kumakuma-blog

表参道FAB(SweetestRecordsイベントゲスト)

まさに秋晴れの天気!
前回は渋谷O-WESTに出演させていただいたSweetestRecordsのイベントのゲストでした。
短い時間のステージでしたが、盛り上がりました!

このイベントのボス、倉川と出会ったのは、97年頃だったかな?
まだ南浦和にポテトハウスというライブハウスがあった頃です。
僕は「ジプシー」というバンドをやっていて、彼は「ディーグリップ」というバンド、お互いボーカルギターを担当していました。

本番が終わったあとに、急に彼がきて「さくまさん師匠と呼ばせてください!」
と言ってきて、その次の日にはスタジオに訪ねて来て、弟子を許した訳ではないのに、いつの間にか師弟の関係になってしまったんです(笑)

そして、二人で協力してイベントを行って、大きい所でやりましたねー
埼玉会館の大ホールとか川口リリアメインホールとかでやってましたよ。

その後、彼は独立して、Sweetestを作り、僕は自らの活動に専念してしまったという訳です。

でも今でもあの頃の想い出は笑える事ばかりですね。

今日も楽屋で若い仲間を集めて、昔話しを聞かせましたが、みんなびっくりでしたよ。
例えば、倉川を定食屋に連れて行って、サンマ定食を頼んだんです。
正確には僕に強制的に頼まされたんですけど、そして、二人でサンマを食べて、骨と頭を倉川が残して、それを見て、「倉川、サンマの食べ方を知らないのか!?」って言って、僕が見本を見せたんです。どうやったかって?
骨は全部食べて見せたんです。
倉川は「えーっ!」と言っていましたが、「わかりましたよ」と言ってやっと食べた。

そして、「さくまさん、まさか頭は食べないんですよね」と言ったので、
「当然食べるさ!」と言って、頭も全部食べた。
そして彼も食べた。

定食屋の人はびっくりしたでしょうね。
サンマ定食頼んだのに、二人とも皿の上にはなんにも残ってないんですから(笑)

それ以外にも夏にミュージシャン仲間で海に行った事もありました。
10人くらいで2~3台の車で行くんですけど、僕の車の助手席に、巨大なクマのぬいぐるみが居て、それをみてみんな大爆笑だった事もありました。

そんな話しで楽屋は盛り上がりました。

今日の最後のバンドが準備している時は、倉川と僕で司会をやって、会場もみんな笑顔でした。

「さくまさんと出会った時ね、スタジオにカセットを持って行ったんです、そしてさくまさんに渡したら、「倉川これいくらだ?」って言うんです。そして僕はお金なんていらないですから、聞いてください、って言ったら、「お金を受けとらないなら、いらないよ、芸術にはちゃんとお金を払うんだ!」と言った時、この人に着いて行こうって決めたんです」
と話しをして、なにより可笑しかったのが、そう言った僕が、その事をすっかり忘れていてね(笑)

本当に楽しい一日でした。
あの頃、夢を見た仲間は沢山いたけど、こうして、第一線で歯を食いしばって残っている、彼のパワーはいつも関心します。
「また次のイベントも呼んでね」
と言って、会場をあとにしました。
出口の所で、出演者の方やイベントのお客さんが見送ってくれて、「さくまさん、美容院で髪切ってる時に歌流れてきました!」とか、「以前ららぽーとで見ました!」とかみんなちゃんと覚えていてくれて、本当に嬉しかったです。

表参道の街並はもう秋。
これから東京方面も活動していく僕を待っているかのようでした。

地元ももちろんがんばります!そして幅広くこれからもがんばっていきます!

写真:倉川と一緒に楽屋で撮影。これを撮るだけでも、あーでもない、こーでもないって言い合ってやっとOKが出ました。


"
< 前の記事    一覧へ    後の記事 >