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11.5.21 第一回こうのす花まつり クレアこうのす大ホール



市役所での商人フェスティバルを終えて、クレアこうのすへ移動。
ですが大渋滞と駐車場の満車を予想して、台車に機材をのせてゴロゴロとお隣のクレアに行く事にしました。



途中の公園でも花がいっぱい飾ってあって、すごくいいですね~

クレアに到着して楽屋へ。

間もなく美根ゆり香さんのステージだったので、客席の方へ行って見てきました。

また楽屋へ戻って、キーボードを持ち込んだので、コンサートの練習をちょっとやって、さらに明日の美根さんのとのコラボする曲「HANDS」のコードを譜を書いたり、メロディを覚えたりしていました。



するとBule TrikeのKiyohitoさんがやってきてマーチンのギターの話で盛り上がりました。
「さくまさんのギターってどこのギターですか?」ってよく聞かれるんですが
それもそのはず、マーチンのギターであのオレンジ色は出てませんからね(笑)
「自分で塗ったんですよ」って言うと、みんなびっくりするんです
「もったいない~」って(笑)

ちなみにKiyohitoさんの使っているマーチンは僕のよりも、高価なギターでした(笑)

Bule Trikeさんの熱いステージがおわって、いよいよ僕の番です。



コンサートのトリという事もあって、ものすごいプレッシャーでしたが
クレアこうのすは舞台の方も、音響さんも照明さんも
みなさん知っている方で落ち着いてステージが出来ました。

緞帳の中でセッティングをしていると時も、「今日はさくまさん10時までには終わってくださいよ」とか冗談が飛び交っていて笑顔になってしまいました。
実際4時15分頃からはじまったので、まさか10時になる事はないんですけどね(笑)
でも、やってみたいですね~ 6時間のコンサート。





今回はたった一人で、ギターとピアノの弾き語りの構成でした。

一曲目「明日から」と2曲目「さよならも言えなくて」はピアノだったので
緞帳の中ピアノに座って幕が開くのを待ちます。

さっきまで、スタッフの方や、舞台の方がそばにいたのに、
この直前で、ステージ上に一人取り残されます。
この瞬間が緊張するんですよね~

幕が開き
ピアノの高音からそっとはじまったコンサート。
まるで花のつぼみがちょっとずつ開くようなイメージでした。



愛と愛の間に誕生する命はまるで一つの花のようですよね
「明日から」を歌い
想い出という綺麗な花を残して去って行ってしまう切ないバラード
「さよならも言えなくて」を続けて歌いました。

そしてトークです。
このトークからちょっと緊張がほぐれてきます。
あまりほぐれすぎると、長時間のトークになってしまうのでほどほどに(笑)



今回のイベントは記念すべき第一回という事で
まさにめでたい事です
そこで「O ME DE TOのうた」を歌ってみんなで盛り上がりました。
続いて、このふるさとで歌まれた僕の初恋を歌った歌「ただ見つめてただけの初恋」を歌いました。



その後は、花の歌メドレーです。
最初に「ハナミズキ」ちょうど5月の歌ですからぴったりでした
しかも一青窈さんは近日クレアでコンサートがありますからね。
続いて「秋桜」、春だけではなく、秋にも綺麗な花が咲きます
さらに「サボテンの花」、育成の環境が悪いとなかなか花を咲かせないサボテンの花ですが、そこに愛を注いで小さな花を咲かせる歌。
そして、「木蘭の涙」。
お隣、行田市の大先輩、スターダストレビューの根本要さんと一緒にこの歌を歌ったのは
2008年ですから、ずい分前になります。
あの時は、とうてい要さんの高いキーは歌えなかったのですが
今回は要さんと同じキーでトライさせていただきました。
そして、「シクラメンのかほり」。
花の香りって本当に僕は好きで、特に梅の花の香り、これは子供の頃住んでいた平屋の家の川の向こうに梅畑があって、そこで遊んだ記憶が蘇るんですよね。
あとはジンチョウゲの香りも大好きです、そしてクチナシの香りは
もう心の中で映画がはじまる位、大好きです。
そして、「赤鼻のトナカイ」。これはウケ狙いでした~(笑)
そして、「世界に一つだけの花」を歌って、みんなで盛り上がりました。



メドレーが終わりました。
どの花も綺麗なのですが、避けて通れない現実があります。
それはいつか枯れてしまうという事。
でも世の中に一つだけ枯れない花があると思うのです
それは、愛という花。
消えてしまう愛の花もあるけど、ずっと咲き続ける事も出来ると思うのです
それは命がつきてしまっても・・・
アルバムオレンジから「枯れない花」を心を込めて歌いました。



「Goodちょっとパラダイス」では客席にみなさんの手の花を咲かせていただきました。
ステージから見ると、本当にグーチョキパーの順番で
じょじょに花が大きくなって行くようで、綺麗なんですよね。



そして、最後は
ピアノで「命~2011からのメッセージ」を歌いました。



花も一輪では寂しく見えますね、でも、花畑はすごくにぎやかで元気が溢れてそう。
人の命の花も同じです。
一つの命では寂しいけど、それを支えて沢山の命があって
命の花畑が誕生するんですよね。

ここで本編が終わり盛大な拍手をいただきながら
ステージのそでに行くと
今日の出演アーティストさんが全員そろっていたのです。
これにはびっくりでした。

そしてアンコールをいただき
「オレンジの想い出」をギターでしっとりと歌いました。



オレンジ色は黄色と赤の間の色
でもそのバランスは無限で、100人いたら100通りにオレンジ色があります。
よく考えたら、花の色も同じように見えても、100輪あったら、100通りの色なんですよね。
人と花と共通する所を沢山織り交ぜた選曲で今回はお届けしました。

最後は司会の三浦さんが登場して、さらに出演アーティストさんがステージへ登場。



最初聞いていた話では、「残っているアーティストさんだけで最後しめましょう」という話でした。
要するに強制的に残ってくださいっていう話ではなかったのです。
出番の早い方は10時30頃から歌ってますからね。

でも、感動したのは
なんと!
誰一人先に帰った方はいなくて、全員そろっていたのです。

あえかさんも滝田恵美さんも、rough mellowさんも、Groovin'Soulsさんも、美根ゆり香さんも、北条しょうじさんも、そしてBule Trikeさんも
全員が勢揃いしてのエンディングでした。
まさに、アーティストの花がすべて、ステージに咲いたフィナーレでした。

見てくださった方の心の花と、アーティストの心の花、
そしてスタッフさんの心の花、主催の方の心の花
すべてが綺麗な花で調和して
そして、だれ一人無理して咲いている花もなくて
すばらしいイベントだったと思います。

コンサートの最後に話しをしたのですが。
(本編で話した年数に若干誤りがありました)

広島の原爆投下後、学者の方達は口をそろえて言ったそうです。
この地には向こう75年は草木も生えないだろう・・と
でも、一番最初に広島の地に咲いたのは
草でも、木でもなく、紛れもなく花だったのです。
カンナの花という花。
しかもわずか1ヶ月後に・・・

人間の科学では計り知れない生命力を持っているのもまた
花なのです。

3月11日に東日本大震災がおきて、まだまだ大変な時です。
でも、その荒れた地にもきっと花が咲く日が来ます。
その日まで全員の心から種をまいて行きましょう。

終わった後にクレアのスタッフの方にご挨拶して
また冗談の話に花が咲きました。
「ずいぶん日焼けしたね、その頭も日焼け?」とか
「赤鼻のトナカイは感動したね~」とか
こうしてステージで堂々と歌えるとのも沢山の支えがあるからなんですよね。

見てくださったお客様、本当にありがとうございました。
そして共演の方も楽しい時間をありがとうございました。

また台車を押して、市役所の駐車場に戻って、機材を積んで家路へ・・・
綺麗な夕暮れでした。

車の中で今日の事を想い出していました。

そしてふと思ったのです、そういえば、花のまつりなのに、今日は花一つももらってこなかったな~って

でも、次の瞬間、気が付きました。

ちゃんともらってきてる

そう

笑顔という名の花を・・・



(Bule Trike  Kiyohitoさんと)




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