばかりの拍手でした。

ステージそでに来ても、司会の方が「すごくよかったです」と声をかけてくださいました
僕が出るので見に来てくださったファンの方も
本当にありがとうございました。

後日談ですが、自分史の会長さんが僕の友人にメールをした内容。
「歌手の人はもっとわがままなのかと思って、かまえていたら、さくまさんはとってもお人柄もよくて、ステージもすばらしかったです」という内容もの

とってもうれしいお言葉です。

よく言われるのが
「もっと怖い人かと思っていました」とか
「なんでそんなに腰が低いんですか」とか
言われますが、
僕としは普通なんですよね。
ただ、歌わせていただけることが
ものすごくありがたくて、ありがたくて
感謝の気持ちでいっぱいなんです。

これからも自分史さんとの絡みで
たくさんの場所で歌って行きたいです。
そして、自分だけの1曲を作りたいという方
お待ちしております。

僕が自分史、書いたら
誰か読んでくれるかな~?


(展示ルームも見てみました)


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