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2009年

(本文)09.11.22 イオン津山 33カ所目、岡山県

岡山といえば!僕の仲間のミュージシャン、元ストローのメンバー、ドラムの山地厚臣くんの出身地です。さらに、僕の歌が流れている、たいやきの木村家さんの本店がある場所。なにかと縁があって、楽しみにしていた場所です。97年に全国有線放送キャンペーンをやったので、岡山はいろいろまわりました。岡山市、そして倉敷、津山、美作、新見(広島かな?)、他にもいっぱいまわりました。なので、津山は行った事がある街でした。さらに、山ちゃんの地元は久世。津山の隣街です。玉造温泉から米子道で向かったのですが、途中で大山(だいせん)がめちゃめちゃきれいでした。この道を通るたびに、「あれが大山って言って、こっちでは有名な山なんですよ、東の富士、西の大山って言うくらいですから」って山ちゃんが言っていたのを思い出します。でも、雪がかぶった大山は初めて見たので、感激でした。予定よりも早く、イオン津山さんに到着。担当の方とご挨拶させていただきました。すっごくイベントに対して一生懸命な方で、心強かったです。看板を下に置いていたら、「ここじゃだめだよ」って言って上に貼り付けてくださったんです。今日は3回ステージです。会場は椅子がなく、立ち見の会場なので、お客様が足を止めてくださるか不安もありましたが、ステージの前はたくさんの方が立ち止まって見てくださいました。2回目も3回目も盛り上がりました。今日はいつもとちょっと違う選曲でした。「さよならも言えなくて」を弾き語りでしっとりと一曲目にやるパターンでした。さらに、「たいやきヤキモチ」ですよ~トークもいろいろと出てきました。久世のエスパスホールでコンサートをやった時の事・・・この時の話はストローの時の埼玉会館大ホールで涙ながらに話をしたのを覚えてます。やまちゃんのお母さんが一生懸命チケットを売ってくださって、ポスターも町中に貼ってあって、その結果2000年夏に行った、久世エスパスホールのコンサートは800人の満席!サイン会も今まで最長時間である、1時間かかりました。本当にお母さんには応援していただけて、すごく感謝していたんです。そして、いつか今度は、僕等の力で、満席どころは完売にしようって強く思っている会場なんです。その気持ちは今でも変わりません。そして、山ちゃんのご両親に「すごくなったね~」って自慢したかったんです。でも、その夢も叶わなくなってしまいました。お母さんが天国へ旅立ってしまったんです。確か2002年の事山ちゃんがスタジオに来て、ふつうの顔でその話をした時は、なにも言えなかったです。親が亡くなるという気持ちを知らない僕に初めて、その事実を実感させた出来事でした。親はいつか自分よりも先に旅立って行く・・・その時からずっとその覚悟が出来ていたように思います。でも、今でもまだ消えてませんよ!久世エスパスホールでやるコンサート!天国にいる山ちゃんのお母さんに見せてあげるんです。もちろん山ちゃんも小野もみんな一緒にね。エスパスホールの話を埼玉会館のコンサートでする時は、通しリハーサルでもいつでも、このトークは一回もやらなかったんです。そして、本番の時に言おうと思っていたんです。ただ、山ちゃんにだけは伝えておこう、そう思って控え室の通路で「山ちゃんのお母さんの事、話たいんだ・・」そう言うと山ちゃんは黙って頭を下げて、「ありがとうございます」と言ったんです。その時の立派な瞳は今でも覚えています。涙で言葉につまりながら、やっと話が出来た本番のステージ、そしてその後「遠い記憶」を捧げる気持ちで歌ったんです。きっと今までで一番、メンバーも、スタッフもお客さんも感情が動きまくった名演奏ともいうべき、「遠い記憶」でした。久世エスパスホールから9年津山で歌っている時に、ずっと誰かに支えられているような気持ちでした。きっと、隣街から山ちゃんのお母さんが聞きにきてくれていたように思います。今日もたくさんの方と出会えてすごく幸せでした。いつか久世エスパスを再び実現するために、これからもイオン津山でいっぱい歌って行きたいと思っています。また是非是非担当の方のアドバイスをうけて、一生懸命ステージやりたいと思っています。終わった後山ちゃんにメールをしました。「いま津山だよ」すると早速返事が返ってきて、びっくりしてました。用件は他にもあって、実はコンサートでドラムをたたいてもらうお願いでした。「コンサートの日、大丈夫です、よろしくお願いします」と書いてありました。他のミュージシャン仲間からも続々とOKの返事が返ってきました。久しぶりにフルバンドでのコンサートは4月!!是非是非 ご期待ください!!3回目のステージだったのでちょっと疲れましたが、すごくいい疲れでした。心がいっぱい動いた楽しい一日の終わりみたいな、たとえれば遠足から帰ってきた時みたいなすごく楽しい一日でした。ここで一句「これからも いっぱい歌うぞ 岡山で」...

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(写真)09.11.21 玉造グランドホテル長生閣:リハーサル

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(写真)09.11.21 玉造グランドホテル長生閣:後ろもすごい景色

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09.11.21玉造グランドホテル 長生閣 島根県

夕暮れの宍道湖を横目に見て、ついに温泉街へ・・・・温泉大好きな僕としては、もうわくわくですよ!きれいな川が流れていて、そこに見たこともないような美しい鳥がいて、その奥に立ち並ぶ玉造温泉街。関東にいると、温泉といえば、鬼怒川、伊香保、草津、箱根、ちょっと遠出して、穂高、さらに遠くで下呂、有馬・・・このあたりまでの情報しかないのですが、あったんですね~こんなにすばらしい温泉が、玉造温泉最高です。そこの長生閣さん!これまた入り口からして、いいんです!歌を歌いに来ているのですが、駐車場に入って、お車係の方に案内されていると、まるでレジャーで来てしまったような錯覚に陥ってしまいました。総支配人さんと初めてお会いして、ご挨拶。すっごく奇策で、それでいてしっかりしていて、優しい方でした。しかも、夕食をご用意していただいちゃったんです!めちゃめちゃおいしい会席!!思わず食前酒にビールと言いたいところですが、この後ステージがあるので、お水でがまん(涙)栗の入ったあげたやつ、魚のカブト煮、デザートの柿・・・どれをとっても最高の味でした。おなかもいっぱいになって、ロビーでセッティング。ひろーいロビーのガラスの向こうには庭園があって、そこに滝が見えるんです・・・なんと、そこをバックに歌うんですよ!準備をして、リハーサルをして、時間を待ちました。20時50分から、長生閣さん恒例の、庭園のイルミネーションがはじまるんです。僕はその後のステージだったのですが、思わず見たくて、衣装のままロビーに行って見ていました。真っ暗になったロビーに満席のお客様。そして、ガラスの向こうには明かりがついたり消えたり、色が変わったり、すてきな音楽と一緒のショータイムでした。その前に僕のマイクスタンドがあって、「あ~ あのイルミネーションのをバックに歌いたいな~」って思ってしまいました。本当にきれいでした。総支配人さんの稟とした司会で、紹介していただき、いよいよステージへ・・・イルミネーションが終わってしまうと、お客さんもお部屋に帰ってしまうかな?と思っていたのですが、なんと、誰一人立ち上がろうとしないほど、ずっと僕の歌を聴いてくださっていました。途中のリクエストでは、2階からも声をかけてくださる方もいたり、「ここは2階席もあるんですね」なんて僕が冗談を言っていると、後ろの方で、椅子を追加して、座る方を見ました「後ろの方では追加席まで出てますね」と言って、その方たちも最高の笑顔でした。こうして、コンサートがすすみ、最後は「隣の芝生は青く見えなかった」長生閣さんのロビーいっぱいに鳴り響く拍手に感激してしまいました。温泉ホテルが大好きなだけに、「ここでこんなステージがやってたらいいな~」っていう自分のプライベートな時のイメージがあるんです。それがゆえに、よけいに温泉ホテルで僕でいいんだろうか?最高のひとときの貴重な時間を僕がみなさんを喜ばせる事が出来るだろうか?と、すごく考え込んでしまうんです。そして、部屋で曲の流れや話の内容を何度も何度も考えて、そしてステージに上がるのですが、最後の一曲が終わった後に「よかった~!!喜んでいただけた~」って思う瞬間がなんともいえない満足感で、そして、今にも倒れそうなほどの緊張感からの解放ですね(笑)CDを手にしてくださった方も、「涙が出ちゃいましたよ」と言ってくださる方や「今度福井の時に、また行きますね」と言ってなんと福井から旅行でいらしていて、チラシを見て、福井のエルパさんのステージに来てくださるというのです。さらに「福岡はどこで歌うんですか」と言って福岡の時にまた来てくださる方もいらっしゃいました。「今日、きてよかった」と言ってくださって本当にうれしかったです。旅行会社の方や、ツアーの添乗員さんも喜んでくださって、本当に幸せです!長生閣で歌って、そして、長生閣にいらした方に喜んでいただけて、これがなによりうれしいです。僕も、すっごい緊張したけど「来てよかった」と心から思いました。片づけを終えて、総支配人さんと一緒にバーカウンターで一杯(総支配人さんはもちろんノンアルコールです、僕は・・・・)ここのバーカウンターのマネージャーさんが、すっごくおもしろい方で、ずっと笑ってしまっていました。でも、どの話も最後はお酒になって行くんです。そして、ジントニックの本当の作り方について語るのですが、本物です!まさに、本物を見た感じでした。ジンの量と、ライムの絞る量、そして、トニックウォーターの量・・・この3つのシンプルな組み合わせですが、どれ一つとっても、バランス一つで味が変わると言うのです。そして、作っていただいたジントニック。こんなの初めてです!「なんだこれ~!」っていうくらい最高においしいジントニックをいただきました。音楽でもそうです。バラードとアップテンポのバランス、トークとイントロが始まる0.001秒ほどの時間差が心の扉を開けるかしめるかだと思うんです。そして、歌を歌う時の心もち・・・そんな事を照らしあわせてお話を聞かせていただきました。まさにプロのバーテンダーさんです。そう関心していると「さくちゃん、なんかいいにおいするね~」と言ってきて「その香水おくってよ」なんて言ってきて本当におもしろかったです。そこに一緒にいらしたお客様が帰る時に、よく見るとさきほどの福岡の方・・・マネージャーさんが「さくまちゃん、いいでしょう」と言うと「よかったです~すっごい涙でそうでしたよ、リクエストの時に歌ってほしかった歌があったんですけど、勇気なくて言えなかったんです」と言うので「なんですか?」と聞くと「涙そうそう」を歌ってほしかったんですけど、残念です」というので、「今、アカペラで歌いましょうか?」と言ってなんとアカペラでコンサート。まさに、たった一人のコンサートならぬ、たった二人とバーテンダーさんのコンサートでした。喜んでいただけて本当によかったです。こうして気がつくと時計は12時30分・・・「さくまちゃん!年間契約で長生閣でやってな~」なんてマネージャーさんに言われて、本当にうれしかったです。「はい!是非!また来年も来ますよ!」と言って部屋に帰りました。今日はお部屋までご用意していただいちゃったんです。お風呂も最高!!お風呂にいると「いい声してるね~」とかエレベーターに乗ると「全国大変だね」とかいろいろな方が声をかけてくださって本当にうれしかったです。いつお風呂で「一曲歌ってくれないかね」なんて言われるかと思ってドキドキしちゃいました(笑)朝の話ですが、朝食のパンがめちゃめちゃおいしいんです。ドイツから輸入しているのですが、こんなにおいしいクロワッサンってあるんだ~と思うほど、さらに江戸時代長生閣さんはお豆腐やさんだったようで、豆腐料理のおいしい事!さらに、入れ立てのコーヒーがロビーでいただけるサービス。そこで総支配人さんと再会!お皿を洗ったり、お客様を案内したり、本当になんでもやる支配人さんです!この心が長年の長生閣さんを支えてきて、そして泊まりに来るお客様に安らぎという感動を心というバックに入れて、もって帰っていただけるんでしょうね。本当にすばらしい方と出会えて最高の時間でした。また是非是非!来年も歌いに行きたいと思っています!歌いに行きたいと同時に総支配人さんにそして、マネージャーさんにあいたいという目的もありますね!!そして、ここでまたすばらしいお客様と出会えて事に感謝です。是非、みなさんも機会があったら、島根県 玉造温泉 長生閣行ってみてください!心になにかを必ず持って帰れるでしょう!...

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(写真)選曲や構成に頭がフル回転

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(写真)09.11.21 松江サティ:地図

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(写真)09.11.21 松江サティ:熱唱

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(写真)09.11.21 松江サティ:即売をしてくださったスタジオワンダー店長様

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(写真)09.11.21 松江サティ:リハーサル

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(本文)09.11.21 松江サティ 32カ所目 島根県

32カ所目です。島根県です。日本海側の街は、なかなか全国ツアーでも行く事が少ないんですよね。しかも、中国地方になってしまうと、なかなか予定に入らないことが多いのですが、今回夢が叶って、ついに人生3回目目の島根県でした。一回目は97年の全国有線放送キャンペーンで、松江、浜田、出雲には行きました。日本海の海、そして、宍道湖。映画の舞台になりそうな県だな~って初めて行った時は思いました。そして、2回目は2000年のストローの時の全国ライブツアー。この時はほとんどの都道府県に行ったのですが、島根と鳥取のライブハウスの予定が入らなかったんです。でも負けませんでした。松江の駅前でなんとストリートライブをやったのです。お客さんも立ち止まらない冬の駅前・・・それでも時々立ち止まって声をかけてくださる方が、とてもあたたかかったのを覚えています。そして、今年、やってきました。サティでのステージです。最近親しくさせていただいているアーティスト「遊吟」さんのふるさとでもあるのでなんだかすごく楽しみでした。朝、久しぶりに宍道湖をながめてから、いざサティさんへ!担当の方がすごくよくしてくださり、ありがたい気持ちでいっぱいでした。CD即売のスタジオワンダーさんにもご挨拶して、いよいよ11時半から本番です。「さくまひできって誰?」という緊張感のある会場へ入ると、「やるぞ!」っていう気持ちになった。2回目のステージの時はだんだんとお客さんが集まってきて、最初は空いていた前の方の席も、埋まって行きました。いつもは立ち去る人にばかり目がいくのですが、こうして前に来て座ってくださるっていうのが本当にあったかい気持ちになりました。最後の歌「隣の芝生は青く見えなかった」が終わった後も、会場では立ち上がる人が誰もいないほどの、まるでコンサート会場のような雰囲気でした。島根のファンクラブの方も来てくださり、再会!しかも島根で再会っていうのがめちゃめちゃうれしかったです。いつもは関東に来てくださっていたので・・。担当の方に「またやりましょう!」って言っていただいてめちゃめちゃうれしいです。今までは島根とう県は遠いというイメージがありましたが、心の距離が縮まると、なんとも不思議なものですが、いつでも来ようっていうくらい近くに感じます。2010年にまた絶対この街に、そしてサティさんにやって来たいと思っています。今日はサティの中の大戸屋さん(和食屋)でお昼と食べたのですが、最近はそばばっかり食べている僕、今日ももちろんそばです!でも「西日本なんだ~」って実感した事が一つありました。暖かいそばを頼んだのですが、つゆが透明にちかい、うどんのだしの汁みたいな感じなんです。関東だと、そばは濃い黒い醤油ベースのつゆなのですが、初めてそばで、この薄いだしのつゆを見ました!!もちろん、それはそれで最高においしかったです。日本全国いろいろと文化がありますね~でも共通していえるのは、歌は県境を気にしないて、心から心へ届くものなんですね。お客様の笑顔も最高によかったです!夕暮れの宍道湖はすごくきれいでした。ここで一句「縁結び 出会うすべてに 手を合わす」...

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