2010年11月20日の三重県松阪マームさんからはじまった全国47都道府県キャンペーン「ブルーな気持ちをオレンジに」もいよいよ46カ所目です。 震災もあって、原発の問題もあって、なかなか福島の予定だけは決まらなかったのですが、やって歌える日がやってきました。 東北道からいつも観覧車が見えて、そこがフェスタさんだという事は知っていたのですが、いつか歌える日が来たらいいなって思っていた、念願の場所です。 途中のサービスエリア、安積(あさか)でさっくまTVを撮っていたら、知っている方に会ってしまいました。 ふるさとが南相馬の方なのですが、今日はフェスタにライブを見に来てくださるという事で嬉しかったです。 フェスタに到着すると大雨です。 担当の方が雨の中、迎えに来てくださり、搬入口へ。 そして機材のセット。 47都道府県全部こうやって台車で機材を運んで来たんだよな~って思わず涙が出そうになりました。 ゲームセンターに挟まれたステージで、階段からお客様が見ていただく形になっているのです。 ものすごい巨大な会場です。 機材をセットして、音を出すと、担当の方が「もっと大きくして大丈夫ですよ」というのですが、どんどん音をあげて、ステージではハウリングしまくるくらいのの大音量。 大音量好きの僕としては気持ちいいのですが、ハウリをなんとかしなくては・・・ スピーカーをしたに置いて、階段にあおるように置いてみました。 これならいけそうです。 (リハーサル) 全国キャンペーンできっと最大の音量を出せたのがここ、郡山フェスタさんですね。 ありがとうございます。 13時から一回目のステージです。 最初はまばらだったお客様もだんだんと集まってくださり、後半は沢山の方が見てくださいました。 最後は「命~2011からのメッセージ」 この歌を福島県で歌うのもすごく意味があるように感じました。 終わった後、楽屋に10本くらいペットボトルの飲み物を持ってフェスタの方が来てくださいました。 「こんなに飲めないですよ~(笑)」って冗談言ってしまいましたが こんなにご丁寧にしていただいて、本当にありがたいです。 2回目のステージも盛り上がりました。 アンコールまでいただいて、最後は階段を上りながら歌っていました。 コンサート会場で歌っているようですごかったです。 47カ所目は埼玉県、クレアこうのすですので、音響も照明も最高の方がやってくださいます。 そう考えると、自分で機材を組んで歌うのはこのキャンペーンでは最後でしたが スピーカースタンドのケースがついに破けてしまいました。 きっと最後まではがんばろうって機材達もケース達も、車くんもがんばってくれたように思えて涙が出てきました。 最後の機材を積み終えて、担当の方の笑顔に見送られてフェスタを後にしました。 「私自身が楽しんでしまいました」と最後に担当の方も言ってくださったり 「命って歌、すごく感動したよ、がんばろうって思えたよ」と声をかけてくださった、原発のある大熊町から避難してきている方。 こんな僕の歌が、誰かの心に届いていると思うと本当に嬉しい事です。 そしてやってきてよかったって本当に思います。 何度も限界を感じてきたこのキャンペーンですが いよいよあとは47カ所目の埼玉県です。 日本全国走り続けたステップワゴンくんが、福島を出て、いよいよ 最後の会場、埼玉へ向かって走りだした時 雨上がりのオレンジ色の空が、すべての想い出を照らすかのように 輝いていました。 (CDは買えないけど・・・という女の子にサインをプレゼントしました) (汗だくです)