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Year 2006

表参道FAB(SweetestRecordsイベントゲスト)

まさに秋晴れの天気!前回は渋谷O-WESTに出演させていただいたSweetestRecordsのイベントのゲストでした。短い時間のステージでしたが、盛り上がりました!このイベントのボス、倉川と出会ったのは、97年頃だったかな?まだ南浦和にポテトハウスというライブハウスがあった頃です。僕は「ジプシー」というバンドをやっていて、彼は「ディーグリップ」というバンド、お互いボーカルギターを担当していました。本番が終わったあとに、急に彼がきて「さくまさん師匠と呼ばせてください!」と言ってきて、その次の日にはスタジオに訪ねて来て、弟子を許した訳ではないのに、いつの間にか師弟の関係になってしまったんです(笑)そして、二人で協力してイベントを行って、大きい所でやりましたねー埼玉会館の大ホールとか川口リリアメインホールとかでやってましたよ。その後、彼は独立して、Sweetestを作り、僕は自らの活動に専念してしまったという訳です。でも今でもあの頃の想い出は笑える事ばかりですね。今日も楽屋で若い仲間を集めて、昔話しを聞かせましたが、みんなびっくりでしたよ。例えば、倉川を定食屋に連れて行って、サンマ定食を頼んだんです。正確には僕に強制的に頼まされたんですけど、そして、二人でサンマを食べて、骨と頭を倉川が残して、それを見て、「倉川、サンマの食べ方を知らないのか!?」って言って、僕が見本を見せたんです。どうやったかって?骨は全部食べて見せたんです。倉川は「えーっ!」と言っていましたが、「わかりましたよ」と言ってやっと食べた。そして、「さくまさん、まさか頭は食べないんですよね」と言ったので、「当然食べるさ!」と言って、頭も全部食べた。そして彼も食べた。定食屋の人はびっくりしたでしょうね。サンマ定食頼んだのに、二人とも皿の上にはなんにも残ってないんですから(笑)それ以外にも夏にミュージシャン仲間で海に行った事もありました。10人くらいで2~3台の車で行くんですけど、僕の車の助手席に、巨大なクマのぬいぐるみが居て、それをみてみんな大爆笑だった事もありました。そんな話しで楽屋は盛り上がりました。今日の最後のバンドが準備している時は、倉川と僕で司会をやって、会場もみんな笑顔でした。「さくまさんと出会った時ね、スタジオにカセットを持って行ったんです、そしてさくまさんに渡したら、「倉川これいくらだ?」って言うんです。そして僕はお金なんていらないですから、聞いてください、って言ったら、「お金を受けとらないなら、いらないよ、芸術にはちゃんとお金を払うんだ!」と言った時、この人に着いて行こうって決めたんです」と話しをして、なにより可笑しかったのが、そう言った僕が、その事をすっかり忘れていてね(笑)本当に楽しい一日でした。あの頃、夢を見た仲間は沢山いたけど、こうして、第一線で歯を食いしばって残っている、彼のパワーはいつも関心します。「また次のイベントも呼んでね」と言って、会場をあとにしました。出口の所で、出演者の方やイベントのお客さんが見送ってくれて、「さくまさん、美容院で髪切ってる時に歌流れてきました!」とか、「以前ららぽーとで見ました!」とかみんなちゃんと覚えていてくれて、本当に嬉しかったです。表参道の街並はもう秋。これから東京方面も活動していく僕を待っているかのようでした。地元ももちろんがんばります!そして幅広くこれからもがんばっていきます!写真:倉川と一緒に楽屋で撮影。これを撮るだけでも、あーでもない、こーでもないって言い合ってやっとOKが出ました。...

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くまキャラ!!

面白いお菓子を発見!その名も「くまキャラ」味は2種類あって、くまの形のキャラメルです。ついつい買ってしまいましたー・・。...

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フォースクリエイティブアートデザイン展in北朝霞、銭洲亭

サックマのデザインをしてくれた梅田さんの展示会が北朝霞駅前の喫茶店銭洲亭で10月末まで開催されている。その期間でステージをやりましょうという事で、実現したライブでした。会場に到着してまずは舞台作りから。そして、リハーサル。18時半に開場になって、続々とお客さんが駆けつけてくれました。今回のステージは1部と2部に分かれていて、1部はバラード中心で歌いました。1曲目「たった一人のアンコール」ではじまり「足でまとい」と続きました。バラードから始まるステージはものすごい集中力が必要なのですが、無事に2曲歌い終わってトーク。今回初めてさくまひできを見る方も多くて、決まっていた選曲を即座にその空気に合わせながら進めていきました。逆にこのやり方の方が、自然にうち解けていけるライブになるんですよね。「さよならも言えなくて」を歌って、次はカバーで「秋桜」を歌った。それを歌う前に「アンパンマン」を歌ったり「影を慕いて」を歌ったりして、会場はどんどん暖まっていった。第1部の最後の曲は「青い地球」今日はお客さんの方に照明もついたままだったので、一人一人の表情がよく見えるため、歌を伝えやすいという部分と、僕が緊張するという部分の両方が備わっていました(笑)第二部は衣装を替えて、しょっぱな「スパゲティー屋さんとセブンイレブンのお客さんに見られながら着替えてきました」と冗談を言って大爆笑。「ChangeMyHeart」「出会えてよかった」でみんな手拍子になった。そしてまた瞬時に選曲変更、水上温泉の話しをして「家族旅行」を歌った。会場の壁には梅田さんのデザインした作品が飾ってあって、その梅田さんを紹介。ステージで一緒に会話をしました。出会いは・・・?というテーマで二人とも「いつだったっけ?」と忘れていて大笑い。よくよく考えたら、以前ストローマークの特許申請をやってもらった事がおつきあいの始まりでした。そして、よくカラオケに拉致されるんです、という話しで笑ったあと、梅田さんの弟分と梅田さんの秘書の弟さんの話しをしました。その二人とも、もうこの世にいないのですが、「さくまちゃんに会った時からまるで弟分のようで、かわいがっているんです。秘書と僕と二人で大切な人を失って落ち込んでいた時に、さくまちゃんをカラオケに誘ってリクエストした歌があるんです」と梅田さんも言葉に詰まりながら語った。僕も「あの時、涙そうそうを歌ってと二人に言われて歌ったんですけど、梅田さんも秘書の方も涙を流しながら聞いてくれたんです」ステージ横に二人の写真を並べて、「涙そうそう」を歌った。亡くなった二人の弟さんに届くように。最後に写真を見つめると、二人とも笑顔を浮かべているように見えました。そして、予定にはなかった「いま守りたいもの」会場に静かな、そして、どこか優しい空気が流れていくのがわかった。最後は「Goodちょっとパラダイス」でマスターもお客さんもみんな盛り上がった。途中で「マスターもっとやる気だしてくださいね」と言うと、マスターも本気になって踊ってくれてみんな笑顔になった。アンコールは、「ただ見つめてただけの初恋」こうして大盛況でステージが終わった。控え室に梅田さんが来て「本当よかったよ!ありがとう」と言ってくれた。サックマのデザインをやってもらって、いつもカラオケでごちそうになって、なんの恩返しも出来ないと思っていたので、本当にその一言が嬉しかった。今日の会場になんと、偶然にも朝霞の交通安全協会の方が来ていて、最後に「どこかで聞いた事あると思ったら、交通安全ライブに協力してくれていた方だったんだね」と言ってくれた。鴻巣でやったイベントが、こっちの方まで伝わっている事を知ってびっくりすると同時にすごく嬉しかった。帰りもマスターとマスターの奥さん、そして梅田さんと秘書の方に見送られて帰りました。いつも初めてやる場所は「どうなるんだろう?」と期待と不安でいっぱいなのですが、今日は本当にみんながみんな喜んでくれたようで、胸にいっぱい笑顔というお土産を持って帰る事が出来ました。昨日までの雨と風が嘘のような穏やかな夜空に、久しぶりに見る、きれいなオリオン座が浮かんでいました。それはまるで、星になって旅立っていった者達が、「今日のステージはよかったよ、ありがとう・・・」と僕や今を精一杯生きている人たちへ微笑みかけているように見えました...

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トークストーリー劇場「揺れてるキーホルダー」(第四章)約束

【第4章~約束~】眠れない夜が、ゆっくりと明けて行った。夕べ何度も何度も、先生や看護婦が、走り回ってくれたのだが、ワタルはもう帰ってはこなかった。久美子も涙がかれる程、泣いたせいで、抜け殻のように、ただ、ベットに横たわるワタルの姿を見続けていた。「ワタル、もう話しも出来ないんだね、もう、歌を聞く事も出来ないんだね、もう、ケンカする事も出来ないんだね・・・」誰もいない、朝焼けの病室で一人ごとを、か弱い声でただ、つぶやく事しか出来なかった。久美子の頭の中には、楽しかった日々の想い出が、いくつもいくつも浮かんでいた。遊園地に行った事、花火大会に行って、迷子になって怒られた事、やっとたまったお金で、旅行に行った事、「そうだ、あの時撮った写真、まだ現像出してなかったんだ、ワタル見たがってたよね・・」思い出したかのように、バックから使い捨てカメラを取り出してはみたものの、もう、一緒に見る相手がいない事に気が付き、また久美子の瞳から涙があふれだした。そして、悔しさのあまり、そのカメラを思い切り床にたたき付けた。「写真の中のワタルが笑っていても、今ここにいないんじゃ意味ないよ!」久美子はワタルの眠るベッドに抱きついた。そして、バックに付けていた、自分のキーホルダーと、ワタルが握りしめているキーホルダーを見つめた。今まで、ずっと気が付かなかったが、はじの方に、ギザギザがある事に気が付いた。「なんだろうこれ?」そう思って、自分のキーホルダーをワタルのキーホルダーに合わせてみた。するとピッタリはまるようになっていたのだ。が、しかし、ワタルがこの世にいなくなった、今さら気が付いてしまった事が、余計、久美子を切なくさせた。「ワタル、これピッタリくっつくようになってるんだよ、」久美子は涙ながらに、その二つのキーホルダーを合わせてみた。その瞬間、人のぬくもりに似た、暖かいものが、久美子の手に伝わってくるのがわかった。「な、なに、これ」まるで、ワタルが生きているかのような、そんな安心感を覚えた。でも、それもつかの間。ベットに横たわるワタルの姿を見て、現実という悲しみがまた、久美子の心を涙に変えて行った。それからどれくらいの時間が過ぎただろう。久美子は耳元に聞こえる、わずかな声に目を覚ました。「そんなに、泣くなよ、」聞こえるはずのないワタルの声に久美子はハッとした。「夢、か」そうつぶやいて、また久美子はうなだれた。「そんなに、泣くなっていうの」それは、夢なんかじゃなく、紛れもない、ワタルの声だった。「ワタル!」「いててて、そんなに大声出すなよ、体がひりひりするよ」ベットからはい上がろうとする、ワタルを慌てて久美子は止めた「だめだめ、一回死んでるんだから、おとなしくしてないと」「一回死んでる? 俺ちゃんと生きてるよ」慌てて駆けつけた、先生や仲間も、みんな「奇跡だ!」とつぶやいて驚いた。久美子は気が付いた。このお守りは、ちゃんと守ってくれていたんだ、ワタルの命も、そして、・・この二人の愛も。それから、3ヶ月。ワタルは無事に退院した。「今日も帰りは遅いよ」「わかってる、気を付けてね、」そんな会話が出来る日々がまた戻ってきた。以前と違うのは、お互いを大切に思う気持ちだった。そして、ある夜、ワタルは自分のコンサートに久美子を招待した。「恥ずかしいからいいよ」と照れる久美子をなんとか、説得して見に来てくれる事になった。しばらくステージに上がったワタルを見ていなかった久美子は、1曲、2曲進むに連れて、胸が熱くなっていった。「こんなにがんばってたんだ」そうつぶやいていた。そして、アンコールの最後の曲。ワタルは突然、真剣に話しはじめた。「次に歌う曲は、僕の愛する人に捧げます、ずっと前から、僕の事を応援してくれていて、彼女がいなかったら、ここまでこれなかったと思います。ずっと前から約束していたんです、彼女の為に歌を作るって、そして、今、一番大切な事が、わかりました。それは、大げさな事は出来ないけれど、一緒にいるという事、いつでもそばにいるという事の大切さです」久美子は驚いたのと、嬉しかったので、涙があふれてきた。ワタルは久美子の方を見つめると、そっと笑顔になって、うなずいた。ゆっくりと流れ出す、美しいメロディーの中、久美子はバックから、手探りで、あるものを取り出した。それは、二人で行った旅行の写真。写真の中の笑顔が、今もここにある、そして、ここにいる。その事が、どれだけ大切な事か、胸が熱くなる程わかってきた。歌いながら笑顔を見せてくれるワタルに応えるように、久美子も涙を拭いて、笑顔を見せた。・・・・・久美子のバックの横で・・・、そしてワタルのポケットの横で・・・、なにごともなかったかのように、お揃いのキーホルダーが静かに揺れたいた。『ここにいるから』...

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トークストーリー劇場「揺れてるキーホルダー」(第三章)事故

【第3章~事故~】ワタルがツアーに旅立ってから、1週間が過ぎた。もちろん、毎日のように電話をかけてくれるのだが、向こうは向こうで楽しそうな音が聞こえると、余計、アパートの静けさが切なく感じるのだった。コンビニで買ったお弁当で、一人淋しく夕食を済ませると、ただテレビを見て、寂しさを紛らわす日々が続いた。「これでいいのかな? 本当に私はワタルの事が好きなのだろうか?」そんな気持が芽生え初めていたのは、紛れもない事実だった。「もう終わりにしようかな?」そうつぶやいた、その時、携帯電話が鳴り響いた。着信はワタルではなく、ワタルの仲間からだった。「どうしたんだろう?」おそるおそる耳元に電話を押し当てた。「もしもし」久美子の冷静な声とはまるっきり逆の、息を切らした仲間の声が返ってきた。「久美子ちゃん、落ち着いて聞いてくれよ、たった今、・・・」ただならぬその声に、久美子の心臓も激しく動いていた。「もしもし、たった今、どうしたの?」「たった今、ワタルが、ワタルが、車で事故を起こしたんだ」一瞬言葉を疑った、がしかし、その言葉がウソではない事を、次に聞こえてきた、救急車の音で知る事になった。「う、うそでしょう!どうしてー、どうなの?」その場の様子がまったくわからない電話では、つい気持ちばかりが先走ってしまい、なにを言っていいか わからなくなってしまっていた。久美子が病院に着いたのは、真夜中だった。体中に医療器具を付けられて、元気に家を出て行った時とは、変わり果てたワタルとの再会だった。「どうして!? 大丈夫なんですか?」先生に大声で泣きつく久美子の肩を仲間がそっと、おさえた。「久美子ちゃん大丈夫だよ、まだ助かる見込みはあるから」それから、病室を出て、星の見える待合室で、仲間から話しを聞いた。「ワタルのやつ、突然慌てて、なにかを探し出したんだよ、「ない、なくなってる」て言って、そして、俺達をホテルにおろして、一人で探しに行ったんだ、なにを探しに行くのか、何回聞いても答えてくれなくて、その途中で・・・」久美子の頬から流れる涙に気が付くと、それ以上は言葉が出なくなった。久美子は思いだしたかのように、病室へと走って行った。「やっぱり・・」ワタルの意識のなくなった右手には、しっかりと、お揃いのキーホルダーが握りしめられていた。久美子は悔やんだ、待っている間に、このままでいいのか不安になった事や、もう終わりにしようと考えた事が、自分でも悔しかった。そして、お守りのはずだった、キーホルダーのせいで、こんな事になってしまった事を悔やんだ。「やっぱりイヤだ、死んじゃイヤだ」もう好きな気持ちなんてないと思っていた、久美子の心に、押し寄せてきた、悲しみが、まだこんなに大好きで、そして愛していたんだという事を気付かせてくれた。「ねえ、目をさまして、ワタル! ほら、星がきれいだよ、ワタルが好きだった星が見えるよ!」何度呼びかけても、答えてはくれない、ワタルの横顔に、久美子の瞳から流れ出る涙は、とまる事がなかった。『オリオン』...

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トークストーリー劇場「揺れてるキーホルダー」(第二章)回想

【第2章~回想~】ここで二人が出会った頃のお話をしましょう。初めて会った場所は、熊谷駅だった。何故、熊谷駅かって?二人とも、都内の大学に通う学生だったので、高崎線で帰ってくる、最寄り駅は、偶然にも二人とも、吹上駅だった。では、何故熊谷駅で出会ったのか。もうおわかりの方もいると思いますが、高崎線は各駅停車しかないと思いこんでいて、つい、快速アーバンに乗ってしまったのだ。鴻巣を出たあと、二人とも窓の景色を見て、切なく去ってゆく、北鴻巣、吹上、行田を見送ったあと、熊谷に降り立ったという訳だ。(実際に僕も経験してます、しかも熊谷を出たあと、すべて各駅になる所が悲しいですね)「まったく、なんで吹上停まってくれないんだよ」「もう、なんで通過しちゃうの?」同じドアの所で同時につぶやいた。それが二人の出会いだった。「君も吹上なんだ、」「ええ、あなたも?」そんなローカルな会話が、二人の心を引き寄せ合った。熊谷次郎ナオザネが見える喫茶店で、二人は愛を語り合った。「そうだ、今度、地元にいい店あるから、ごちそうするよ!」ワタルの言葉に、久美子は、かねはちさんの海鮮丼か、メイキッスのステーキ、はたまた、クレアの横の馬車道をを想像したが、連れて行かれた所は、フライ焼きそばの仙道だった事は言うまでもない。つき合って行くうちに、ワタルがミュージシャンを夢みている事を知った。そして、久美子を荒川土手に誘っては、歌を聞かせてくれた。「今日はなにを聞かせてくれるの?」「俺の18番だよ、」『シクラメンのかほり』ワタルは布施明の大ファンだった。それ以外にも、ワタルは自分の大好きな歌を沢山聞かせてくれた。『チャンピオン』『神田川』『よこはまたそがれ』ワタルの趣味は、渋かった。毎回同じ歌を聞かされるので、久美子はある日リクエストをする事にした。「ねえねえ、リクエストしてもいい?」「もちろんいいよ、なに?」「えーっとねー、じゃあ、冬のソナタ」『冬のソナタ』ワタルは歌詞を知らなかった。あの頃はワタルが「いつか久美子の為に歌を作るよ」と言ってくれた日がとても嬉しかった、そしてワタルの夢を理解していたつもりだった。だが、時は流れて、夢と私どっちが大切なのかな?そんな疑問を抱きはじめていた。「じゃあ行って来るよ、」ワタルはこの秋から、セミプロとして、全国ツアーへと出かける事になったのだ。ますます忙しくなり、昔のように笑顔になる機会も少なくなったが、それでも夢に向かって走って行くワタルの足でまといにはなりたくなかった。「気を付けて行ってきてね、」「わかってるよ、」「そうだ、ちゃんとキーホルダー付けてる?あれ、お守りなんだからね」「あるよ、ここに!」ワタルは右手でそれをぶら下げて見せた。走り去る車を見送って、久美子はちょっと笑ってつぶやいた。「まったく、夢しかないんだから」『YUMEしかなかった』...

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トークストーリー劇場「揺れてるキーホルダー」(第一章)ありきたりの日常

【第一章~ありきたりな日常~】暑かった夏の風を冷ますように、一日一日、秋に近づいていくそんな季節。夕暮れ時、カーテンを閉めながら、一人の女性がつぶやいた。「今日も遅いのかな?」3年前から彼と一緒に暮らし始めた安いアパート、のどかな暮らしを夢みた彼女だったが、結局はいつも、彼の帰りを待つ淋しい暮らし。彼女の名前は、久美子。二人はまだ結婚をしている訳ではなく、よくある、結婚を前提に同棲しているのだった。もちろん、共稼ぎをしている為、久美子もアルバイトをしていた。どこでアルバイトをしているかって? まあ、格好良く言うつもりはないが、カメラマンみたいなものだ。なにを撮影するのかって?もちろん人物を撮影するカメラマンだ。それを人に話すと、みんなJJとか、キャンキャンのモデルを撮影するプロカメラマンなんだ! と勘違いするが、本当の所、鴻巣免許センターで、書き換えの人の証明写真のボタンを押しているだけのアルバイトだった。「あーぁ、今日も疲れた、しかしなんで、みんな免許証の写真を撮るだけだっていうのに、あんなに、目をぱっちりしちゃってさー、ちょっとはにかんだ笑顔で撮るんだろう? すごい人なんて、ファンディーション塗り直してる人もいるもんね、こないだなんて、前髪は上げてくださいって言ったら、「私前髪はトレードマークなんです」だって、実際にあった話で、さくまひできが来た時なんて、「僕、左斜めからの角度の方がアーティストっぽいんでそれでお願いします」なんて言いやがって、もちろん断られたみたいだけど。」久美子がそんな長ーい独り言をつぶやいている所へ、車の音が聞こえた。そう彼が帰ってきたのだった。「ただいま、今日も練習で遅くなっちゃった」彼の名前は、ワタル。ワタルは将来プロのミュージシャンを夢みる、歌手の玉子だった。玉子とは言っても、まだ小さなライブハウスや駅前で演奏するのが精一杯だったが、いつも音楽の事で頭がいっぱいな程、一生懸命だった。「また遅かったのね」「しょうがないだろ、ライブが近いんだから」久美子の事なんておかまいなし、と言わんばかりに、ワタルは自分の事、中心で言葉を返してくる。「はー疲れた」ワタルはそう言って、車の鍵を投げ捨てるように、テーブルに置いた。「ちょっと、もっと丁寧に扱ってよね、」久美子が怒るのも無理はない。このキーホルダーは、二人が出会った頃に、お揃いで買った、お互いの名前入りの物だったからだ。「もう、それ辞めようよ、みんなに言われるんだよ、久美ちゃんって誰?って、恥ずかしいよ」まったく女心のわからないワタルの言葉に、久美子も反撃。「だったら、最初っからお揃いにしよう、なんて言うんじゃないわよ!、だいたいワタルが言い出したんだよ、あの時、」あまりのケンマクにワタルは思わず正座してしまった。そして、久美子は昔を思い返し、乙女の様な顔になって話し続けた。「はー、あの頃は優しかったなー、いつも手をつないでくれて、初めてのデートの前の夜なんて全然眠れなくて、結局10時間しか眠れなかったんだから、あー、あの頃が懐かしいなー」『MyNameis』...

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クマクマパラダイス&宇都宮へ!(クレア楽屋で警官さくま)

今日もフラワーラジオクマクマパラダイス(FM76.7)がんばってきました。その後、新宿へ買い物へ行って、さらに、宇都宮へ!なぜかと言いますと、いつも出演しているBIGAPPLEである人のライブがあったのです。オーナーの小野さんからも誘われて、行ってきました。「上田正樹さんのライブ!」格好いい!です。すっごいかっこいいですよ!アーティストとして、1秒一瞬に全パワーを全身で表現しているようで、本当に勉強になりました。トークもすごくアットホームで、今の上田正樹さんの心がそのまま、ステージに上がっているという感じでした。これからの活動のエネルギーになった一日でした。ここでお知らせです。是非、有線放送を見かけたら、さくまひできの「ただ見つめてただけの初恋」をリクエストしてみてください。ご協力お願いします!!...

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北鴻巣長崎屋 誕生祭4日目(ファイナル) 

4日間続いた長崎屋さん、いよいよファイナルの日。朝はいつもと変わりなくリハーサルをして、控え室に入った。秋の色もだいぶ深まってきたので、今日はシックな衣装にしたのですが、これが暑かったー。それでも今日はこれで行くって決めてしまったので、4回ともがんばりました。朝は曇り空だったのですが、お昼頃から雨が降ってきて、朝顔くんも雨に濡れていました。16時のステージの時は沢山の人が聞いてくれました。そして、いよいよ最後の19時がやってきました。控え室に入ろうと、店内を通ると、お店の方が「今日で最後なんでしょう、寂しいですね」と声をかけてくれました。「またやりますよ!」と僕も元気に応えた。今日は、昔の音楽仲間が家族で見に来てくれました。当時(約5年前)は、まだ一人身だった彼だが、今は奥さんもいて、お子さんも2人。時は流れているのですね。でも、また音楽やりたいんです、と僕に言ってきた瞳は昔のままでした。「まだまだがんばれるよ!」と昔話しの合間に未来話しもしていました。19時の回はいつも通り「さよならも言えなくて」ではじまった。夏場は声の調子がよくない日が続いたのですが、最近調子よくなってきています。やっぱり、体ごと秋が好きなのかもしれませんね(笑)。最後にアンコールもきて、「ChangeMyHeart」で合計16本の長崎屋さん、ミニライブが終わりました。最後は担当のつじのさんに「また次の予定もお願いします!」とステージ上で言ったり、音楽仲間を紹介したりしました。そして、最後の歌を歌っている時に、4日の間に御世話になった、ビアードパパ(シュークリーム屋さん)の方や、カバン屋さん、クレープ屋さん、沖縄物産の方、携帯電話屋の方、そして、お掃除の方も私服に着替えて見ていてくれました。そして見に来てくれた沢山のお客さん、本当に沢山の方に見守られて、熱唱しました。一つのはじまりがあると、必ず一つの終わりがくる。でも、一つ終わればまた、一つはじまる。今回の4日間の想い出を胸にしまって、また明日からも夢への旅を続けます!人生にゴールというのはないのでしょうね。いつも思うのですが、ハードルを一つ一つ跳び越えて行く、これが人生なのだと思います。そして、その間に、どんな景色を見るか、どんな人と出会うか、どんな悲しみがあるか、どんな幸せがあるか、それこそが人生なのでしょう。そして、ゴールはいつかやってくる、人生のゴールは必ずやってくる。でも、その時、振り返ってみて、「自分はなんてすばらしい道を歩いてきたのだろう」そう思えれば、最高のゴールになるのでしょう。帰り道、雨に濡れた早寝している朝顔くんにつぶやいた。「また必ず来るからね!明日も元気に咲こうね、お互いに!!」雨上がりの夜空に、小さな星を見つけた。曇りのち晴れ!!そんな人生で行こう!そうつぶやいた時、携帯電話が鳴った。それは音楽関係の方から次の夢についての電話でした。これからも一期一会さくちゃん!がんばっていきます!!...

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北鴻巣長崎屋 誕生祭3日目

3日目!!今日は秋晴れのいい天気です!この時期あちこちの学校で運動会が開かれていますが、まさに運動会日和の一日でした。週末という事もあって、11時の回から沢山の方が見てくれました。控え室になっている場所で、そこの事務の方とお話したのですが、その方の娘さんも僕と同じ吹上北中学校だったらしく、なにかとさくまさんのお名前は存じております、と笑顔で話してくれました。「ここの控え室は、かつて山本穣二さんやコロッケさんが使ったんですよ、だからビックになりますよ」と話してくれました。何度目かの休憩が終わり、控え室に帰ろうと思った時に、お掃除の方に声をかけられました「さくまさん!勝呂神社で見かけましたよ、フライ屋さんの息子さんみたいですね、警備の人が言ってましたよ」と明るく言いました。普段ステージで歌っている時は、お客さんを見て歌っているので、お店の方や、目に見えない所で音だけ聞いている方にまでは気が回らない時がありますが、こうして、ステージ前にはいないものの、ちゃんと聞いていてくれる方がいるんだという事を今日は知りました。シュークリーム屋さんのお兄さんも「ひできさん!服にサインしてください!」って言ってきたり、本番中に二階から手を振ってくださる店員さんもいたり(その時手を振り返したら、歌詞が飛んじゃったんですけど(笑)。本当に沢山の方が歌を聴いている事に嬉しくなりました。七時からのステージは「ラストシーン」をインストで作ってきたので、CDバージョンで歌いました。最後にアンコールもいただいて本当に嬉しかったです。でも、七時のステージ、ちょっと長くやりすぎてしまって、アンコールが出来なくてすいませんでした。今日も朝から見てくれていた方、そして、初めて出会った方、本当に笑顔になれる土曜日でした。帰り、お掃除の方と出口でばったり。もう私服になっていて、色々とお話をしました。「ただ見つめてただけの初恋、あれすっごくいですよ! チャート上がっていきますよ!」と熱く語ってくれました。僕が長崎屋さんで歌っていなかったら、そして、この方が掃除のお仕事をしていなかったら、こうして出会う事もなかったのかな?と思うと、いつでも一生懸命にやっている事の大切さを感じました。僕も精一杯歌う。そして、家族の為、毎日、毎日、長崎屋さんの床にモップをかける。そこで学んだ事は、人の目に触れない場所でも、ちゃんと人の役にたっているという事。毎日同じ事をやっているようだが、その毎日がとても大切だという事です。僕も同じ歌を歌っているようですが、毎日を一生懸命歌っていこうと思います。明日も誰かの心が綺麗になれるように、僕は歌う。明日も、お客さんが綺麗な床を歩けるように、彼女はモップをかける。誰もがみんな、誰かの為に生きているのでしょうね。この日記を読んでいるあなたも、必ず誰かの役に立っています。たとえ気が付かなくても、必ず誰かの役に立っていますよ。明日も笑顔でがんばりましょう!!...

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