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非核平和宣言都市のつどい 吹上公民館 さくま

夏の終わりの4日間連続ライブも今日で最後。
しかも僕の故郷、吹上町の公民館!!
ここではかつて、中学の頃から何度も歌っている場所で、なつかしかった。
今回は吹上教育委員会の方の紹介で出演が決まりました。「非核平和都市宣言のつどい」というイベントで今年で16回目、しかもなんと僕は第3回目の時に出演した事があったのです。その頃はまだ18歳で、もう13年前です。
朝11時にスタジオに集合して、出発11時5分に到着。あっという間でした。
ついて機材をおろしていると、僕に声をかけてくれた人がいた、よく見たら、中学の頃の同級生だった、懐かしくて色々話しをして、そいつも本番は見にくるよ、と言ってくれた。なんとも地元でやる、懐かしい顔に会えていいものだ。
準備をしていると、お客さんがすでに外に並んでいた。
リハーサルを終えて、楽屋で待機。するとなにやら数人で楽屋を訪ねて来た方がいる、誰だろうと思ったら、なんと吹上町長さまだった。町長自ら僕らの方へ挨拶にきてくれたのだ、これには恐縮してしまった。「がんばりますので、宜しくお願いします」と挨拶した。午後2時、ステージでは式典が始まった。そして式典が終わり、ストローの出番だ。
司会がストローを紹介する、「ボーカルのさくまさんは、なんと仙道フライ(家の店)の息子さんです」と言うと、会場はわいた。
そして幕が開き「ここにいるから」を歌った。
沢山の人が見にきてくれていて、嬉しかった。
2曲目は「愛<夢<愛」を歌い、挨拶「仙道の息子です!」と言うとまた会場はわいた。そして「friend」をやって、メンバー紹介。「なごり雪」を歌い、次に大林監督の話をした。そして伊勢正三さんに会って、一緒に歌った話しをして、かぐや姫の曲「あの人の手紙」を歌った。この曲は僕は大好きで、昔からよく聞いていました。「戦争に行った彼を思い続けて、ある日突然帰ってくる彼、しかしすぐに別れを告げる、実は私は知っていた、昨日手紙が着いた、その彼が死んだという、知らせの手紙が・・」という内容だ。今回のタイトルに合うと思って選曲した。最後に「手紙がー!!」と南こうせつさんは、すごく高い声でシャウトする。リハーサルの時はシャウトで歌っていたが、本番は地声で歌ってしまった。あとで小野に「がっかりだったよー」と言われてしまった。最後に照れが出てしまいました。
そして、「13年前に出た時を、再現してみましょう」と言って、その時歌った2曲を披露した。1曲は18歳の時に、その日のために作った歌「誓い」そして藤山一郎さんの「長崎の鐘」を歌った。これも懐かしかった。18歳の自分がここにいるようだった。
そして、ツアーで広島や長崎、鹿児島の知覧飛行場に行った事を話して、話しているうちに胸が熱くなってしまって、これが僕の悪い癖で、ちゃんと話しをしなくちゃいけないのに、なんかうまく言えなくなってしまう。そして、特攻隊の書いた遺書、これを三通用意したので、それをそのまま読んだ。そして、「遠い記憶」。
会場は涙になった。そして「Goodちょっとパラダイス」で盛り上がって、最後に二曲「さよならも言えなくて」「ChangeMyHeart」で無事にステージを終えた。
今回は二時半から始まって、約一時間でと言われていたのに、終わって時計を見たら、四時をまわっていた。すいません・・・。
でも、本当にいいステージになりました。やっぱり地元はいいなと思いました。
この秋もツアーがあります。また広島に行きます。そして、この平和という二文字が、耐える事のないように、僕らも祈ってきます。きっと僕らのやっている音楽は、平和の中でしか存在出来ないと思います。平和を願って、そして平和であるのは、一人一人の気持ちしだいだと思います。一人一人がやさしい気持ちになれれば、傷つけ合うことはないのでしょう。そんな優しさをテーマに、これからも歌い続けていこう!
心が入れ替わった、そんな一日でした。 

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