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13.9.16 クレアこうのす大ホール 第二部 (埼玉県)



第一部が終わると、舞台には2部のメンバーがやってきます。
ここからはバンドスタイルです。



僕も着替えて、すぐに2部で使うものを準備して、ギターのチューニングもして、
いよいよです。




今回は客席からメンバーが登場するという演出を考えていたので、メンバーはステージから客席の後ろへ行く通路から出て行きました。
僕も客席登場なので、準備です。

SEが流れはじめて、また緊張感が走ります。

メンバーが後ろから階段を下りてきて、ステージへ
SEが大きくなっていき、ピタッと止まると
吉田君のエレキギターで「ゴール」のイントロ。
ここで僕が客席に素早く登場。

最初の歌い出しの位置がずれると、照明が僕じゃない所に当たってしまって大失敗になるという緊張の瞬間です。
予定通りの位置に間に合って「あきらめないで」と歌う出す事が出来ました。

会場も手拍子です。
途中からステージへ戻って2曲目は「YUMEしかなかった」。
さらに、「窓辺の少女」と続きます。



最近テレ玉さんでながれている山福不動産様のCMソング「ベストパートナー」も歌いました。
この時にタンブリンを振っていたのですが、これは前日に思いついて、急遽用意したタンブリンなので、鳴る所が鉄ではなく、プラスチックなのです。
でもそれが余計にライトな音になって、曲にはぴったり優しい感じになりました。

さらに僕のガットギターのイントロからデビュー曲です。
ガットのオブリガートを弾きながら歌うのですが、なかなか練習が必要でしたが
本番は気持ちを込めて演奏も歌も出来ました。
ちょっと油断すると、歌がお休みしてしまったり、ギターがお休みしてしまったりしますからね~



本日発売のシングル「木蘭の涙」
ある意味、自分の曲以外では一番か2番に多く歌ってきた歌ですので
ちなみに競り合いのは「なごり雪」ですね
なので、歌いこんでいる歌なので、あとはそれを今日はどう表現するかです。
途中のサックスのソロからサビへ行く所は本当に歌っていてもグッとくる場所ですね



中半はコント・・・・いや
今村良樹さんのコーナーです。
最初から爆笑させてくださった今村さんですが、今日もたっぷりとしゃべってくださいました。
途中で、お客さまからまきが出たり、メンバーからまきが出たり
それでもしゃべりまくっていただいて、本当にテレビのお茶の間のバラエティーを見ているようでした。
でも、歌は本気です。
初恋の絵日記のぼくがアレンジしたバージョンを格好よく歌ってくださいました。
この時は僕もエレキギター少年・・・・?中年かな(笑)
弾きまくってしまいました。





さらに今村さんと僕の共作の「向日葵」を披露しました。

それが終わって、今村さんコーナーは終わりなのですが、まだしゃべろうとして、またまた会場は大爆笑でした。

そして、アカペラコーナー。
以前、大宮ソニックシティでコンサートをやっていた頃は、毎回のようにやっていたのですが、最近ではやらなくなってしまっていたので、復活です。



メンバーも楽器だけではなく、歌も歌えるという所の見せ場です。
いきなり僕が入りそびれるというミスはありましたが、キレイ
きまった「ひとり<ふたり」でした。
続いてしっとりと「見上げてごらん夜の星を」
ステージには照明さんの星が出てなんともロマンチックな雰囲気でした。

ここでスペシャルゲストの平山八重さんの登場。
語りべ、という、語りだけで一つの物語を表現して行くというプロの方です。
着物すがたで3.11の東日本大震災のノンフィクションの語りをしてくださいました。
驚いたのは、実は僕も台本はいただいていたのですが、前半になんと本人が考えてた枕をつけていてくださったのです。
それもすごくよくて、胸が熱くなりました。



舞台の後ろには星の絵、これは僕が書いたものです。

語りべの語りが終わると、僕の手元から発するアコースティックギターの音色で「命~2011からのメッセージ」です。
歌って行くと、星だった絵が、だんだんと夜が明けて行く、そして2番からはそこに小さく書いてあった芽がクローズアップされて、その芽が双葉になり、最後は花が付く。
この絵のアイディアを考えた時は、いくつもの案が浮かんだのですが、どれもうまくいかなくて、最終的にこの芽という内容になりました。
でも、最後にしっかりとメッセージと込めたいと思って、大地に花が咲いたいたのですが、その大地、ピンク色だったのです。
最後絵がひくと、実は花が咲いている場所は、ハートなのです。
夜から朝陽になり、そして芽が花をさかせ、まわりにも沢山の花が咲く、
なにもなかったハートでも、そこにちゃんと花が咲くのだというメッセージを届けたかったのです。




割れんばかりの拍手をいただき、本当に感激でした。

後半はゆるキャラが次から次へ登場です。
まずは良い歯のキャラクター「ヨッシー」と妹の「ハッピー」が登場。
5月に深谷の小学校で行われた、歯みがき集会の時以来、ヨッシーに会う事が出来ました。
今日も笑顔のヨッシーです、いつ会っても笑顔なんですけどね(笑)
ニコニコヨッシーの時は会場も総立ちで、白いハンドタオルをふってみんなで盛り上がりました。
ヨッシーもジャンプしたりして、最高にかわいかったです、
最後はバスタオルに挑戦したのですが、これはきつかった~




ヨッシーの歌が終わると、今年も登場、パイプル君です。
今回は歌の中の踊りもアロハダンサーズと一緒に踊りました。
パイプル君も大きな体で、機敏なダンスをしてくれてかわいかったです。



そしてGoodチョットパラダイスではなんと、ムジナもん、いがまんちゃんまで登場。
沢山の人に、いや、沢山のキャラに支えられている自分に嬉しくなりました。

しかもGoodちょっとの途中で、まさかのハッピー、ヨッシー、パイプル君も乱入。
メンバーも前に来てノリノリ
すっごく賑やかなステージになりました。



お客様もすごく盛り上がってくだって、本当に嬉しかったです。
こっちから見えるみなさんの笑顔が本当に最高のご褒美です。

そして、最後は本日初披露の新曲です。
色々なテーマで歌を作ってきましたが、今一度切ないラブソングを作ってみようと思いまして、今年の2月くらいから暖め続けてきた歌です。
新たなさくまひできの可能性のある楽曲にしたくて、ラップも取り入れてみました。
初披露なので、自分でも本当に緊張でしたが
なにしろ今までにない魅力ある楽曲が誕生したと自分では思っているので
歌っていてもすごく集中できました。

こうしてコンサートが終わりました。

そしてアンコール。
「どこで暮らしていても」はアンコールにぴったりの歌ですね
動と静を繰り替えるコンサートですから、そんな中で
落ち着いた感じの楽曲はこれ一曲ですからね。
歌っていても、ふとふるさとを思い出すような瞬間でした。

最後は再び横田さんに登場していただき、「愛色の虹」を歌いました。




MCでも話たのですが、今日は一曲目に「雨よふれ、雨よふれ」ではじまって
途中も雨が幾度も歌詞の中に入っている楽曲があって、
こんな嵐の中だったのいうのに、本当になんて事でしょう。
でも、最後はそんな雨でも必ず上がる、どんな嵐でも必ず去って行く。
涙がいくらあふれても、きっと笑顔になれる、どんな辛い事があっても、きっと幸せな時がやってくる、そしてそこには必ずキレイな虹がかかる、そう思っています。

そんな想いを込めて最後は「愛色の虹」
横田さんも入り、ステージには7人がそろって、虹が出るという演出でした。

これはこの時に考えた選曲ではないのですが、
まさに今日2013年9月16日は、今日のコンサートのすべてを知り尽くしていたかのような、大自然の演出だったように思います。

僕の今までの活動とも重なってきます。
何度もやめようと思っても、またスタートして、またくじけてまたスタートして。
その繰り返しの中で、ふとした瞬間に虹のようなキレイな瞬間がくる。
やってきてよかった、そう思える瞬間がくる。でもまたすぐに虹は消えてしまうのですが、また必ずその瞬間はくる。
それはきっと、お客様の笑顔だったり、拍手だったり、言葉だったり
それが心の中にいつでも虹を咲かせてくれているように思います。

最後は今日出演した方、すべて登場してのカーテンコールです。
大ホールのステージは幅もすごく広いのに、そのぎりぎりまでいっぱいになる、
それを見た時に、僕は本当に沢山の方に支えられていると実感しました。
そして、目の前には今日、一緒に過ごしてくださったお客様、そしてきっとこれなかった方の思いもそこにあって、本当に幸せいっぱいのエンディングでした。



あの日、父が言った一言「おまえも大ホールはれるようにならなくっちゃ」
これが今4年も連続で叶えられているのです。
そして、これからももっともっと素晴らしい感動と素晴らしい歌を届けて行けるように
新たな出発です。

これからもがんばって行きますよ~

ステージが終わると、すぐに撤収です。

Tシャツに着替えて、重たいアンプを積み込みます
「よいしょ」と声を出して。
汗だくになって、でもこのコンサートが終わった後の片づけもまた
楽しいものですね~

メンバーも手伝ってくれて、搬入口から外へ出ると
「おお、寒いくらいだね~」と誰かが言った。
空の満点の星です。
そして、風はすっかり秋の風。

「祭りの後の淋しさだね」、と小野がつぶやくと僕は
「またやろうよ、祭り、やろう!」そう言って
みんなで笑った、2013年9月16日の夜でした。




(片付け)


(メンバーも手伝ってくれました)


(通路のいがまんちゃん)






(MEGEのみなさんと)


(アロハガスのダンサーとパイプル君と)





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