10月31日からはじまったこのキャンペーンもいよいよ2日。
今日が終われば最後の大宮駅1つだけ、色々とまわる最終日だった。
1カ所目は11時からは小川駅。
今日も天気が良くて日差しは暖かだった。
駅は年末という事もあって、結構人は沢山いた。
「なごり雪」から歌いはじめると、学生さんや買い物の主婦の方が見てくれた。
2カ所目は東秩父村の定峰峠。
ひたすら峠を登っていくと、山頂付近に2件の茶屋があった。
そして、朝からなにも食べていなかったので、そばを食べようと思って茶屋に入った。
山菜そばを注文して食べていると、おばさんが横に座って
「どこから来たの?」なんて気さくに話してくれた。
実はキャンペーンやっているんですよ、は話をすると、その方も音楽が好きらしく、色々と話しをした。
さだまさしさんも好きなようで、僕も夏にお会いしたんです、と話すとびっくりしていた。
「1時からそこの駐車場で歌っていいですか?」というと
「是非やってください」と言って、どこかに電話をしはじめた。
よくよく会話を聞いていると、なんと知り合いを呼んでくれていたのだ。
歌いだすと、遠くから来てくれたファンの方も集まってくれて、たまたまドライブに来ていたカップルとかも聞いてくれた。
しかも、さっきの茶屋のおばさんも、そして隣の茶屋のおばさんもみんな集まった。
言ってみれば、定峰峠の茶屋付近にいる人が大集合してしまったようだった。
歌い終わると、2人ずれの奥さんがきて、CDを買ってくれた。
「テレビで見たことあるような気がする」と言ったので「NHKに出ましたよ」と言うと
「そうそうやっぱりねー、今日たまたま来てよかった」と言ってくれた
誰もいないと思っていた、定峰峠だったが、なんとすごく盛り上がる会場になってしまった。
3カ所目は横瀬駅。
西武線の駅で、このキャンペーンを考案するまえに、「西武鉄道全線キャンペーン」をやる予定だった。その企画の時だとしても、この場所はやったんだなー なんて考えていた。
武甲山に向かって歌うと、心が雄大になった。
今半は「Goodちょっとパラダイス」を足で踊った。
4カ所目は名栗村。
名栗村は中学校の時に林間学校で来た事が会った場所。少年自然の家というのがあって、そこで飯ごう炊飯をやった。懐かしい記憶だ。
当初の予定は正丸駅だったが、到着してからその場所は飯能市だった事を知った。
これでは全市町村の地を踏んだ事にはならないので、正丸峠に場所を移動した。
時間に駅に来てしまう人がいるといけないので時間まで待ってから出発した。
正丸峠を登って、山頂になった時、カーナビの住所が名栗村になった。「ここだ!」
そして車を降りて、山頂で歌った。
明かりもなにもない真っ暗な場所だったので、車のヘッドライトを照らして歌った。
ヘッドライトがこんなに眩しいものだと初めて知った。
話しはまた変わるが、昔16の頃、バイクに乗っていた。そしてよく友達と2人ノリで正丸峠に来た事があった。
グレていたわけではないが、ただ遠くに出かけるのが好きだったので単純にバイクは好きだったのだ。
いつも冬場に来るので毎回寒かった記憶がある。
正丸峠で熱唱した後は、いよいよ!
5カ所目はいよいよ 89カ所目の飯能駅。
早く着いたので、デパートPePeでちょっと買い物をした。
車で待っていると、今日も一緒にまわってくれた方が花束を持ってきてくれた。
なんだか花束をいただくといよいよ最後だなーと実感する。
さて、時間がきて準備をした。
初めはぺぺの入り口近辺で歌っていたが、途中警備員さんが見に来てしまって、なにやら無線で連絡をしていたので、1曲だけ歌って、すぐに移動した。
移動してからもたくさんの人が集まってくれた。
年末ともあって、大きなダンボールを運んでいる男性が、いきなり千円札をもって近づいてきて、ギターケースに入れて「がんばってね!」と言ってくれた。
最後に「さよならも言えなくて」を歌い終えると、また花束をいただいた。
こうしてキャンペーン89カ所目の飯能駅が終わった。
明日はいよいよ文化放送の生出演。そしてあさってはキャンペーンのファイナル大宮駅。あっという間の2004年でした。
さて、2004年の締めくくりです。がんばってファイナルを向かえます!
写真:定峰峠で食べた山菜そば

"