9月9日、今年もクレアこうのす大ホールのコンサートが終了しました。まだ体調がすぐれないのですが、翌日である今日にどうしてもお礼を書きたくて仕方ありません。 足を運んでいただいた方本当にありがとうございました。 そして、沢山の嬉しいお言葉やメール、お手紙をいただいております。コンサートははじまれば終わるものです、一生懸命やっても、手を抜いても、時間がくれば、予定の曲をこなせば、終わるものです。 もちろん手を抜いた事は一度もありませんが、昨日のコンサートは始まって、ちゃんと終われるかどうか2時間30分からだが持つのか不安でした。お昼頃からはじまった通しリハーサルの「17ページ」の時に異変は訪れました。たまに起こる自律神経の乱れから、手足に力が入らなくなってしまうのです。首のこりからきているのか、未だに原因は不明ですが、その状態になって、耳のキーンとしてきて、スポットライトもものすごく眩しく感じはじまてしまい。安定剤を飲みながら、リハーサルはなんとか最後まで続けました。 その後は楽屋のソファーでずっと横になっていましたが、どうにもこうにも体が落ち着かなく、手も冷たくなってきて、 そんな時に照明さん音響さん、舞台監督さん、クレアの方、メンバー、スタッフみんなが「これ飲むといいよ」「これ貼っておきなよ」「どういう症状?」とか本当にみなさんで気づかってくださいまして、しかも時間の5時には復活しきれずに、5分だけ開演を遅れさせていただいた事、本当にお詫びいたします。 椅子から立ち上がり、体全身を叩いて、気合いを入れて いざステージへ。お客様の拍手とお顔を見た時 思わずガッツポーズをしてしまいました、体の奥底に残っているパワーが一気にわき上がってきた感じでした。 まさにミラクルをみなさまにいただいた瞬間でした。 実感しました。歌い手はお客様からパワーをいただいているのだという事を。 曲の間は集中して歌えました。でも、いつまた手足の力が抜けてしまいか、そうなったら、歌う事も出来なくなり 一旦中断になる可能性もある・・・・ そなん事出来ない。 第二部も進んで、いよいよ朗読のコーナーから17ページ・・・体が無意識に反応してしまうのをおさえて、物語に集中しました。 歌えなくなった場所にさしかかった時、ふと、体が楽になりました。この歌は沢山の思いがある歌。先日天国へ旅立ってしまった、いつもクレアのそでにいた一人の方が、「さくまくん!17ページだけは、ずっと歌っていけよ、この歌はこれからの時代に絶対必要だから」いつもそう言ってくれた言葉がよぎったのです。 歌わなくちゃ、ちゃんと歌って沢山の方に届けなくちゃ・・ そう思った瞬間に楽になり、心から一気に熱い思いが声になり出てきました。 後半のアップナンバーの連続は本当にみなさんの一緒に今日過ごせた事が楽しくて、楽しくて、ありがたくて、ありがたくて、ハイテンションになってしまいました。 アンコールの最後の弾き語り「夕暮れの町」の前のトークで 心の中で、「歌えた、コンサートがあと一曲ですべて出来る・・歌いきれた・・・お客様に助けられた」そう思ったが涙があふれてきてしまいました。 コンサートははじまれば、終わるもの それが当たり前でしたが、ちゃんと終わりまで心を枯らす事なく届けられる事が、どれだけ大切な事か 思い知らされました。 本当にお客様になんと言っていいか わからないくらい「ありがとうございました」 そして、沢山の方に支えられているという事を 実感した9月9日でした。 これからちゃんと体調を整えて ますますいい歌を届けていけるように 精一杯がんばります。 さくまひできは しあわせです。