天気のいい野外のステージでした。 福祉作業所の空と雲の家さんとの出会いは、3月10日の道の駅でした。 この日は風が強かったですね~ その日の夜のオルトンでのライブで、音楽の先生でもある平井さんと、ギターも弾く事務局長の湖城さんとお話をしました。 内容は空と雲の家のオリジナル曲4曲をCD化したいというお話でした。 そして、出来れば4月12日の式典の日に披露したいという事でした。 普通CDを作るにあたって、レコーディングをして、ジャケット製作をして ミックダウンをして、プレス工場へ出して、出荷されてくるまで 3ヶ月くらいはかかります。 この時点で1ヶ月のスケジュールです。 最初は僕も考えましたが、やってやれない事はないと思ったのです。 そこでその時点で、4月12日までの製作にあたっての流れをお話しました。 そこからが猛スピードでした。 翌日には音資料を直接届けに来てくださり、それを僕がアレンジ さらに楽器のレコーディングをして、1曲づつ出来次第、メールで音を送って行って、 ご意見を聞いて、また直しをやって、という流れが続きました。 そして、空雲さんの方では、利用者さんが歌の練習です。 これは僕の知らない所ですが、相当練習を重ねたそうです。 そして、数日後には僕がレコーディング機材を持って施設でレコーディング。 全部で30人くらいいるのですが、まとめて録音ではなく 一人一人の声を生かしたかったので、全員にマイクを立てて すべて別トラックで録音しました。 それを持ち帰って、すぐにミックスダウンという作業です。 演奏のバランスや歌のバランス、そしてリバーブやコンプレッサーをかけて音を仕上げて行く作業です。 通常のレコーディングではこの作業で1日一曲が限度ですが これも耳をこらして、いい良いミックスをして行きました。 急ぐ事により、クオリティを下げる事だけは絶対にしたくなかったのです。 そしてミックス出来たものをまたメール送って、意見を聞いて直して、また送って とやっていて、なんとか完成。 次はジャケット等です。 いただいた素材の切り絵と写真、をしてだいたいのアイディアを伺って イラストレーターでの作業です。 挿絵にするイラストに色鉛筆で色を付けたり、文字の大きさや写真の加工(いらない線を消したり)をやって、これも出来たら画像を送るというやり方で進めました。 こう考えるとパソコンのメールってすごいですよね~ これがなかったら、実際に来てもらってとか、CDで送ってとかですもんね~ そして、数日間をかけて、音もジャケットも完成、あとはプレス工場への依頼です。 4月12日に間に合わせる期限にはなんとか工場へ出す事が出来ました。 ・・・という 長い長い文章を書いてしまいましたが そんな流れで、先生や事務局長さん、そして利用者さんの汗と努力の結晶が 今回発売になったCDなのです!!!! 加須から移動してきて、到着すると式典の真っ最中でした。 (準備中) 式典が終わってライブの時間です。 最初は僕のオリジナル曲等のステージ。 しかもアロハガスの常務さんもいらしていただいていたので、「パイプル君ロック」を 踊っていただいちゃいました。 すいませんでした~ 空雲方もみんな踊りが踊れて、盛り上がりました。 そして次は今回の空雲さんと繋いでくださったケンゾーの歌です。 ちょっと違うぞこのスーパー。 この時は利用者さんの中にケンゾーに努めている方がいて、前に出てきて 一緒に歌ってくださいました。 アンコールもいただいて、最後は羽生市のイメージソングでもある 「羽を広げて」を歌いました。 僕のステージが終わってからは、空雲のみんなでCDになっている4曲を歌いました。 僕と事務局長の湖城さんがギターです。 道の駅で聞いた時は、曲も覚えていなかったのですが レコーディングやアレンジに関わらせていただいたので 僕もばっちり歌えました。 みんな元気な声を歌っていて、羽生の空に響いていました。 最後は「翼を下さい」を全員で歌いました。 今日は行田のかがやき共同作業所でお世話になった方とお会い出来たり、沢山の方と再会できました。 いつも元気なわんちゃん達が今日はおとなしく、どこかにしまわれていたのが残念でした。 でも、いたらいたで大暴れなんだろうな~(笑) 普段は引きこもってしまいがちな方が歌を歌う事で 人前にでれる、笑顔になれる 本当に素晴らしい事だと思います。 そして自分の声が入ったCDを発売出来る。 このCDはうたが詰まっているというよりも 心が詰まった作品だと思います。 そんな素晴らしい作品に携わる事が出来て本当に光栄でした。 そして、これからも空雲さんとご一緒させていただけたらと思っています。 さて、羽生を出発して、加須東中へ 機材の撤収です。 先生も手伝ってくださいました。 片づけを終えて、校長室でコーヒーをなぜか 都こんぶをいただいて帰りました。 すべてのスケジュールが終わってまだ2時頃でしたが なんだかすごく充実した一日でした。 (空雲Tシャツ いただきました)