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(本番)09.12.20 ワカバウォーク (埼玉県鶴ヶ島)


埼玉県は鶴ヶ島市の若葉駅前のワカバウォークです。
映画館もあって、いろいろとあるショッピングモールですが、実はステージがある事は知っていたんです。
「ここで歌いたいな~」って思っていたら
なんと、熊谷ニットーモールさんや鴻巣エルミさんと同じ系列のお店だったんです。
なので、宮城県の時もお世話になった葉阪さんにお願い!
すると、担当の方をご紹介してくださいり、夢が現実になりました。

12月の野外は久しぶりです・・っていうか
野外が久しぶりですね~
でも、かつては雪でも雨でも、台風でも外で歌う方が多かった僕は、今日くらいの寒さはなんでもない感じでした。

今回は3回ステージです。
それぞれ一曲目を変えての披露でした。

3回目のライトアップされた時の「ここにいるから」はすごくいい雰囲気でした。

以前県警の交通安全イベントでよく一緒に出演していた
双子のグループ「オプティス」のお二人もお近くだというので
来てくださいました!!久しぶりの再会でうれしかったです。

涙を流しながらCDを手にしてくださる男性の方もいて、
別れ際に涙声で「昨日親父が亡くなってさ・・・」と言ったんです。
僕はすごく切なくなりました・・・
そんな悲しい時に、この歌を聴かせてしまって・・・
そう思ったのですが、その方はちゃんとCDを買って行ってくれたんです。
「一緒にがんばりましょう!親父さんの分まで!」って僕は声をかけました。
そうです、逆なんですよね。
一見悲しいこの歌を通して、同じ気持ちを味わってしまった方の勇気になればいいんだって思ったんです。
そして、同時に父親への感謝の気持ちと、そして自慢できる子供になれるように力強く生きて行くというメッセージが届けばいいんですよね。
これからもそんな気持ちで「隣の芝生は青く見えなかった」を歌って行きます!

ホームページの管理人さんもきてくれて、福祉のイベントで出会った方も来てくれました。
本当にいろいろな出会い再会がありました。

なかでも、3回目の時、ずっと聞いてくださっている男性がいたんです。
最後にお話をしたのですが、
2004年頃の吹上のコスモス祭りで見てくれたのだそうです。
その時は、病気のお母さんか奥さんか・・ちょっとよくわからないのですが、
車いすで一緒に来ていて
「気晴らしになるといいね」と言って土手のコスモス祭りに来たのだそうです。
そして、僕の歌っているのを見て
「すごくいやされたね~よかったね」って言って帰ったのだそうです。

その男性は今日は一人でした。
その相手は今は意識もあるかないかのところ・・入院しているそうです。
そして、今日偶然にも僕が歌っている姿を見たのだそうです。

いろいろと話して、その方がCDを買って行っていいですか?って言って
何枚も何種類もCDを手にしているんです。
「こんなに沢山ありがとうございます」って言うと
「これを枕元で流して、思い出してくれたらいいなって思ってるんです」
その言葉を聞いた時に、僕は涙がこぼれそうになりました。
そしてサイン色紙に名前を入れて、早く元気になって・・とメッセージも添えました。

人間って不思議なもので、奇跡って起こるんですよね。
僕の歌を聴いて、そして元気になってくれたらいいなって今
強く思っています!!

2回目の時に聞いてくれた家族連れのお子さん(小さな女の子)が
僕の歌声を聞いて、「むさしの村で歌っていた人だ!」って思い出してくれたのだそうです。
もうずっと前のむさしの村でのステージなのに、お父さんお母さんはすぐに僕の事を思い出せなかったようですが、お子さんはすぐに気がついたのだそうです。

人の記憶ってすごいですよね。

きっと、入院しているその方も
笑っていた頃を思い出して、そしていつか一緒にまた僕のステージを見てほしいです。

がんばれ!!!!!!

片づけを終えてすっかり夜でした。
寒くなってきましたが、心はとってもあったかい一日でした。

ワカバウォークの方も「またやってください」って言ってくださって
これからも定期的に歌って行きたいステージの一つになりました。

冬の星はなぜ揺らめいて見えるのかな?
それは、遙か遠い星との間に暖かい空気があるからユラユラするんですよね
どんな遠くにある光でも、どんなに小さく見える光でも
その間にぬくもりがあれば、揺らす事さえできるんです。

このあたたかい想いが届きますように・・・
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