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宇都宮ストリートライブ 小野

ツアーが始まってからの初めての日記の出番になりました。皆さんこんにちはBassの小野です。僕的にストリートライブツアーは初めてなので、少しばかり緊張していましたが、始まってしまえばいつものストリートライブです。なんの緊張もありません。そして今回のストリートライブでは、本格的に行おうと思い、「アコースティック・ベース」と「ベース・アンプ」、電源に「バッテリー」を導入しました。なので通常の「ストリート・ライブ」よりも数段聴きやすい状態だと信じています。「ストリート・ミュージシャン」の中でも、なかなか目立っているし僕自身も自分の音が聞こえるので気分良く演奏しています。本気モードの小野滋久を分かっていただけたでしょうか。まあ、いつでも本気ですが。
突っ込みにくくてすいません。いや、すいますいません。話はかわって本題に入ります。今日は、「宇都宮オリオン通り」です。いつもお世話になっている「カルチェ5新星堂」そばでのストリートライブです。昨日まで絶好調のストリートライブだったので、「今日もやるぞー」と意気込み、7時20分と少し早めのライブ開始でした。が、なぜか人が立ち止まらなく、どんなに歌っていても感触すら感じず、無情にも時間と体力を消費するだけでした。7時20分の時点で「今日もやるぞー」と言う思いは軽く出鼻を折られた気持ちに陥りました。僕の「ベースアンプ」はバッテリーで音を出しているため、電気がなくなれば音は出ません。時間が気になってしまい、時計を見ると午後9時を回っていました。時間が遅くなれば、なるほど、音は出せなくなります。そしてなんといっても、人通りが無くなってしまいます。このままでは、終われません。今は「さくまひでき」はMC中です。僕は、時間を気にして、ベースのチューニングをして、チャーリーもギターをチューニング、それぞれ別のことをしていましたが、ストローの3人はこの時、このままでは、「ダメだ」と、感じたはずです。そして、気を取り直しまた、歌いだします。そしたら見る見るうちに人の輪が出来て、歌っているそばに来て、お金を置いて、CDを勝手に持っていくお客さんが出てきました。そんなお客さんに「さくまひでき」は歌うのを一瞬止めて、「後でサイン入れますから」といって歌を続けます。そんなことをしているうちに、恐らくこの商店街の管理人であろう人が来て、ムシムシして凄く暑いこの商店街の天井を開けてくれました。そしてCDまで買ってくれて、だいたい商店街で歌う事は、ここの住人にすればうるさくて、迷惑極まり無いはずなのに、協力してくれた。「君たちの歌は良いよ。絶対に売れるよ!」とまで言ってくれた。こんなことは初めてでした。僕は嬉しくて少し泣けました・・・。
やっぱりツアーはドラマが生まれます。油断は禁物!明日からも頑張って行きましょう。それではこの辺で、小野でした。


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